本州最南端・串本のスーパーライトジギング 冬の紀伊半島で根魚御三家に挑戦!【PART1】
SALT WORLD 編集部
- 2021年12月12日
本州最南端に位置し、すぐ沖を黒潮が流れる串本は変化に富んだ地形にも恵まれ、マグロ、カツオなどの回遊魚からマダイ、根魚まで多彩なターゲットを狙うことができる。
そんな串本で、おなじみヒロセマンがスーパーライトジギングによる根魚五目に挑戦。
取材時点で新作だったアイテムを使って良型を連発する様子を3回にわたってお送りする。
ロッド・ジグ・フック ニューアイテムの揃い踏み
12月に入ってからの串本は水温が高く、取材の前週まではマグロ類やシイラが跳んでいたとのこと。しかし数日前から一気に水温が下がると、今度はブリが回遊。イカメタルに掛かったイカをブリに持っていかれることも多かったという。さらに水深100m前後のボトムではカンパチやマダイが活発にエサを追い、絶好の条件が揃っていた。
サンマジックⅡの本城正人船長は、「ジギングの取材だったらスゴイ釣りになるんだけどなあ……」と熱心に勧めてくれたが、今回のテーマはスーパーライトジギング。せっかくの厚意に感謝しつつも、船長が温めている無数のポイントのなかから水深40m前後の場所をピックアップしてもらい、各種根魚を狙っていくこととなった。目標はオオモンハタ、アカハタ、アオハタの「根魚御三家」をコンプリートすることだ。
ヒロセマンが持ち込んだロッドは、三代目クロステージに新たに加わったスーパーライトジギングモデル。クロステージにはマイクロジギング対応のロッドも4アイテム発売されているが、そちらがタダ巻き主体のゲームを想定したアクションであるのに対し、スーパーライトジギングモデルはジャーク主体の釣りに対応した設計。巻きとシャクリ、どちらをメインとするかによって、より適したロッドを選ぶことが可能になった。
「マイクロジギングは鯛ラバの延長的な位置付けということもあってレングスは長めで、喰い込みを重視したソリッドティップという選択肢もありましたが、今回のモデルは長さを7フィート以下に抑え、チューブラーのワンピース(グリップ脱着タイプ)に絞って展開しています」(ヒロセマン)
ラインナップはスピニングとベイトを各1アイテムずつ。いずれも長さは6フィート6インチで、適応ジグウエイトは20〜80gの設定になっている。
ジグはタングステン製の人気アイテム、ジグパラTGのライブベイトカラー。アジ、イワシ、サバをリアルに模した3アイテムに、それぞれシルバーベースとゴールドベースを設定。本物のベイトのようなヌメリ感に加え、背中のウロコやゼイゴ、虫食い模様など、各魚種の特徴をリアルに再現している。サイズも32g、40g、50g、60gの4段階を設定し、スーパーライトジギングのフィールドはもれなくカバー。よりマッチザベイトを意識する状況や、潮が澄んだシビアな状況で活躍してくれそうである。
ラインシステムはスピニング、ベイトともに弾丸ブレイドライトゲームの0.4号と弾丸フロロ3号の組み合わせ。タングステンの特性も相まって、素早い沈下と水キレの良いアクションが期待できそうだ。
【この記事は2020年1月現在の情報です】
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近海から夢の遠征まで、初心者からベテランまで楽しめるソルトルアーフィッシングの専門誌。ジギングやキャスティング、ライトゲームなどを中心に、全国各地の魅力あるソルトゲームを紹介しています。
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