軽量テントで身軽にソロキャンプへ行こう!
FUNQスタッフ
- 2022年12月28日
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大自然で1人の時間を楽しめるソロキャンプの人気が高まるなか、最近はその楽しみ方も多様になっています。
バックパックに荷物を詰めて歩く「トレッキングキャンプ」やバイクや自転車に荷物を積んで行く「ツーリングキャンプ」など、楽しみ方は十人十色です。
しかし、車で行くオートキャンプ以外は、荷物をなるべく軽量化する必要があります。きっとキャンパーの中には「ソロキャンプ用の軽量テントが欲しい!」「設営に時間をかけず、ゆっくり過ごしたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんなキャンパーの要望に応えるために、
- 軽量ソロキャンプテントの選び方
- おすすめの軽量ソロキャンプテント
を解説します。
身軽になってソロキャンプに行きたい方は、ぜひ最後までお読みください。きっと理想的な軽量ソロキャンプ用テントが見つかりますよ!
ソロキャンプテント選びは軽量かつコンパクトが大事!
ソロキャンプで使用するテントは、軽量かつコンパクトであることが重要です。なぜなら、テントが軽くてコンパクトだと、移動や設営が楽になるからです。
移動時にテントが重かったり、設営や撤収が大変だったりすると、疲れてしまいますよね。でもテントの持ち運びや設営の労力を少なくできれば、リラックスできる時間も増やせます。
またテントの軽量・コンパクト化は、キャンプスタイルの幅を広げることも可能です。ソロキャンプでは、できるだけ軽量でコンパクトなテントを選びましょう。
ソロキャンプで使う軽量テントを買うときの注意点
ここでは、ソロキャンプに使う軽量テントを買うときの注意点を説明します。購入時に注意する点は、主に以下の4つです。
- 重量
- サイズ
- 設営
- スペック
軽量テントを購入する前に、確認するべきポイントを順番に見ていきましょう。
重量
ソロキャンプ用に選ぶテントの重量は、3kg以下のものを選んでください。なぜなら軽量化を目指したテントの重量は、3kg以下に設定されているからです。
軽量テントには、1kg以下から2kg台まで幅広いラインナップがあります。値段や機能性によって重さは異なってきますが最高でも3kg以下の軽量テントを選ぶようにしてください。
サイズ
ソロキャンプ用の軽量テントを選ぶときは、収納サイズと設営したときのサイズを確認しましょう。もし収納サイズが大きすぎると、持ち運びに困りますよね。
車であれば気にならないでしょうが、バックパックで行くキャンプやツーリングキャンプのときは、なるべく荷物が軽くて小さいほうが助かります。
またソロ用のテントには、荷物を雨から守るスペースがない場合があります。余裕を持っておきたい人は、あらかじめ2名用のサイズでテントを探すのもよいでしょう。使用目的に合わせて、ソロキャンプに持参するテントのサイズを変えてください。
設営
ソロキャンプ用の軽量テントは、設営のしやすさも大事です。軽くて持ち運びがしやすくても、設営ができないテントなら意味がありませんよね。
テントには自立式と非自立式の2つのタイプがあり、タイプごとに特徴を持っています。
自立型テントは、ポールをいくつか通す設営方式です。ポールを通すときに、少し手間がかかります。ペグを地面に打ち込む必要がないので、どんな場所でも設営できるのが強みです。
一方で非自立型は、ペグを地面に打って、ポールを1〜2本立てる設営方式です。つまり地面にペグが打てない場所では、設営ができません。ただしテントポールは、木の枝やトレッキングポールで代用できるため、軽量化しやすいメリットもあります。
キャンプをする場所や他の荷物との兼ね合いを考えて、ぴったりなテントを選んでください。
スペック
購入を検討する軽量テントに、適切なスペックがあるかを確認しましょう。その理由は「持ち運びやすさ」や「設営しやすさ」に偏っているテントもあるからですね。
例えば、軽さを追求するあまり、耐水圧が低い素材を使っているテントには注意してください。素材の耐水圧が不十分だと、テントが風雨に耐えられず、キャンプが台無しになる恐れがあります。
【望ましい耐水圧】
- フライシート:1,500mm以上
- フロア(ボトム):3,000mm以上
どのような環境下で使用するかを想定しながら、テントを選択してください。
テントの種類
購入を検討する前に、重量に関係するテントの構造についても知っておきましょう。構造の知識があったほうが、自信を持ってテント選びができますよね。
テントの種類は主に、以下の2つです。
- シングルウォールテント
- ダブルウォールテント
2種類のテントには、それぞれメリットやデメリットがあります。長所と短所を踏まて、ソロキャンプ用の軽量テントを選びましょう。
シングルウォールテント
シングルウォールテントは、1枚の生地によってテント内外が分かれています。この構造のメリットとデメリットは、以下のとおりです。
- メリット:軽い・コンパクト・設営が楽
- デメリット:結露しやすい・前室が作れない・寒さに弱い
シングルウォールテントは軽くて持ち運びがしやすい反面、機能も最低限になりがちなので、シーンを選んで使うのをおすすめします。
また季節にもよりますが、基本的に蚊帳となるインナーテントがないので、虫が苦手な人は対策をしましょう。
ダブルウォールテント
ダブルウォールテントは、インナーテントとフライシートの2層の生地で内と外を隔てています。シングルウォールと比較したときのメリットとデメリットには、以下のことが挙げられるでしょう。
- メリット:重い・かさばる・設営に時間がかかる
- デメリット:雨や結露に強い・前室が作れる・寒さに強い
ダブルウォールは2層構造なので、性能は高くなっています。しかしその分だけ、シングルウォールよりも重量や収納サイズは大きくなりがちです。
軽量重視!シングルウォールテントのおすすめ5選!
