【最新】29リットル以下の小型バックパック10選!|超厳選!マウンテンギア大辞典2022
PEAKS 編集部
- 2022年04月13日
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山中で必要な装備をすべて詰め込むバックパックは、もっとも重要な装備のひとつだ。運ぶものの量に合わせて大きさを選び、用途に合わせて必要な機能を見定めたい。今回の企画では便宜的に「大型(50L~)」「中型(30~49L)」「小型(29L以下)」と分類。ここでは小型タイプのバックパックを紹介する。
比較的軽い荷物を入れる29L以下の小型モデルは華奢な構造だが、ポケットの数が豊富だったり、荷室へのアクセス方法に特徴があったりと、ディテールに工夫が見られるものが多い。
▼大型、中型はこちらをご覧ください
1. ザ・ノース・フェイス/ウラノス25
¥22,000
容量:26L
重量:970g
サイズ:ワンサイズ
問:ゴールドウインカスタマーサービス
ポケットの位置や形状も考えられ、モノが取り出しやすい。
軽量なアルミ製のフレームが背面に使われ、荷物が重くても形状が損なわれず、きちんと背負える。体側に向かって低くなるサイドポケットやすぐに手が伸ばせる胸元のポケットなどの使い勝手もよく、荷物を降ろさなくても必要なものがすぐに取り出せるのがいい。背面の通気性もすばらしく、蒸し暑い時期にはとくに活躍しそうだ。
2. ブラックダイヤモンド/ブリッツ20
¥11,000
容量:20L
重量:390g
サイズ:ワンサイズ
問:ロストアロー
丈夫な素材とシンプルなデザインで難所が続く岩場にも向く。
まるで板のような質感の生地は、岩に触れてもほとんど傷まないほど強靭。撥水性も高く、生地を通して浸水する心配はない。ポケットはリッド部分にひとつと、内部にジッパー付きがひとつ。シンプルに徹し、軽量化に特化している。
3. オルトボックス/トラッドゼロ18
¥10,450
容量:18L
重量:370g
サイズ:ワンサイズ
問:マジックマウンテン
上部が巾着式という体の邪魔にならない細長い筒形。
荷室は円筒状になっており、荷室への入り口をコードで絞めてからリッドで抑え込むシステム。荷物を抜けばハーネス類も含めて平たくなり、収納性に優れる。登山だけに限らず、旅行中のサブバッグに活用してもよさそうだ。
4. マックパック/アンプウルトラ10
¥19,800
容量:10L
重量:350g
サイズ:S、M、L
問:ゴールドウインカスタマーサービス
胸元のデイジーチェーンとコードでウエアを着るような背負い心地。
できるだけ荷物を降ろさず行動できるように、体の正面のポケットが充実。やわらかな背面パッドやハーネス類に加え、ストレッチ性のコードで体にフィットさせられるため、バックパックと体が一体になった感覚で使用できる。
5. モンベル/ストームパック20
¥12,650
容量:20L
重量:470g
サイズ:ワンサイズ
問:モンベル
防水性に優れた無駄のない構造と素材。
防水処理をした生地を可能な限り大きく使い、縫い目も減少。さらに荷室のアクセスは生地を巻いて留めるロールアップ式にするなど、どこまでも防水性を追求している。トップリッドがポーチになる工夫もおもしろい。
6. オスプレー/スポーツライト25
¥13,200
容量:25L
重量:750g(S/M)
サイズ:S/M、M/L
問:ロストアロー
使いやすいポケットで日常生活にも便利。
上部にはU字ジッパーが3本付けられ、フロントにも伸縮性のポケット。これらはすべて上から荷物にアクセスできる位置で、荷物の出し入れは非常にスムーズだ。ハーネスのパッドは肉抜きされ、軽量で通気性もよい。
7. グレゴリー/アルピニストLT28
¥24,200
容量:28L
重量:990g
サイズ:ワンサイズ
問:グレゴリー/サムソナイトジャパン
シンプルな1本締めタイプのトップリッド。
内部で荷重を支える樹脂製のパネルやウエストベルト、トップリッドは取り外しでき、さらなる軽量化も行なえる。背面のパネルは雪が付着しない平面的なタイプで、夏山だけではなく、雪山でも使いやすい。
8. アークテリクス/アルファ SL 23バックパック
¥25,300
容量:23L
重量:590g
サイズ:ワンサイズ
問:アークテリクス
無駄をそぎ落として必要な機能に特化。軽量性も重視。
サイドやフロントにポケットを付けず、バンジーコードのみのミニマムさ。液晶ポリマーを使った素材はパリっとした質感で、軽量でいて耐久性が高い。内部に収められたパッドを引き抜いて収納できるパッカブル仕様だ。
9. パーゴワークス/バディ16
¥13,200
容量:16L
重量:450g
サイズ:ワンサイズ
問:パーゴワークス
シックなカラーリングもいい人気のバディシリーズの小型版。
上部はジッパーで閉じてからコードを引き、トップのストラップとともに荷物を圧縮。ショルダーハーネスのストレッチ性ポケットに加え、背面上部の目立たない部分にも大きなポケットがあり、見た目以上の収納性だ。
10. サロモン/XA 15
¥18,700
容量:15L
重量:347g
サイズ:S/M、M/L
問:サロモン
すばやい行動をしても内部の荷物はつねに安定。
最下部からサイドへジグザグに延びたコードは、最終的にフロント上部のポケットの裏へ。コードを引き絞ればバックパック全体がコンプレッションされ、収納した荷物は揺れ動かない。いかにもトレラン的なモデルだ。
バックパックを選ぶコツ
バックパックの大きさは“容量”で表す。その容量は5L程度の超小型から100L以上の超大型まで、さまざまだが、目安としては、大型はテント泊、中型は小屋泊や荷物が多くなる日帰りの冬山、小型は無雪期の日帰り登山、などと考えてほしい。もちろん、実際にどれくらいの容量が必要なのかは、使う人の用途、経験などで異なってくる。
コンプレッションストラップやコードを引くと形状を圧縮できるバックパックは、ある程度であれば“大は小を兼ねる”。自分に必要な大きさが判断できない場合は、容量が少し大きめのものを選ぶと失敗が少ないだろう。
※この記事はPEAKS[2022年4月号 No.149]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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