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ロードバイクのディスクブレーキ時代へ!サイクリストが知っておくべき基礎知識

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覚えておきたいディスクブレーキの主流規格

ディスクブレーキロードを購入するときに、いちばんのネックとなるのが「規格」。既存のリムブレーキはもちろん、関連するレバー、ホイール、場合によってはフレームすらも替えなくてはいけないからだ。

完成車で購入すればとりあえず乗ることはできるものの、パーツのスペックアップやアフターを考えると、しっかりと把握して、将来性がある規格を選びたい。

また、キャリパーのマウント方式や、制動力に影響するローターやパッドの規格も覚えておこう。その他の関連規格も紹介する。

エンド幅

フロント(前)/100mm
リア(後ろ)/142mm

ローターが入るスペースを確保するためにエンド幅の拡大が必要となり、ロードバイクではリア142mmが主流に。スルーアクスルという新機構の効果もあって、フレームはより高剛性化する傾向にある。ホイール購入時に関係する重要な規格なので、必ずチェックしておこう。フロントはリムブレーキと同じ100mmだが、スルーアクスルなので互換しない。

マウント方式

フラットマウント(シマノ)

キャリパーをフレームやフォークに固定するための台座の規格。MTBではポストマウントとインターナショナルスタンダードが主流だが、ロードバイクではシマノが提唱するフラットマウントが主流に。これはコンパクトかつ軽量で、フレーム設計がしやすく、ロードバイクならではの小径ディスクローターに最適化した規格だ。各マウントはアダプターを介して対応することもできる。

ポストマウント(PM)

 

インターナショナルスタンダード(IS)

 

スルーアクスル

フロント(前)/12×100mm
リア(後ろ)/12×142mm

クイックリリースよりも軸径が太く、高剛性の車軸。ロードバイクでは軸径12mmのフロント100mm、リア142mmが主流に。ネジやレバーの構造はメーカーによってバラバラだが、基本的にフレームまたはフォークとセットになっている。ホイールをまっすぐ取り付けできるので、じつは初心者にこそおすすめだ。

コンバーター

最近の完組ディスクブレーキホイールには、コンバーターが付属している場合が多い。これを組み替えれば、12×142mmのスルーアクスルでも130mmのクイックリリースでも、同じホイールが使える。

 

ブランド(メーカー)による違い

※2018年現在のデータを一部掲載。現行モデルでは異なる場合があります。

コルナゴ

軸径15mmで、エンドとの勘合部を六角形にすることでねじれ剛性を向上。レバーを回すと先端のフックがエンドにかかり外れを防止。

 

メリダ

軸径12mmのフロント100mm、リア142mmで、ここに紹介するなかではもっともシンプル。レバーを回してエンドに固定する。

 

シマノ

Eスルーと呼ばれる規格。軸径12mmのフロント100mm、リア142mmだが、ネジのピッチが広く、ナットを入れる専用エンドが必要。

 

エンヴィ

右エンドに下向きのスリットがあり、一般的なスルーアクスルよりもすばやく着脱できるスピードリリース。アクスルはマヴィック製。

 

デローザ

レバーではなく5mm六角レンチで回すタイプ。写真(プロトスディスク)は軸径16mmで、ホイールはコンバーターで対応している。

 

クイックリリース固定だとホイールがズレる?

数年前まではクイックリリース仕様のディスクブレーキバイクもあったが、フレーム設計を変更しなければいけないほど制動負荷が高いため、締め方次第ではホイールがズレてしまうことも。また、レバーの締め加減によってローターの位置が微妙に変化し、音鳴りしやすいという面もある。これからディスクブレーキロードを買うなら、スルーアクスルを採用したモデルを選ぶのがおすすめだ。

ディスクローター

フロント(前)/160mm
リア(後ろ)/140mm

MTB用も含めれば、ローター径は203、185、160、140mmというサイズがある。制動力を比較的必要としないロードバイクではフロント160mm、リア140mmが主流(メーカーによっては推奨)。ローター径が大きくなるほど制動力は高く、また放熱性も高い。ハブへの嵌合方式は下記の2タイプがある。

センターロック式
スプロケットを固定するように、ロックリングで固定する方式。交換作業がラク。

 

6穴式
6本のボルトで固定する方式。着脱はやや面倒だが、固定力はバツグン。

ウェーブローターは過去の遺物?