ここでは、シングルウォールのおすすめ軽量テントを5つ紹介します。特徴を解説するので、ぜひテント選びの参考にしてください。
Six Moon Designs(シックスムーンデザインズ) ルナーソロ
風に強い六角形のデザインの軽量テントです。テントを閉じても通気性がいいので、夏場は虫を避けながら過ごせます。設営も簡単なので、ソロキャンプ初心者にもおすすめです。
- メーカー参考価格:64,900円
- 重量:0.72kg
- 設営サイズ:267×199×125(高さ)cm
- 収納サイズ:28×10cm
- 設営方式:非自立型
finetrack(ファイントラック) カミナモノポール1
2本のペグダウンとポールで、設営できる本格的な山岳テントです。高品質の生地に加えて、張力のかかる場所に独自開発したテープを縫い込み、オールシーズン使える強度を備えています。前室のある構造もうれしいポイント。
- メーカー参考価格:49,500円
- 重量:0.89kg
- 設営サイズ:205×80×100(高さ)cm
- 収納サイズ:5×16×24cm・ポール 39cm
- 設営方式:非自立型
- 耐水圧:フライ 1,000mm・フロア 1,800mm
PAAGO WORKS(パーゴワークス) ニンジャシェルター
フロアレスシェルター型の軽量テントは、テント内の地面がむき出しになっています。眠るときはコットや別売りのインナーテントが必要になるでしょう。数箇所のペグダウンと、ポールやガイラインの調整のみで設営ができます。
- メーカー参考価格:41,800円
- 重量:1.15kg
- 設営サイズ:380×220×140(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ45×15cm
- 設営方式:非自立型
PURO MONTE(プロモンテ) 超軽量シングルウォールアルパインテント
ポールを本体にセットするだけで自立し、2〜3分で設営・撤収が可能。軽量化を図りつつ、テントの居住性と強さに妥協しない仕様になっています。またシングルウォールながら、結露を抑えられる生地を使っている点も魅力的です。
- メーカー参考価格:55,000円
- 重量:1.19kg
- 設営サイズ:205×90×100(高さ)cm
- 収納サイズ:27×17.5cm・ポール 43×9.5cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:4,500mm
Naturehike(ネイチャーハイク) VIK ウルトラライト シングルテント
高性能でコスパ最強な軽量テントです。耐久性の高い「ダブルY型」の外付けポールを使って自立させられる構造で、設営には10分もかかりません。前室部分でポールを使えば、リビングスペースも作れます。
- メーカー参考価格:19,800円
- 重量:1.25kg
- 設営サイズ:210×(65+80+50)×95cm
- 収納サイズ:Φ16×46cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:フライ 2,000mm・フロア 4,000mm
ちょっと贅沢!ダブルウォールテントのおすすめ5選!
