冬キャンプの寒さ対策【服装・電源の有無・寝るとき】
FUNQスタッフ
- 2023年01月01日
しんと静まり返った雪の朝、焚き火を囲んでの仲間との団らん、澄み切った夜空に瞬く数えきれない星たち…。冬キャンプは、他の季節には無い魅力がいっぱいです。
しかし寒さが心配で、なかなか冬キャンプにチャレンジできていない方は多いのではないでしょうか。しかし寒さ対策を万全にすれば、寒ささえもキャンプを楽しくするエッセンスとなります。
そこで今回は冬キャンプの寒さ対策として、服装や暖房、その他のグッズについて詳しく紹介していきます。「寒さが苦手で冬キャンプに挑戦できない!」「冬キャンプでどういう寒さ対策をすればよいか分からない!」という方はぜひ参考にしてくださいね。
冬キャンプに挑戦したいけど寒さが心配
「冬キャンプが一番好き!」という人もいるほど、たまらない魅力がある冬キャンプ。寒さの分だけ、自然をより近く感じることができます。
しかし寒冷地や標高の高い場所では、夜は当然氷点下になります。寒さ対策が不充分だと、低体温症を起こす危険性も…。低体温症は重症になると、昏睡に陥ることもある恐ろしい症状です。万全な寒さ対策をして、暖かく過ごせる準備を怠らないようにしましょう。
しっかり寒さ対策をすれば、くつろぎ時間や睡眠中も寒さを感じずに快適に過ごせます。「寒さが苦手」という方は特に入念に寒さ対策をして、冬キャンプを暖かに楽しみましょう。
冬キャンプの寒さ対策
冬キャンプでは何重もの寒さ対策をすれば、その分より暖かく快適に過ごせます。冬キャンプでできる寒さ対策には、以下のようなものがあります。
- 服装
- 暖房
- 寒さ対策グッズ
- 睡眠環境
それぞれ詳しく紹介していきます。
服装
冬キャンプでは、長時間あまり動かずに真冬の屋外にいるので、普段よりも温かい服装をする必要があります。温かい服装は、空気の層をることが重要です。そのため上半身も下半身もレイヤリング(重ね着)が基本です。発熱素材のインナーや、インナーダウンなどを重ねて、空気の層をたくさん作りましょう。
また冬キャンプでは焚き火が必須です。アウターには、火の粉が付着しても燃えにくいコットン素材のアイテムを選択するとよいでしょう。
冬キャンプの服装の選び方や、おすすめファッションアイテムは、以下の記事で詳しく紹介しています。
電源があれば簡単に寒さ対策できる
冬キャンプでは電源サイトを利用すると、さまざまな暖房器具が使えるので、冬キャンプ初心者でもかなり暖かに過ごせます。自宅で使っている暖房器具も使えるので、簡単に寒さ対策できます。
ストーブ
アウトドアで使えるストーブは、石油ストーブや薪ストーブ、ガスストーブ、電気ストーブがあります。
電源サイトを利用すれば、最も気軽に使える電気ストーブが使用できます。電気ストーブは、火を使うストーブよりも火事になりにくく、一酸化炭素中毒の心配もないので、冬キャンプ初心者でも安心して使えるストーブです。軽量で手入れが必要ない点も魅力です。
次の記事では、アウトドアで使える電気ストーブやその他のストーブについて、選び方やおすすめ製品などを詳しく紹介しています。
電気カーペットや電気毛布など
普段自宅で使っている電気カーペットや電気毛布も、電源サイトで使えるアイテムです。触って火傷する心配が無いので、特に小さいお子さんとのファミリーキャンプにはおすすめです。ストーブと違い、睡眠中も付けっぱなしにできるので、寒さで目が覚めることもなく、快適な睡眠を取ることができます。
Power ArQ(パワーアーク) 電気掛敷毛布
ネイティブ柄がオシャレな電気毛布です。コットの上に敷いたり体を包んだりと、いろいろな使い方ができます。丸洗いOKで、アウトドアでも汚れを気にせず使えます。肌触りの良さも魅力です。ブラックとブラウンの2色展開です。
- 参考価格:14,300円
- 使用サイズ:100×180cm
- 重量:1.93kg
- 消費電力:55w
- 素材:ポリエステル
KODEN(コーデン)電気カーペット 3畳相当 VWU3015V
広いスペースを暖められる電気カーペットは、ファミリーやグループキャンプにピッタリの寒さ対策になります。コーデンの電気カーペット「VWU3015V」は、特許取得の接結製法で柔らかくできているので、小さく畳めます。車の荷室でスペースを取らず、持ち運びも楽々です。
