初冬の真鶴沖スロージギング 珍客・アンコウも登場!【PART4】
SALT WORLD 編集部
- 2021年11月29日
フラッグシップモデルに迫る高性能と買い求めやすい価格でソルトアングラーから支持されているダイワ・キャタリナシリーズ。その2020年モデルとなるスロージギングタックルを手に、清水一成さんと富樫祐毅さんが真鶴沖の中深海に挑んだ。
前回までで紹介したように様々な魚種がヒットするもなかなか本命をあげることができないという厳しい状況の中、待望となるアカムツを釣り上げる。
初冬の真鶴沖 スロージギング 珍客・アンコウも登場!【PART1】>>>
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初冬の真鶴沖 スロージギング 珍客・アンコウも登場!【PART3】>>>
チームワークで手にした本命・アカムツ
ここまで本命のアカムツは釣れていないが、天候は徐々に回復。相変わらず爆風とうねりは残るが、上空には青空も見え始めた。「アカムツは晴れているほうが釣果が出やすい」という清水さんの言葉に、皆のモチベーションは再び上昇する。
船はこのタイミングで水深280mに移動。ギンメが一つ上がったところで、さらに深い300mへ。その直後、﨑山さんが魚信を捉えた。確信はないが時おり見せる、叩くような引きは本命アカムツか。慎重なやり取りの末に上がったのはやはりアカムツ。本日9魚種目にして初の本命、しかもグッドサイズだ。ジグはロジーの330g だった。
実は﨑山さんは、当日、スロージギングのロッドワークについて清水さん、富樫さんから細かなアドバイスを受けており、コツをつかんでからは見違えるほどスムーズなシャクリを実践していた。その結果の1匹ゆえ、清水さんも「誰が釣ったとかじゃなく、チーム全員で釣ることが大事」と満足そう。厳しい条件のなか、皆で絞り出した価値ある1匹だ。
待望の本命登場に「いよいよ時合到来か!」と気合が入り、その後も300m前後の水深を探っていくが、ギンメ等の外道がいくつかヒットしたのみで14時50分にストップフィッシング。結果的にアカムツは低調だったが、いきなりのアンコウに始まり大いに盛り上がった。ポイントが限られるなかでのトライとしては、上出来の釣果である。さて清水さんの感想は?
「人生初のアンコウを釣り、嬉しいのがひとつ。それと『今の水中環境なら釣れるな』と感じたときに、ボクは釣れなかったけど﨑山さんがアカムツを釣ってくれたこと。起伏が激しいところもあったし、強いシャクリより優しいシャクリで攻めたのが良かったのかな。そういう基本的な部分は今までやってきたいろいろなフィールドと通じるものが多くて、自分の経験が通用すると感じることができた。今日は条件が普通ではなかったので、これが正解かどうかはわかりませんが、もっと条件の良い日はどうなのか。楽しみなのでまた来たいですね」。
この日の釣りでインプットした情報を清水さんが次にどう活かし、釣果に結び付けるのか。そんな興味も湧いてきたこの日の釣行。チャンスがあれば続報をお届けしよう。
【この記事は2020年1月現在の情報です】
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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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