BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

大きな自然のなかで、人の営みにふれて カナダで叶う、わたしらしさを取り戻す旅

ランドネ前編集長の佐藤泰那さんが昨夏はじめて訪れ、すっかり惹きつけられてしまったカナディアン・ロッキー。後編では、佐藤さんが次回の訪問にそなえて注目している旅のコンテンツをご紹介します。

ちいさな一歩で、大きな自然に近づける 何度も訪れたい、カナディアン・ロッキーの旅

ちいさな一歩で、大きな自然に近づける 何度も訪れたい、カナディアン・ロッキーの旅

SPONSORED

 

昨夏、カナディアン・ロッキーを歩いて旅をしながら、なじみ深い日本の自然と比べると桁違いに大きなフィールドにびっくりし、すっかり魅了されました。そんななか滞在中に興味がうまれたことのひとつに、先住民との自然との関わり方があります。事の発端は、カナダの友人に山でハーブティを淹れてもらったこと。初めていただく香りと味わいにおどろき訊ねたところ、ファースト・ネーションズで受け継がれてきたレシピで製造されていると教えてもらったことがきっかけでした。

日本国内でも北海道を旅すると、アイヌ民族が自然への畏敬の念をもって名づけた地名をよく目にします。名前の由来を知ると、目の前の風景にまた違った意味合いを感じ、愛着が生まれてくることもあります。

すっかり虜になったカナディアン・ロッキーの自然にも、もう一歩、近づきたい。そんな思いから、ファースト・ネーションズがどのように自然を捉え、共存しているのか、知りたくなりました。そんな古き良き伝統への好奇心を満たしてくれる旅が、アルバータを拠点に叶うのだそうです。

アルバータ州には、ファースト・ネーションズの集落が48、メイティ(ファースト・ネーションズとヨーロッパ人の混血子孫である先住民族)の集落が8つあり、地域ごとに多様な文化、言語、物事の捉え方が根づいています。

先住民たちが自然とどのように共存してきたのか、その一端に触れられる体験のなかで、わたしが気になっているものをふたつご紹介します。

ひとつめは、「マヒカン・トレイル」というプログラム。主宰は、アルバータ州ジャスパーで生まれ育ったブレンダ・ホルダーさんです。彼女はジャスパーに土着するクワラクワンテ族の通訳を代々務め、先住民の知恵を使ったワークショップやガイドツアーを開催しています。なかでもおもしろそうなのは、野生の植物から一人ひとりにあった薬をいっしょに作ってもらえるワークショップ。ブレンダさんはありとあらゆる植物に精通していて、自然のなかを歩いて季節の草花の採取をしながら、先住民が土地とどう関わってきたのかも教えてくださるのだとか。食べられる動植物や火おこしの方法など、生き抜くために大切な知恵を授けていただけるそうです。

ふたつめは、アルバータ州の州都エドモントンにほど近い「メイティ・クロッシング」。 1800年代後半に多くのメイティが入植した川に沿って建てられた施設です。メイティの歴史や文化などに触れることができるさまざまな体験が用意されているほか、宿泊をすることもできるので日帰りでも数日でも楽しめます。

夏のカヌーのツアーではビーバーの罠の仕掛け方を学んだり、冬はスノーシューを履いて小動物を捕まえる罠を設置したり、メイティの生活に欠かせなかった狩猟について学ぶことも。メイティの装飾品を作ったり、バイソンの干物を食べたり、伝統的なダンスを踊ったりとユニークな体験ばかりで親子連れでも楽しめそうです。ちなみにビーバーは、国立公園のシンボルマークになっていて、カナダの歴史や生物多様性、自然保護活動の象徴的存在。これらの体験をとおして、自然に寄り添って暮らしてきた先人の知恵に触れ、都市部で暮らす自分自身の日々の暮らしを見つめ直してみたいなと思っています。

もうひとつ、前回の旅を経て、忘れられない体験のひとつが、カナナスキスのテントサイトで眺めた星空です。わたしが堪能したのはバックカントリーですが、カナダにはアクセスしやすい場所にも無数のキャンプ場があり、さまざまな楽しみ方ができます。

ビギナーなら、グランピング気分を味わえる常設テントやRV車(キャンピングカー)を予約して、大きな自然のなかで夜を過ごし、朝を迎える体験がおすすめです。アルバータ州のキャンプ場は、冬も営業しているところもあるので、運が良いとオーロラを眺められることもあります。

星空を楽しむ選択肢としては、ジャスパー国立公園が人気。光害を抑制して夜空を保護する「ダークスカイ保護区」に指定されています。国立公園内にある町は人口4000人余りと小さく、夜間の照明を極力減らす取り組みが進んでいるため、街から近い場所でも澄み渡った夜空を見ることができるのだとか。毎年10月には大きなフェスティバルが催され、世界中から天文学者が集まるほどです。ガイド付きの星空観察やプラネタリウム体験、写真ワークショップなどに参加することもできます。満天の星空を眺めに、ジャスパー国立公園は一度は訪れたい場所です。

自分の力ではどうすることもできない、圧倒的な大きな自然に包まれて過ごすうちに、焦りが消えたり、複雑な考えがシンプルに整理されたり。そうして、自分らしさを取り戻させてくれる、そんなパワーがカナディアン・ロッキーにはあるように感じています。

そんな冒険へと軽やかに旅立つために注目したいのは、2024年4月4日から運航再開するウエストジェットの成田(東京)とカルガリー(アルバータ州)を結ぶノンストップ便。
往路は成田を夕刻に出発すると、時差の関係で、カルガリーには当日お昼に到着。その日から町に繰り出せます。復路はカルガリーをお昼すぎに出発し、翌日は成田に夕方ごろ到着します。その晩しっかりと休息をとれば、次の日からはお仕事に復帰することもできる、ワーキングパーソンにもありがたいスケジュールです。

まずは1週間のおやすみを作ることができれば、はじめてのアルバータ旅には充分です。本来の自分らしさを取り戻す旅へと出かけてみませんか。

ちいさな一歩で、大きな自然に近づける 何度も訪れたい、カナディアン・ロッキーの旅

ちいさな一歩で、大きな自然に近づける 何度も訪れたい、カナディアン・ロッキーの旅

SPONSORED

 

アルバータ州&ウエストジェット航空の情報はこちら

SHARE

PROFILE

ランドネ 編集部

ランドネ 編集部

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

ランドネ 編集部の記事一覧

No more pages to load