ランドネ最新号「がんばらない山キャンプの始め方」表紙ができるまで
佐藤 泰那
- 2022年07月30日
ランドネ最新号「がんばらない山キャンプの始め方」特集、おかげさまで好評発売中です。
まだ見ぬ景色に出会いたい、新しい体験をしてみたい。そんな思いをもつアウトドアLOVER’Sを応援する『ランドネ』。何度もテント泊の企画を組んできましたが、「がんばらない」をキーワードに掲げるのは今回がはじめてです。
ランドネ9月号をamazonで購入
表紙のデザインを2パターンから決定
これまで読者の方から「テント泊をしてみたい!」でも「重い荷物を背負う自信がない」とか、「どんな装備を揃えたらいいのかわからない」とか、「ごはんを作るのも大変そう」とか、一歩をふみ出すことを躊躇している話をたくさん聞いてきました。経験のある方からも、準備に時間がかかるし、大変だった記憶があるから、なかなか頻度高くテント泊を楽しめない、という声が。
そんな方たちに頑張り方を紹介するのではなく、もっと肩に力を抜いて、自分らしいスタイルを見つけていただくお手伝いができれば、と考えました。
無理はしない、でもこだわりは追求する。そんなスタイルで山キャンプを楽しんでいるプロの方々から、アイデアや工夫をたくさん教えていただいています。キャンプ道具も厳選しつつ、たくさん紹介しており、物欲くすぐられる特集になっています。
表紙は2パターンから選びました。どちらも巻頭ルポ企画で、モデル3名が北アルプス・上高地へのんびりテント泊に出かけたところ。
右)徳沢キャンプ場に到着後、テントを設営して、のんびりと山ごはんタイムを楽しむシーン。
左)北アルプスの美しい山々を目の前に、これから始まるテント泊へのワクワク感を募らせてるシーン。
初めての試みとして、ランドネ編集部のSNSでフォロワーの皆さまからご意見をいただいたうえで編集部でも議論を重ねて決定しました。
最後の決め手は、ビギナーの読者さんからの、右のスタイルなら自分でもチャレンジできそうと思える、という声。一方で、左のほうが、穂高連峰がきれいに眺められてワクワクする、3人のファッションがよくわかる、ランドネの表紙として新鮮な印象がする、などの声もいただ木、とても嬉しかったです。
一緒に表紙を考えてくださった皆さま、ありがとうございます。これからもご意見を伺いながら、雑誌ができあがる過程も共有していけたらと思っています。
第2特集も、装備の見直しに役立つ内容。自分の体も“軽量化”して、軽やかに歩くためのノウハウも紹介しています。内容盛りだくさんの一冊ですので、少しずつ読んでお役立ていただけたら、と思っています。
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PROFILE
ランドネ / ランドネ編集部
佐藤 泰那
山登りを始めたのは、社会人2年目の夏。きっかけは、山好きの叔父と家族旅行の延長で、加賀の白山に登ったこと。それまで趣味といえば読書ぐらいしかなかったのが、すっかり山の世界へ。長く歩く旅とお酒が好き。山が好きなひと、山で働くひとの話を聞くことが日々のエネルギー。
山登りを始めたのは、社会人2年目の夏。きっかけは、山好きの叔父と家族旅行の延長で、加賀の白山に登ったこと。それまで趣味といえば読書ぐらいしかなかったのが、すっかり山の世界へ。長く歩く旅とお酒が好き。山が好きなひと、山で働くひとの話を聞くことが日々のエネルギー。