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GUERCIOTTI(グエルチョッティ)・イタロ|ニューモデルインプレッション

注目の最新モデルを徹底インプレッション! ロングライドからレースデビューまで幅広くカバーするエンデュランスロード、GUERCIOTTI・ITALO(グエルチョッティ・イタロ)をベテランライダー、管洋介がチェック!

ニューモデルインプレッション
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快適性と走りのよさを両立したエンデュランスロード、イタロ

グエルチョッティから新たにデビューしたイタロは快適性を追求したエンデュランスカーボンモデルとして、素材やジオメトリーなどを最適化したカーボンバイクだ。イタロのネーミングは同社を創業したグエルチョッティ兄弟の兄、イタロ・グエルチョッティに由来している。
長距離の走行でもライダーの疲労を極力軽減するエンデュランスモデルの目的に合わせて、フレームに用いられるカーボン素材は、柔軟性に優れる24HMカーボンをメインに使用。強度が必要な部分は弾性率の高い30HMカーボンで補強される。フレーム形状についても、独特な細身の形状にシェイプされたシートステーにより振動吸収性が高められている。ジオメトリーについては、長めのヘッドチューブを採用。アップライトなポジション構築を容易にして長距離をラクに走れる。
さらにグエルチョッティがレースバイクで培ってきた優れた走行性能を実現するため、下部を1.5インチとした大径ヘッドチューブでハンドルまわりの剛性を向上。プレスフィットBBの幅ギリギリまで拡大されたダウンチューブとともに、レスポンスに優れたペダリング性能を獲得した。イタリアの実力派中堅ブランドとして評価されるグエルチョッティにふさわしい仕上がりのバイクといえる。

振動吸収性を高めるため、シートステーには上下方向を薄くした特徴的な形状が与えられる。28Cまでのタイヤが使用可能だ。

プレスフィットBBの最大幅まで拡大したダウンチューブからチェーンステーにより、ライダーのパワーはロスなく後輪へと伝達される。

上部は剛性を、先端部で振動吸収性を高めたフロントフォークを採用する。

ハンドリング性能を高めるため、下部が1.5インチの大径ヘッドを採用。

グエルチョッティ
イタロ

17万円(フレームセット/税抜)
■フレーム:30HM、24HMカーボン ■フォーク:カーボンモノコック ■コンポーネント:シマノ・105 ■ハンドル:ウルサス・マグナスH310 ■ステム:ウルサス・マグナスS300 ■シートポスト:デダ・RSX01■サドル:セラSMP・ヘル ■ホイール:シマノ・WH-RS010 ■タイヤ:コンチネンタル・グランプリ4シーズン ■サイズ:XXS、XS、S ■カラー:マットレッド ■試乗車重量:8.1kg(XS)

滑らかなフィーリングながらペダリングにはしっかり反応する

管洋介がインプレッション

エンデュランスモデルらしく、路面から伝達される走行トーンがしっとりと滑らかなのが特徴のバイクだが、同時にチューブの弾力性を感じた。ペダルを踏んでいくと、掛かりはじめからシャープな加速をしていくのがイタロの魅力といえる。BBのウイップと、スローピング形状のフレームによって剛性バランスに優れており、ダンシングはどこまでも軽やかだ。自身がバイクに積極的に合わせることをしなくても、自然と同調したリズム感が生まれ、常にきれいにまとまるのが特徴といえる。ヘッドチューブが長めのジオメトリーは、上体を起こしても走りやすく、長いクライミングでもしっかりと上っていける。
その性能はエンデュランスモデルの域を越えていて、トルクで踏み込んでいくライダーに非常に相性がよく、すぐにレースで使えるほどに走る。ふだんはロングライドがメインだが、たまにレースにも出てみたいというライダーには最適なバイクだ。リーズナブルな価格帯でありながら、その乗り味はワンランク上の高級感のあるものだ。美しいマットレッドのカラーリングは、所有する満足度もかなり高い。
試乗車にはエントリーグレードのホイールが装着されていたが、目的に合わせたハイスペックホイールに交換すれば、さらに走行性能は高くなるだろう。フレームセットでの販売のため、ライダーの目的に合わせたパーツをセレクトして、自分だけのバイクに仕上げて欲しい。

インプレッションライダー
管洋介

競技歴21年のベテランライダーで自身のチーム、アヴェントゥーラサイクリングの代表も務める。長年の経験を生かした的確なインプレッションが持ち味。身長168cm。

ニューモデルインプレッション
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こちらから

問:ミズタニ自転車 www.mizutanibike.co.jp

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PROFILE

管洋介

Bicycle Club / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

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