デザイン性が高くクリーニング機能(ギザギザがパッドを削り、ブレーキ面を磨く)もあるウェーブ(波型)ローター。しかし、パッドとの接触面積が小さいため制動力が比較的低いとされ、いまはあまり使われない。

パッド

レジンパッド

ローターを押さえ込むパッドは、モデルによって互換しないので確認が必要。材質はアラミド繊維にさまざまな混合物を混ぜて樹脂で固めたレジンと、銅にセラミックやカーボンなどを混ぜて焼結させたメタルがある。どちらがいいかは好みだが、ローターによって指定される場合も。ロードバイクでは幅の狭いナロータイプが一般的で、放熱フィンを備えたものもある。

レジンパッド

メリット デメリット
コストが低く、メタルよりも音鳴りがしにくい。また、材質が樹脂なのでローターへの攻撃性も低く、長寿命。 樹脂なので熱に弱く、高温状態が続くとフェード現象(制動力低下)を起こす。また、吸水すると制動力が落ちる。
メタルパッド

メリット デメリット
ガツンとした制動力を発揮。金属なので熱に強く、フェード現象が起きにくい。吸水しないので雨天走行も安心。 コストが高く、金属なので音鳴りがしやすい傾向にある。パッドの減りは遅いが、そのぶんローターが摩耗しやすい。

フルード(油)

ミネラルオイル

キャリパーとブレーキホース内に充満しているフルードには、天然のミネラルオイル(鉱物油)と、人工のDOTオイル(非鉱物油)がある。さらにDOTオイルにはシリコーン系とグリコール系があり、いずれも互換しない。キャリパーやホースはミネラルオイルかDOTオイルか指定があり、誤って使用するとシールが損傷したり、ブレーキが効かなくなったりするので注意しよう。

ミネラルオイル
メリット デメリット
吸湿性がなく、安定した制動力を発揮。シマノやカンパニョーロ、マグラ、TRPが採用。DOTよりも攻撃性は低い。 DOTよりも沸点が低い。長い下りなどで高温状態が続くとヴェーパーロック現象が発生し、制動力が一時的に低下しやすい。
DOT(ドット)オイル
メリット デメリット
沸点、耐久性が高く、スラムやMTB用ブレーキが採用。グリコール系にはDOT5.1やDOT4などのグレードがある。 吸湿性が高いため水分を含みやすく、ミネラルよりも劣化が早い。攻撃性が高いので、作業時は手袋が必須。

ブレーキホース

ストレート

ブレーキホースは、キャリパーやレバーの接続方式に規格がある。ロードバイクのキャリパー側はストレートが多く、シマノのレバーもストレートだが、カンパニョーロやスラムのレバーはバンジョーを採用。どちらかに優劣があるわけではないが、それぞれの接続方式は互換しない。ホースにはグレードがあって、剛性が高いものほど高価になる。

ホース先端にインサートピン(右下/シルバーの金具)を差し、筒状のオリーブ(右/真鍮色の金具)を通す。ボルト(中央下)を締めこめばオリーブがかしめられて密閉され、フルードが漏れなくなる構造だ。左の黄色い部品はホースガイドで、ホースをまっすぐカットするために使う。

 

ストレート

バンジョーのような金具がなく、ボルトでキャリパーやレバーとダイレクトに接続するタイプ。シマノの場合、BR-R785以外はほぼホース両端がストレートだ。

 

バンジョー

専用ボルトでキャリパーやレバーの接続部に固定するタイプで、弦楽器のバンジョーのような金具が付いているためこう呼ばれる。MTBではメジャーな規格。

フルードを漏らさないためには、ホースをまっすぐに切るのが鉄則。上記で紹介した黄色いガイドでもカットできるが、自分で作業するときは専用工具を使うのがおすすめだ。シマノの専用カッターはインサートピンの圧入機付きで便利。

魅力的なサードパーティーにも注目

ホースとフルードはミネラルかDOTかで同じものをそろえなければならないが、ジャグワイヤー
にはどちらのフルードにも対応するスグレモノがある。パッドのラインナップやカラー展開が豊富で、制動力も高いのでおすすめだ。

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PROFILE

トモヒロ

Bicycle Club / DIY系自転車ビルダー

トモヒロ

メッセンジャー⇒自転車屋⇒BiCYCLE CLUB編集部⇒ホビービルダーという、自転車についてだけ遠距離パワー型のFUNQディレクター。休日の楽しみは娘と自転車で散歩、文房具屋巡り。

トモヒロの記事一覧

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