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テント泊LOVERのためのクッカーガイド

なにを担ぎ上げ、どう作り、どんな山ごはんを食べるか……自炊はテント泊登山から切っても切り離せない。今回は東京・神保町の有名アウトドアショップ「さかいやスポーツ エコープラザ」にて山の調理ギアの選び方から最新トレンド、オススメモデルなどまで一挙取材をしてまいりました!

文◉福滝智子 Text by Tomoko Fukutaki
写真◉廣瀬友春 Photo by Tomoharu Hirose
出典◉PEAKS 2020年8月号 No.129

クッカー(cooker)

山での調理に欠かせないクッカーは単純な道具に見えて、形状や素材、その加工など、購入時に見極める要素が意外と多い。旅のスタイルやパーティの人数に合わせてさまざまな調理に対応できるようにするのが理想だ。

ポイント1: 形状をどう選ぶか

クッカーといっても多種多様。市販の袋麺がそのまま入る角形タイプや、湯沸かし専用のケトルもある。

英語のCOOKERとは鍋やかまどといった「炊事道具」を指す。ショップの売り場には容量や素材の違う、さまざまな形状のクッカーがある。

「持ち運び重視か調理重視かでセレクトの目線は変わります。コンパクトに荷物をまとめたい人には小型バーナーや250サイズのOD缶までもいっしょに収納できる縦長のクッカーが人気ですが、かき混ぜるといった作業がしにくいため調理に適しているかといえば悩みどころ。逆にフライパンや大きな鍋のように口が広いものが調理しやすい一方、この手のタイプはバックパックの中ではスペースを取ってしまう。回を重ねるうち、行き先やメンバーに合わせて対応できるよう、いろんなタイプを揃えたくなるはずです」

ポイント2:素材の特長を知ろう!

「登山用クッカーの素材はチタンとアルミが主流。軽く高強度のチタンは薄く加工できるため荷物の軽量化にひと役買いますが、熱伝導率がいまひとつで火の当たる部分が局所的に焦げやすい。柔らかいアルミは製品に厚みをもたせる必要があり重くなりがちですが、熱の広がりが均一で炒め物などの調理向き。迷いどころですね」

主流ではないが、丈夫で壊れにくくサビにも強いステンレス鍋も需要がある。

ステンレス

1~2名に適した手ごろなサイズ感。高品質ステンレスを採用し、道具がサビやすいシーカヤックキャンプなどとの併用にも◎
シートゥサミット/シグマポット1.2L

容量:1.2ℓ
収納サイズ:φ14.4×H9.6cm
重量:250g
問:ロストアロー

チタン

110gのOD缶と小型バーナーが収納できるチタン製ソロクッカーの定番。フタのツマミは熱しても素手で持てるシリコン製。
スノーピーク/ソロセット チタン

容量:0.88ℓ+0.54ℓ
収納サイズ:φ11.0×H13.3cm
重量:181g
問:スノーピーク

アルミ

キズ付きやすいアルミの表面を加工し、耐久性を高めたモデル。湯切りの際に持ちやすいようストレーナー付きのフタが便利!
GSI/ハルライトポット2L

容量:2.2ℓ
収納サイズ:φ20.6×H10.2cm
重量:510g
問:エイアンドエフ

ポイント3:収納状態にも着目

バックパック内の隙間を少しでも減らすため、上級者はクッカーの「スタッキング」にこだわる。買い足す場合は自前クッカーを店舗に持参しチェックすると間違いがない。あらかじめセット化された製品なら大小のクッカーやフライパンも無駄なく収納できる。

これもチェック!

各種クッカーの湯切り。パスタを茹でたり野菜を水洗いするときに役立つ。
収納状態や握りやすさ、取り外すタイプなど、使う人によって好みが別れるハンドル。

教えてくれた方

さかいやスポーツ エコープラザ/田中大亮さん

東京・神保町に6店舗を構える同社のなかで、アウトドア用品の最新トレンドを発信する「エコープラザ」勤務の “食いしん坊担当”。

出典

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PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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