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WEBサイト、YouTube、そして山道具メーカー「YAMATABI」/「山旅旅」編集長・柳原一信さん (中編)│ 低山トラベラー、偏愛ハイカーに会いに行く#27

低山トラベラーの大内征さんが山好きさんと山を歩く、連載「偏愛ハイカーに会いに行く」。山の愛し方は人それぞれ、とはいうけれど。十人十色の偏愛ワールドをのぞいてみれば、これからの山の愛し方とその先の未来が見えてくる、かもね。

今回の偏愛さん

「山旅旅」編集長・柳原一信さん

登山・トレラン・山スキーマガジン「山旅旅」編集長。YouTube チャンネルも人気。フィールドを問わず、豊富な知識と経験から導かれる独自の視点で、アウトドアの魅力を発信し、幅広い層のファンをもつ。山旅旅を通じて、登山文化の普及と持続可能な登山の在り方を推進している。

WEBサイト、YouTube、そして山道具メーカー「YAMATABI」。会社員時代からコツコツと築いてきた独自ワールド

▲さかいや高橋さんとランナーのナミネムくん と北岳へトレラン。釣りも山もいっしょに楽しむ 「マウンテンカラ」という僕たちが作ったアクテ ィビティを楽しむ。

この「山旅旅」の世界観は、そのまま彼のビジネスモデルでもある。WEB、YouTube、そしてECというメディアを、登山に関する情報が循環する装置として活用している。もちろん循環するのはそれだけではない。マーケティング領域の経験が長い僕から見ると、ここには〝いろいろ〞循環しているなあと感心をする。それは、ここではあえて書かないけれど。

▲かゆいところに手が届くYAMATABI アイテムたち。中心にあるダイニーマ製ウエストポーチは大人気製品。
▲山仲間の浅賀さんとバックカントリースキー。

そもそも柳原さんも、元ITマーケティングの実務者だった。話を聞くと、筋金入りの安定志向で、コツコツ長く積み重ねていくことで未来が拓けると信じていた会社員だったとか。ところが10年やり続けてみても、このままではなにも拓けないことがわかった。何かを待つのではなく、何かを生み出す側に行こうと心に決めて、山旅旅というWEBサイトが誕生することになる。

彼の場合、単にITを駆使しているというわけではないのが大きなポイント。テーマとコンセプトが明確に設定されているから、技術やツールが活きているのだ。加えて観察眼が鋭い。関心のあることはじっくりと観て、細かく分析する。細かな作業も得意ときた。この点、登山業界では希少なポジションだと、僕は思っている。(後編へ続く)

▲穂高岳でギアテスト。ギアを試すときはあえて難しい山行にしている。
▲韓国の友人と北漢山へ。国外での交流からいい刺激をたくさん受けて、新しいアイデアが生まれる

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PROFILE

大内征

ランドネ / 低山トラベラー、山旅文筆家

大内征

歴史や文化をたどって日本各地の低山を歩き、ローカルハイクの魅力を探究。NHKラジオ深夜便、LuckyFM茨城放送に出演中。著書に『低山トラベル』など。ライフワークは熊野古道。

大内征の記事一覧

歴史や文化をたどって日本各地の低山を歩き、ローカルハイクの魅力を探究。NHKラジオ深夜便、LuckyFM茨城放送に出演中。著書に『低山トラベル』など。ライフワークは熊野古道。

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