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【いつか泊まりたい山小屋#7 奥秩父・金峰山小屋】森・岩・展望のある山歩きの拠点

「あの山小屋に泊まってみたい」。そんな憧れが、山へ向かうきっかけになることもあるはず。本連載では、立地や食事、山小屋の主人やスタッフの人柄など、その山小屋ならではの魅力にスポットを当てながら、ランドネ編集部おすすめの山小屋をご紹介。7軒目は、奥秩父の名峰・金峰山の山頂付近に建つ、金峰山小屋をピックアップ。

いつか泊まりたい山小屋
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八ヶ岳が目の前に広がるロケーション

▲森に溶け込む、エメラルドグリーンの外観が目印。年末年始や1~2月も営業する山小屋なので、暖を取るための薪が建物のまわりにたっぷりと積まれている。

長野県と山梨県にまたがる奥秩父の日本百名山、金峰山。金峰山小屋は、この金峰山の山頂のすぐ下にあり、長野県側の廻り目平キャンプ場や県境に位置する大弛峠からは片道約3時間、山梨県側の瑞牆山荘からは片道約4時間でたどり着くことが可能だ。

この山小屋の魅力のひとつは、森に囲まれ、周囲に自然が作り出した石のオブジェが点在し、八ヶ岳の展望を楽しめるというロケーションに恵まれていること。日が暮れたら満天の星空、日が昇ったら朝日に照らされる山々の絶景に出合うことができる。

▲山小屋のすぐ脇には、ベンチのある広場がある。旅の途中、山小屋の軽食を食べながらここで休憩を取っている登山者も多い。
▲金峰山小屋は、標高2,599mある金峰山山頂から長野県側に20分ほど下った森のなか。山小屋からは、瑞牆山と、その奥に八ヶ岳を一望できる。

ボリューミーでおいしい手料理が人気の秘訣

▲オーナーの吉木真一さん。自らが厨房に立ち、慣れた手つきで料理を作ってくれる。

ランプやこたつがあり、アットホームな雰囲気で人気の高い金峰山小屋だが、とくにリピーターを魅了し続けているのが、オーナーが手掛ける手料理だ。夕食には、チキンソテーをメインディッシュとしたボリューム満点なワンプレートごはんが、朝食には、寝起きの胃にやさしいおかゆが提供されている。山の上にいることを忘れてしまうほど、贅沢であたたかみにあふれる料理は、一泊するならぜひとも味わってほしい。

コーヒーや紅茶などのフリードリンクが用意されていることも、利用者にとってありがたいおもてなしのひとつ。カップは有料なので、マイカップの持参がおすすめだ。

▲金峰山名物のチキンソテーのワンプレートごはん。スイカやメロンなど、デザートが用意されているのもうれしいところ。
▲朝食のおかゆは、梅干しや佃煮などおかずが何種類か用意されているので満足感も高い(新型コロナウィルス対策のため、現在はおかずも個別に提供されている)。

山小屋から目指すおすすめルート【金峰山小屋~金峰山~国師ヶ岳 片道約3時間30分】

▲金峰山山頂には、石が積み重なった五丈岩が。山頂からは、八ヶ岳はもちろん富士山も間近に眺められる。

大弛峠からのピストン、または公共交通機関を使って廻り目平キャンプ場や瑞牆山荘から金峰山小屋まで登る場合、翌日に山小屋から金峰山山頂と大弛峠を経由して、標高2,592mの国師ヶ岳を目指す歩き方もある。岩やハイマツが続く稜線歩きのあとに、コケが生い茂る森歩きが訪れるので、山のさまざまな表情を短い距離で味わうことができる。金峰山も国師ヶ岳も、11月~5月頃は積雪がある可能性もあるので、事前に確認をして適切な装備を揃えて行こう。

▲大弛峠から国師ヶ岳までは、ツガやトウヒなどの針葉樹林が生い茂る森が続く。

森、岩、パノラマビューと、さまざまな景観の変化を歩きながら感じられる奥秩父の山旅。あたたかなもてなしの金峰山小屋に滞在して、その魅力をじっくり味わおう。

金峰山小屋
https://www.kimpou.com/
・標高:2,440m
・営業期間: 4月下旬~11月下旬、年末年始、1月~2月の週末
・宿泊料金(税込):1泊2食9,000円、素泊まり6,000円、おにぎり+500円(宿泊者のみ)
※11月1日~GWは+500円
・電話番号:070-3962-0448
・コロナ禍での確認事項:完全予約制、就寝スペースは斜光カーテンによる仕切りあり、シーツまたは代用品(薄手のシュラフ、タオルなど)要持参

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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