
木内彪凱、3年ぶりV 女子は五輪代表の畠山紗英は貫禄V|BMX大東建託シリーズ大阪大会

Bicycle Club編集部
- 2025年04月21日
BMXレースの「2025 JBMXF 大東建託シリーズ第2戦 大阪大会」が4月20日(日)、大阪府堺市の大泉緑地公園サイクルどろんこ広場で開催され、最高峰カテゴリーのチャンピオンシップ男子は木内彪凱(日本体育大学/BMX Sarrians/中部BMX協会)、同女子はパリ五輪日本代表の畠山紗英(神奈川県BMX協会)がそれぞれ優勝した。
男子・木内、海外拠点から凱旋V

10人がエントリーしたチャンピオンシップ男子。予選を勝ち上がった8人による決勝は、好スタートを切った木内がレースを終始リード。2023年まで3期連続シリーズタイトルの中林凌大(SYNDYT JAPAN/秩父BMX協会)らの追走を振り切り、トップでフィニッシュした。木内にとって、同シリーズでの優勝は2022年の秩父大会以来3年ぶり。海外を拠点に活動してきた実力を国内で見せつけた。2位には中林、3位には今季から同カテゴリーに昇格しデビュー戦となった近藤心(DEUX ROUES ELITE TEAM/関西BMX競技連盟)が入った。
木内は「久しぶりの日本のレースで、いままで積み重ねてきた成果を発揮できた。落ち着いて走ることができた。良いスタートが切れたので、この先も頑張っていきたい」とコメントした。
女子・畠山、9年ぶり参戦で圧勝

パリ五輪代表の畠山が出場し、注目が集まったチャンピオンシップ女子は、6人のライダーによる3レース合計ポイントで争われた。畠山は持ち前の実力を存分に発揮し、3レースすべてで1位を獲得する圧勝で優勝を決めた。畠山がJBMXFのレースに出場するのは2017年以来、優勝となると実に2016年以来9年ぶりとなる。2位には西村寧々花(大阪体育大学/GAN trigger/関西BMX競技連盟)、3位には野村凪沙(Ace Race Australia Factory Team/関西BMX競技連盟)が入った。
畠山は「海外拠点から日本に拠点を戻して初めてのレースで優勝できてうれしい。新しいことも採り入れ、スタートのペダリングなどが力強くなったと思う。今シーズンはワールドカップと世界選手権がメインになるので、結果を出せるようにトレーニングを重ねたい」と語った。
幅広い世代が熱戦




今大会には、5歳から57歳までの幅広い年齢層のライダーがエントリー。「チャレンジカテゴリー」でも熱戦が繰り広げられ、ボーイズ9-10歳クラスでは関根一真、ガールズ13-14歳クラスでは中村優里、男子17-29歳クラスでは近藤秀、最年長クラスの男子30歳オーバーでは中垣隆史がそれぞれ優勝した。

前日19日には24インチの自転車を使用するクルーザーカテゴリーも行われ、男子12歳以下で魚谷日々人が優勝した。

会場では、協賛のマルサンアイ株式会社による豆乳試飲会も開催され、盛況を見せた。開会式には、コース所在地である堺市北区の鈴木敏文区長も来賓として登壇し、選手たちにエールを送った。

チャンピオンシップ 主な結果
男子
1位 木内彪凱(日本体育大学/BMX Sarrians/中部BMX協会)
2位 中林凌大(SYNDYT JAPAN/秩父BMX協会)
3位 近藤心(DEUX ROUES ELITE TEAM/関西BMX競技連盟)
女子
1位 畠山紗英(神奈川県BMX協会)
2位 西村寧々花(大阪体育大学/GAN trigger/関西BMX競技連盟)
3位 野村凪沙(Ace Race Australia Factory Team/関西BMX競技連盟)
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