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FELT(フェルト)・FR FRD|ニューモデルインプレッション

注目の最新モデルを徹底インプレッション! 今回は、オールラウンドモデルのFRシリーズとしてFRDの名を冠したフラッグシップモデル、FELT・FR FRD(フェルト・FR FRD)を、ベテランライダーの管洋介がテスト。

ニューモデルインプレッション
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コスト度外視! 理想のフラッグシップ「FR FRD」

形状こそ弟分のFR1を踏襲するが、FRDの中身は別物だ。素材は最高グレードのウルトラハイモジュラスカーボンに、下位のモデルで使用されるものよりも薄いテクストリーム60を採用。これらはプリプレグをCNCカッターで自由曲線的にカットし、適材適所に配置。成型方法も別体のチューブとクロスセクションからなるモールドではなく、フレーム前三角が一体型のシリコンとポリエチレン製のインナーモールドを採用。
これにより不要な残留物を削減し、フレーム内部はなめらかに成型され軽量化に貢献するが、インナーモールドを破壊して手作業でかき出す必要があり、多大な手間とコストがかかる方法だ。
フェルトの技術すべてを結集して生まれたのがフレーム重量720g(470mm/塗装&小物含む)と超軽量ながら高剛性も備えるFR FRDだ。

フラッグシップ、FRDだけの3つの特長

一般的なパイプごとのインナーモールドではなく、前三角一体のインナーモールドを専用で用意。これにより不要な残留物を排除し、なめらかなフレーム成形を可能に。

8種類ものカーボンシートを繊細に組み合わせたレイアップを採用する。シートはCNCカッターで自由曲線的にカットされ、ムダな重量を極限まで省いた。

ウルトラハイモジュラスカーボンを筆頭に適材適所で異なるカーボンを使用。さらに下位モデルより薄いテクストリームカーボン60を組み合わせ軽さと剛性を両立。

シートステーの柔軟性を生かすため、リアブレーキはBB後方にマウントされる。

ブレーキブリッジを排したシートステーは、垂直方向の柔軟性と横剛性を確保。トップチューブにカーボンシートを一体でレイアップして接続し、振動を分散している。

フレームに穴を空けることによる剛性低下や補強のための重量増を嫌い、シフトケーブルは内装でなく、外装式を採用。電動コンポでは内装が可能だ。

フォーク内側を盛り上げる成型で剛性を最適化した。

フェルト
FR FRD

59万8000円(フレームセット/税抜)
■フレーム:UHCアルティメイト+テクストリーム60カーボン ■フォーク素材:UHCアルティメイト+テクストリームカーボンモノコック ■サイズ:43、47、51、54、56 ■カラー:マットテクストリーム ■重量:750g(サイズ54)■付属ブレーキ:EEサイクルワークス・DM EEブレーキショートアーム(リアのみ)

軽さと高い剛性があらゆる場面で生きる

管洋介がインプレッション

踏み込みの軽い走行感が前面に出るレーシーなバイクが多いなかで、FR FRDは軽快なハンドリングを保ちながら、軽い車体にしっかり後ろからトルクをかけられる。そのトルクが路面に貼り付くように車輪に乗り、スピードを伸ばしてくれる。
走り出しは高剛性でシャープなアグレッシブさがあり、ハイスピードを維持する巡航では路面にかかるトラクションが高い走行安定性と巡航性能を生み出す。伸びがペダリングをフォローし、ダメージを最小限に抑えたままフォームを切り替えられる。また、軽量ながら芯を感じる高剛性なチュービングにより、コーナーでの挙動は非常に優秀。トリッキーなコーナーではボリュームのあるBB下に配置したリアブレーキがいい仕事をし、信頼のおける制動力を得ながら攻略できる。弟分のFR1では、コーナーでバイクを倒しながら立ち上がりで踏み込んだときのウイップがふわりと軽やかなのに対し、FR FRDでは横剛性がやや硬質な印象だ。どんなシーンでも常に機敏なキレと伸びを両立させるハイパフォーマンスな一台だ。

インプレッションライダー
管洋介

ロード競技歴22年、世界中で活動してきたベテラン選手。本誌ではフォトグラファー兼インプレッションライダーを務める。2017年よりアヴェントゥーラ・サイクリングチームの代表でもある。

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問:ライトウェイプロダクツジャパン www.riteway-jp.com

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PROFILE

管洋介

BiCYCLE CLUB / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

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