狙うは“三国モンスター”! ハチマルオーバーマダイを福井県・三国沖でゲット【前編】
SALT WORLD 編集部
- 2021年08月17日
マダイアングラーにとって、ひとつの登竜門とされるサイズがハチマル、つまり80cmオーバーだろう。そんな憧れとも言うべきハチマルが珍しくなくヒットするエリアがある。それがここ福井県の三国沖だ。ここで釣られるハチマルマダイは、敬意を払い“三国モンスター”と呼ばれる。
狙うは”三国モンスター”。シーズンは春と秋
サクラマスやリバーシーバスゲームで名を馳せる福井県九頭竜川。その河口に位置するのが、ここでご紹介する三国港だ。サスペンスドラマのラストシーンなどでよく出て来る、あの”東尋坊”のすぐ近く、と表現したほうが分かりやすいだろうか。対岸には、こちらも有名な三国温泉がある。
そんな三国港は、オフショアゲームでは玄達瀬への玄関口として知らている。だが今回の話題の中心はその玄達瀬ではなく、まさに港の目の前の三国沖。ターゲットはマダイだ。
「ここ三国沖のマダイはサイズがいいのが魅力です。狙いは”三国モンスター”と呼ばれるハチマルオーバーです」と話すのは、近年このエリアにたびたび通っているメロン屋工房代表の永井真人さんだ。
「状況がよければ、そんなサイズでクーラーをいっぱいにするアングラーもいるほどです。それでもまだ釣れるので、あとはリリース。ハチマルをリリースするんです。なかなかそんな贅沢なエリアはありません」
マダイアングラーにとっては、まさに夢のようなフィールドだ。
三国沖のマダイのシーズンは、1~3月の冬場と春先は水温が低いためオフ。日本海に面しているということもあり、出船率も低くなる。つまり、それ以外の期間はすべてマダイシーズンということである。
その期間は大きくふたつに分けられる。春と秋だ。
「春の乗っ込みは例年4月中旬頃から始まり、おおむね水深20~40mの浅場を狙います」
この頃のベイトはコウナゴであることが多く、マダイの他にシーバスもよくヒットするという。ただ、近年はそのコウナゴが少なくなるなど、メインベイトも変化しているようだ。
産卵が始まると一時的に釣果は落ちるが、それ以降は玄達瀬の解禁日である6月16日までシーズンが続く。
8月15日に玄達瀬が禁漁となると、いよいよ秋シーズンの開幕である。季節を追うごとに狙う水深は深くなるが、おおむね70~90mラインを狙う。ベイトはイワシが多い。また、この季節はワラサがヒットする確率も高いため、タックルやファイトは相応の対応が求められる。以上が、福井県三国沖のマダイゲームの概要だ。
狙うは“三国モンスター”! ハチマルオーバーマダイを福井県・三国沖でゲット【後編】はこちら>>>
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写真と文/滝徹也
写真提供/メロン屋工房
取材協力/バーチカル(福井県三国港) https://vertical-jp.com/
製品情報/メロン屋工房 http://www.melon-ya.net/
beat http://www.beat-jigging.com
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PROFILE
SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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