スーパーライトジギング未開スポット、静岡県・御前崎沖の可能性は無限大【前編】
SALT WORLD 編集部
- 2021年08月19日
全国各地で盛り上がりを見せるスーパーライトジギングのメインターゲットであるイサキに関しては、関東近郊ではコマセ釣りで狙うため、ジグでは難しいという印象がある。だが御前崎沖では、ジギングでも比較的高確率でヒットしている。しかも、青物や根魚などターゲットも豊富。今後注目されること間違いなしの、御前崎沖の可能性を探った。
御前崎沖スーパーライトの可能性
発祥の地・三重をはじめ、九州や北海道など、今や全国各地で急速に盛り上がっているスーパーライトジギング。だが、残念ながら未だ関東近郊ではいまひとつ盛り上がりに欠けてしまっている。
それは、関東周辺が他のエリアに比べてアングラーや船の数が多い上に、それに対して魚影が薄い、ということ。
また、スーパーライトジギングでは「イサキ」が代名詞的ターゲットとなっているが、関東周辺ではそのイサキはコマセ釣りで狙う。コマセに着いてしまったイサキはルアーにはほとんど反応せず、釣りにくいのだ。そういった面も、関東の周辺でスーパーライトジギングがいまひとつ盛り上がりに欠ける原因となっているのかもしれない。
だが、冒頭の基礎編でも紹介したように、イサキがジグに反応するメカニズムが次第に分かってきた。つまり、イサキがジグに反応する条件というものがあるのだ。そして、釣り方も確立されてきた。
それらが分かってきたことにより、関東周辺でもスーパーライトジギングでイサキが狙って釣れるようになり、その可能性が格段に広がった。ここ静岡県の御前崎沖が、関東近郊では最も開拓が進んでいるエリアと言ってよいだろう。
そんな御前崎沖で積極的にスーパーライトジギングの開拓を行っている人たちがいる。メロン屋工房の永井真人さんと、静岡県沼津市に拠点を構えるプロショップ「ベインズ」の店長・平田豊明さん、そして御前崎港「桜丸」の榑林素広船長だ。
「御前崎は首都圏や名古屋といった大都市からのアクセスもよく、実際そのどちらからも釣り人が多く訪れます。ターゲットはイサキはもちろん、ここはマダイ釣りでも大変有名ですし、ブリ・ワラサ、ヒラマサ、カンパチといった青物、アジ、そしてカサゴやマハタ、クエといった根魚類などとターゲットは非常に豊富です。ポイントのエリアも広く、スーパーライトジギングでは未開拓の部分も多いです。そういった意味では、スーパーライトジギングのフィールドとして大変大きな可能性を秘めていると言ってよいでしょう」とは、永井さん。
この記事の取材は、2018年10月中旬。永井さんと平田さんの御前崎「桜丸」釣行に同行し、御前崎沖のスーパーライトジギングの可能性を探ってみた。
TACKLE
永井タックル
ロッド:メロン屋工房・MSJ65ULS 、MSJ65UL、MSJ63L、MSJ65L(プロト)
リール:シマノ・ステラ4000、4000H、カルカッタコンクエスト200HG
ジグ:メロン屋工房・ウィークベイトショート40g、60g
ライン:YGKヨツアミ・ジグマンX8 0.8~1号
リーダー:フロロ4号
フック:メロン屋工房・アシストフックフィネスLJフックMサイズ、Sサイズ
スプリットリング:メロン屋工房・スプリットリングEX #2、#3
スーパーライトジギング未開スポット、静岡県・御前崎沖の可能性は無限大【後編】はこちら>>>
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- CREDIT :
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写真と文/滝徹也
写真/永井真人
取材協力/桜丸(静岡・御前崎港) http://www.39la-maru.com/
ベインズ(沼津市) https://www.veinz.net
製品情報/メロン屋工房 http://www.melon-ya.net/
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PROFILE
SALT WORLD 編集部
近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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