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縦走登山でも使い続けられる! 文字盤が大きくなった「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」を、早速テストしてみた

ガーミンのGPSスマートウォッチ「Instinct」シリーズ第2世代の最新モデル「Instinct 2X」が、2023年5月12日より発売となる。これまでのInstinctシリーズのモデルと比べて、文字盤がひとまわり大きくなり、さらにアウトドアで使える機能も充実。

そこで雑誌やWEBマガジンでアウトドアの道具を多くレビューするライター・ポンチョが、ミリタリー機能を備え、ウエアとの相性がよさそうなブラックカラーの「Dual Power Tactical Edition」を登山シーンでテスト。その使用感を報告しよう!

文◉ポンチョ 写真◉後藤武久

Instinct シリーズは、他のスマートウォッチよりハードに使える!

まずは新モデルのレビューの前に、Instinctの基本機能を解説したい。

おもなものは、以下の3つだ。

1)GPSをはじめ複数の衛星情報により、現在地を正確に把握。あらかじめコースをインポートすれば、コースアウトをアラームとバイブでお知らせ。

2)内蔵されている光学式心拍計はペース管理に役立ち、ストレスレベルを計測したり、睡眠の質も確認可能。

3)スマホとペアリングして、メールやLINEなどのメッセージを手元で確認。

日常はもちろん、スポーツやアウトドアアクティビティを楽しむ際に使える機能を搭載。動きながらでも手元で瞬時に知りたい情報を把握でき、スマホのように取り出す面倒がなく、便利なガジェットなのだ。

でも、似たような機能を装備したGPSスマートウォッチは、他にもある。

ではガーミンのInstinctならではの特長はというと、タフネスさが挙げられる。

アメリカ国防総省が定めるMIL 規格[MIL-STD-810]準拠の「衝撃落下」「高温/冷凍」「防水」「腐食」などのテストをすべてクリア。またケースは繊維強化ポリマー製、ディスプレイには耐スクラッチ性に優れた化学強化ガラスを採用。

ハードなアウトドアアクティビティでGPSスマートウォッチを活用する際の安心感は、Instinctが最上級といえる。

最新「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」と既存モデルの違いはなに?

「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」は、既存のInstinctから、どのようにアップグレードされたのか?

そのポイントは、4つだ。

1)「Instinct2」よりもディスプレイが約20%サイズアップ。ケースの径は45mmから50mmに。

2)ロングバッテリーが自慢の「Instinct 2 Dual Power」よりもさらに電池寿命が長くなった。GPS+光学心拍計モードで最長48時間から、なんと145時間に!
*ソーラー充電:50,000ルクスの条件下での使用を想定

3)ケースの12時方向にフラッシュライトを搭載。

4)Instinctシリーズでは初めてとなるGarmin史上最高のGPS精度「マルチバンドGNSS」対応。

では、これらのアップグレードは、アウトドアアクティビティで、どう役立つのか? 今回は、Instinctシリーズでもっともユーザーが多い、登山での使い勝手を知るために、実際に山で使ってみたレビューをしよう!

「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」の詳細はこちら

POINT1 サイズアップで、見やすさ、使いやすさ、高級感がアップ!

Instinctシリーズは、今回の「Instinct 2X」の登場によって、大きさによって3つのモデルに分けられることになった。

「Instinct 2」やソーラー充電可能な「Instinct 2 Dual Power」(上の写真左)のケース径は45mm、重量52g。多くの男性はもちろん女性の腕にも似合うアウトドアテイストが評判だ。

「Instinct 2S」「Instinct 2S Dual Power」(写真右)は、ケース径40mm、重量42g。コンパクトなので腕の細い女性、男性でも普段使いで時計の主張を抑えたい人が愛用している。

新発売の「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」(写真中央)は、ケース径50mm、重量67g。アウトドアウォッチらしさがアップ。操作ボタンもこれまで以上に大きくなっているので、グローブをしたままでの操作性が向上している。

「Instinct 2 Dual Power」(写真左)と「Instinct2 X Dual Power Tactical Edition」(写真右)を同じ腕に装着、大きさを比較してみた。無骨さがアップしているのがわかるだろう。

ディスプレイを約20%サイズアップしたことで、時刻以外の情報量が増え、細かな文字表示が大きくなって視認性もよくなっている。

若者には関係ないが、最近老眼で……という人にとっては、高コントラストなディスプレイ、さらに輝度を変更する機能も搭載されていることも手伝い、かなり見やすい。

重量は15g増えたが、気になるほどの重量感はない。それよりもデザインとともに、高級感が増した印象のほうが強い!

「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」の詳細はこちら

POINT2 縦走登山や100マイルレースで使える電池寿命をついに実現!