ここからは、ダブルウォールの軽量テントを紹介します。あなたのソロキャンプをより充実させるテントをチェックしていきましょう。
Geer Top(ギアトップ) Pyramid II ソロキャンプテント
ダブルウォールながら、1kgを下回る軽量テントです。とても簡単な構造なので、設営には10分もかかりません。前室もあり利便性も居住性も高くなっています。ただし設営に必要なポールは付属していないので、購入が必要です。
- メーカー参考価格:15,367円
- 重量:0.9kg
- 設営サイズ:210×80×114(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ11×42cm
- 設営方式:非自立型 ※ポールが必要
- 耐水圧:フライ 3,000mm・ボトム 5,000mm
BUNDOK(バンドック) ソロドーム 1
ソロキャンパーに人気で高いコスパを誇るドーム型テント。インナーテントは、オールメッシュなので通気性も抜群。ランタン用フックや収納ポケットなど、細かな部分まで作り込まれています。
- メーカー参考価格:16,500円
- 重量:1.88.kg
- 設営サイズ:200×150×110(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ15×38cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:3,000mm
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン) パンダライト
ワンポールテントで人気のテンマクデザインの「パンダ」シリーズ。ソロキャンプをもっと手軽にするために、従来より15%軽量化しました。1年を通して快適に過ごせるテントです。
- メーカー参考価格:25,080円
- 重量:1.94kg
- 設営サイズ:240×240×150(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ43×14cm
- 設営方式:非自立型
- 耐水圧:1,500mm
MSR (エムエスアール)エリクサー1
バックパックにも入るほどのコンパクト収納ができる軽量テント。2本のポールと天井の短いポールで設営し、快適な居住性を実現します。付属のフットプリントを使用すれば、フライシートとポールだけで設営も可能です。
- メーカー参考価格: 42,900円
- 重量:2.16kg
- 設営サイズ:218×160×100(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ48×15cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:フライ 1,500mm・フロア 3,000mm
NORDISK(ノルディスク) スヴァルバード 1 PU
軽量・コンパクトなのに、秒速40mの風にも耐えられる強度の高いテントです。前室があるので、荷物スペースが確保できます。暑い夏場には、インナーテントのみで利用することも可能です。
- メーカー参考価格: 25,080円
- 重量:2.2kg
- 設営サイズ:275×125×105(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ12×50cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:3,000mm
設営を楽に!ワンタッチ式テントのおすすめ5選!
とにかく設営を楽にするテントが欲しいなら、ワンタッチ式のテントもおすすめです。天井が高く、開放感があるためキャンプ場でゆっくり過ごすことを優先したいあなたは必見ですよ。
DOD (ディーオーディー)ワンタッチテント
設営は、脚を伸ばしてロープを引くだけ。ソロキャンプやツーリングで設営の時間がもったいないと感じる人にぴったりのシングルウォールテントです。お手頃ながら、機能性も高くなっています。
- メーカー参考価格:10,380円
- 重量:3kg
- 設営サイズ:230×150×117(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ19×70cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:1,500mm
QUICK CAMP(クイックキャンプ) ダブルウォール ツーリングテント
バイクの荷幅制限をクリアするコンパクト収納が可能。結露を防ぐインナーテントも付いています。設営の手軽さと性能の高さを兼ね備えている、高コスパの軽量ワンタッチテントです。
- 重量:3kg
- 設営サイズ:230×90×90(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ17×52cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:3,000mm
FIELDOOR(フィールドア) ワンタッチテント100
折り畳み傘のように、ワンタッチで設営が可能。インナーシートとフライシートの2層構造で、結露にも強いダブルウォール仕様になっています。初心者や女性のソロキャンプに、おすすめの軽量テントです。
- 重量:2.9kg
- 設営サイズ:210×165×110(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ14×64cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:1,500mm
PYKES PEAK(パイクスピーク) ライトウェイト ワンタッチテント
10秒で簡単に設営できる軽量ワンタッチテントです。1人から3人まで使用できる広さなので、ソロキャンプなら荷物をおいても十分な広さがあります。テントの生地も、抜群のUVカットと防水性を兼ね備えた高スペックです。
- 重量:2.8kg
- 設営サイズ:210×160×135(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ16×74cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:2,000mm
LOGOS(ロゴス) ソーラーブロック ポップフルシェルター
UV-CUT率99.9%以上・遮光率100%を誇る、独自素材を使用したポップアップシェルター。生地とフレームが一体になっており、誰でも簡単に設営できます。ただし風雨には弱いため、雨が降らない夏キャンプやデイキャンプ向きのテントです。
- メーカー参考価格:12,800円
- 重量:2kg
- 設営サイズ:235×113×90(高さ)cm
- 収納サイズ:Φ4×70cm
- 設営方式:自立型
- 耐水圧:450mm
バックパッキングにおすすめのソロキャンプテント
軽量・コンパクトを追求すると、最終的にたどり着くのが、バックパックに入るサイズのテント。軽くてコンパクトなテントには山岳用のものが多く、キャンプ用との違いなどが気になる方も多いのではないでしょうか。
バックパッキングにおすすめのテントについては、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
ソロキャンプのテントは軽量で決まり!
最後に、ソロキャンプ用の軽量テントを選ぶときに、大事なポイントを確認しましょう。購入前に確認したいポイントは、以下の5つです。
- 重量は3kg以下であるか
- 設営サイズに過不足はないか
- 収納に困らないサイズであるか
- 設営方式と構造が分かるか
- シーンに合うスペックがあるか
上記の5つをチェックしながら、あとは好みに合わせて選べばOKです。紹介した15のテントから、ぜひお気に入りの軽量テントを見つけてください。
理想のテントと出会い、あなたのキャンプをさらに快適で楽しいものにしましょう。
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- ランドネ
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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。