短めクランク最大のメリット【西山自転車商会】
ニシヤマ
- 2019年09月07日
編集部員は表の顔 じつは旧車好きのレストアラー
全国各地で古いパーツを漁る自転車マニアの日記
先日、フィッティングを行ったらサドル高を1cmも下げられてしまった。mm単位のフルオーダーフレームに乗っているのに、1cmのサドル高マイナスは致命的だ。作り上げた美学が根本から崩されてしまう。
そこで短めクランクだ。ペダル下死点が上がればサドルは上げられる。170mmを160mmにすれば、1cmサドルが上げられる。これは、ラクに回せることより自分にとってはデカい。短いクランクは、美学的にカッコ悪いというところは、この際無視。
さて、先日次男の自転車をクルマで踏みつぶしてしまった。よって次男は長男が乗っていたバイクにやや早めのデビューとなった(長男は押し出しを食らって、いまはダホン)。やっぱりちょっと身長が足らないようで、シートポストが埋没している。
そこで短めクランクだ。もとは165mmのところ、154mmのクランクを入れて下死点11mmアップ。シートポストの棒がようやく顔を出した。
自転車美学でいうと美しいシートポストの出しろを演出するために、昔はサドルの厚みやシートポストのヤグラ形状で調節していたのを思い出す。
クランク長でも調節できるなんて、今まで思いもよらなかったなあ。トレンドアイテムが生んだ福音だ。それで、ペダリングが上手く感じられるのだから、なおいい。
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