食欲と紅葉が誘う秋の穂高岳・ルートガイド
PEAKS 編集部
- 2021年10月01日
鮮やかに色づいた9月末の涸沢を訪れた紀行文のルートを紹介する。涸沢をベースにすれば、ゆとりをもって奥穂高を狙うことができる。紅葉を存分に味わうなら、歩行時間は最短で設定するのが吉!
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文◉山畑理絵 Text by Rie Yamahata
写真◉茂田羽生 Photo by Hao Moda
取材期間◉2017年9月26日~28日
出典◉PEAKS 2018年10月号 No.107
色付きもテント張り数も日本随一! 紅葉を堪能する涸沢ベース泊ルート
- 1日目:上高地~涸沢
- 2日目:涸沢~奥穂高岳~涸沢
- 3日目:涸沢~上高地
マップ
①上高地バスターミナルの目の前に登山届ポストあり。登山者たるもの忘れずに提出すべし。
②小梨平キャンプ場のなかの穂高絶景ポイント。場内の梓川沿いをチェックしてみて。
③徳澤園のみちくさ食堂では、名物のソフトクリームや軽食をいただける。長居は最終日に。
④横尾までは約3時間。この先から徐々に険しくなる。ここで大休憩を入れておきたい。
⑤目前に鎮座しているのは北穂高岳。本谷橋を越えると急坂になる。右岸が広く休憩適地。
⑥Sガレに差し掛かると視界が開け、谷に突入していく。涸沢まではもうひと踏ん張り。
⑦涸沢直下。石畳が現れ、このあたりから紅葉が賑やかになってくる。サルに遭遇したのがここ。
⑧岩尾根を登るザイテングラート直下。落石事故防止のため早めにヘルメットを着用しよう。
⑨穂高岳山荘すぐ上のハシゴとクサリ場はとにかく高度感がある。慎重に臨みたい。
⑩奥穂高岳の山頂にて。槍の穂先がひょっこり顔を出しているが、この先は難所の連続だ。
アクセス
上高地は年間を通じてマイカー規制があり、シャトルバスかタクシーに乗り換えて入山する。駐車場は、長野側から入るさわんどと、岐阜側からアクセスする平湯がある。各駐車場から上高地までの所要時間はおよそ30分。季節によって運行本数、時間が異なるため、必ず事前確認を。
アドバイス
上高地から涸沢までは意外と距離が長く、出発が遅いと到着が日没直前!? なんてことにもなりかねない。計画は十分ゆとりをもって。涸沢から奥穂高間は樹林帯がなく、雨風をしのげるところは穂高岳山荘しかない。天候を見極め、ときには涸沢で引き返すことも視野に入れておこう。
※2021年9月末より、北アルプスエリアは震度4以下の地震が続いています。お出かけの際は最新情報を得るようにしてください。
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文◉山畑理絵 Text by Rie Yamahata
写真◉茂田羽生 Photo by Hao Moda
取材期間:2017年9月26日~28日
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。