- 使用サイズ:約235×195cm
- 素材:ポリエステル80%、レーヨン20%
- 消費電力:720w
電源なしの場合
電源サイトを使わない場合は、電気を使わない寒さ対策が必要となります。電気以外のストーブに、挑戦してみるのもよいでしょう。薪ストーブや石油ストーブは電気ストーブよりは手間が掛かりますが、調理もできるのでキャンプらしさをより感じられます。
石油ストーブ
暖房効果が高く、火を使うストーブの中では、冬キャンプ初心者でも比較的扱いやすいのが石油ストーブです。調理にも使えるので、キャンプらしさをより実感できます。
石油ストーブをテント内で使う場合は、火事や一酸化炭素中毒の危険性があります。テントとストーブの距離を離し、出入り口やベンチレーションを開放し、一酸化炭素チェッカーを使用しましょう。小さい子供さんがいる場合は、ストーブガードやストーブを囲む形状のテーブルを使うのがおすすめです。
CORONA(コロナ) SL-5122
ファミリーやグループキャンプにおすすめな、高出力の石油ストーブです。遠赤外線が、広い空間をしっかり温めます。昔ながらのデザインが、レトロな雰囲気でオシャレなテントサイトを作れます。
- 参考価格:33.880円
- サイズ:46×46×高さ55.3cm
- 重量:9.9kg
- 暖房出力:5.14kw
TOYOTOMI(トヨトミ) RL-25M
ランタン調のデザインが、アウトドア気分を盛り上げてくれるレインボーストーブ。レインボーカラーの美しい炎は、見ているだけで癒されます。扱いやすいコンパクトサイズなので、ソロキャンプ女子やデュオキャンプにおすすめです。
- 参考価格:34.880円
- サイズ:38.8×38.8×高さ48,57cm
- 重量:6.2kg
- 暖房出力:2.5kw
ポータブル電源があれば電気毛布やカーペットも利用できる
ポータブル電源があれば、電源サイトが無いキャンプ場でも、電気毛布や電気カーペットなどの暖房家電が使えます。もちろんホットプレートやポータブル冷蔵庫なども使えるので、冬キャンプの寒さ対策だけでなく、どの季節のキャンプでも活躍します。また災害時にもスマホの充電や小型家電に使えるので、かなり重宝するはずです。
次の記事では、ポータブル電源の選び方や、おすすめポータブル電源を詳しく紹介しています。
ホッカイロや湯たんぽで身体を温める
使い捨てカイロや湯たんぽは、最も手軽にできる寒さ対策です。首の後ろや腰、お腹、くるぶしなどに、使い捨てカイロに貼ると、効果的に体を温められます。また湯たんぽは寝る前にシュラフの足元に入れておくと、寝るときに温かく快適です。
ただし使い捨てカイロや湯たんぽは、長時間同じ箇所に密着させると、低温火傷を引き起こすことがあります。使い捨てカイロを貼る時は、直接肌や下着ではなく、Tシャツやシャツの上に貼るようにしましょう。
湯たんぽも同様です。寝袋にあらかじめ入れておいて寝るときに取り出したり、ブランケットなどでグルグル巻きにしたり、低温火傷を起こさない使い方が必要です。
睡眠時の寒さ対策
冬キャンプ初心者が特に悩むのは、寝るときの寒さ対策ではないでしょうか。冬キャンプで寝るときには、冬でも使える4シーズン用のシュラフが必要となります。シュラフには限界温度が設定されているので、選ぶ際の参考にすると良いでしょう。
また寝るときには、特に地面から来る冷えを防ぐことが重要です。グランドシートやインナーシート、マット、などを何重にも重ねて、できるだけ地面の冷えが伝わらないようにしましょう。
冬キャンプで寝るときの寒さ対策については、次の記事で詳しく紹介しています。
しっかり準備すれば冬キャンプの寒さは怖くない!
他の季節よりも、より自然の中にいることが実感できる冬キャンプ。冬キャンプにしかない魅力がいっぱいです。ですが寒い思いをするのが怖くて、なかなか挑戦できていない人も多いようです。
しかし今回ご紹介した「服装」「暖房器具」「寒さ対策グッズ」などで、しっかり寒さ対策すれば、冬キャンプも暖かに過ごすことができます。
自分に合った方法で万全に寒さ対策をして、暖かで快適な冬キャンプを楽しんでくださいね。
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