ケースが大きくなったということは、搭載する電池も大きくできるということ。

既存のロングバッテリーが自慢のソーラー充電可能な「Instinct 2 Dual Power」の電池寿命は、GPS+光学心拍計モードで最長48時間。つまり2日。

対して「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」もソーラー充電可能で、同モードで最長145時間。6日は動く計算だ。

実際の登山では、夜間は山小屋やテント泊でGPS機能を中断するので、さらに長く使えることになる。だから4~5日くらいの縦走登山では、途中、モバイルバッテリーで充電しなくても使い続けることができる。

ちなみに筆者はトレイルラインニングも趣味としている。長距離の100マイルレースなどは制限時間が30~50時間程度になるが、レースで使うとなると休みなくGPS機能を作動し続けるため、「Instinct 2 Dual Power」では途中でバッテリー切れの心配があった。

しかし「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」なら、制限時間ギリギリでゴールするような場合でも、問題なく動き続けてくれるだろう。

「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」の詳細はこちら

POINT3 腕時計にフラッシュライトが備わると、こんなに便利だったのか!

Instinctシリーズが、アウトドアアクティビティで使用する機能に注力していることは、そのタフネスさが示している。そして「Instinct 2X」で初めて搭載されたフラッシュライト機能は、アウトドアでの使い勝手をこれまで以上にアップさせるものになりそうだ。

本体左上のコントロールボタンを長押しすると表示される機能から、「トーチ」を選択しオンにすると白色光と緑色(Tactical Editionではない通常の「2X」では赤色)のライトを選択でき、12時方向からライトが点灯する。白色光は4段階の明るさの選択も可能。

この緑色のライトは、暗視ゴーグルを通しても見られる光でTactical Editionならではの機能。裸眼で見ても眩しさを低いので、山小屋で他の宿泊者に迷惑をかけずにトイレ等の移動時に使えそうだ。通常の「2X」の赤色であれば眩しさはさらに低いので、山小屋泊の登山で使うなら「2X」の方が向いている。

どちらのモデルでも、「あれ、ライトどこ行った?」と探す必要がなく、手元ですぐに最低限の光を得られるのだから、便利なことこの上ない。サブライトとしても使えるので、装備の軽量化にも役立つ!

「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」の詳細はこちら

POINT4 より正確な位置情報を教えてくれる!

Instinctシリーズは、いずれもマルチバンドGNSS対応で、GPS、GLONASS、Galileo、みちびきの信号を受信。正確な位置情報を得られた。

その位置情報をこれまで以上に正確に得られるのが「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」だ。従来からのGPS「L1」という信号に加えて、「L5」信号も受信できるようになり、森のなかなどGPSを補足しにくい場所でも位置情報の精度が上がったのだ。

ナビゲーション機能やトラッキング機能の精度向上はもちろん、表示される高度を参考に登山する場合、その誤差が小さくなるので、分岐や目的地のポイントまでの「あともう少し」という予想が、より確実になるのもありがたい。

詳細は、下記のガーミンジャパンのYouTube動画「【チュートリアル】GNSSとマルチバンドの意味」を閲覧してみてほしい!

「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」の詳細はこちら

「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」は、アウトドア好きなすべての人のマストギア!

筆者は、これまでInstinctシリーズをすべて実際に使用、レビューをしてきた。その度に感じてきたのは、多くの機能はアウトドアで使うのに間違いなく便利なものなのだけれども、バッテリーの稼働時間がGPS機能を使って3日くらいまで延びてくれないだろうか……とその点だけが不満だった。

しかし今回ついに、3日以上の6日を実現。お伝えしなかったが、トラッキングの記録間隔が長く光学式心拍計を使用しない、「バッテリー最長GPSモード」であれば、無制限に使用可能だ。

自分がどこにいて、どの方向に向かっているのか?

アウトドアで絶対に必要なその情報を、正確に長時間得られ、記録に残せる「Instinct 2X Dual Power Tactical Edition」は、登山に限らずすべてのアウトドアクティビティで有効なギアだと、断言したい!

今回使用したInstinct 2X Dual Power Tactical Editionはこちら

Garmin Instinct 2X Dual Power Tactical Edition
(ガーミン・インスティンクト 2エックス デュアルパワー タクティカル エディション)

  • 75,900円(税込)
  • 本体サイズ:50.0 x 50.0 x 14.7(通常の2Xは14.5mm)
  • 重量:67g
  • ケース素材:繊維強化ポリマー
  • ガラス素材:コーニング社製 Gorilla Glass DX
  • ベルト:シリコン、QuickFitバンド(26mm、別売り)にも交換対応

Instinct 2X Dual Power Tactical Editionをチェック

Instinct 2のその他おすすめ記事はこちらから。

アウトドア×カジュアルに映えるガーミン「Instinct 2」。進化した趣味のためのGPSウォッチ

Garmin「Instinct 2」は“タフネススマート”な本格派GPSウォッチ。超ロングバッテリー、Suica決済機能などを備え、キャンプ、登山、ランニング、釣り、ファッションにもおすすめ。その注目のハイスペックを紹介する。

問い合わせ:ガーミンジャパン

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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