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fi’zi:k・アンタレス ヴァーサス エボ 00 アダプティブ【TEST ME・動画あり】

編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回は3Dプリントパディングを採用した、fi’zi:k・アンタレス ヴァーサス エボ 00 アダプティブを編集部ヤマグチがテスト。無段階にクッション性をコントロールできるというが、果たしてその乗り心地は?

3Dプリンターでクッションを作った未来のサドル

ポジションにより変化する圧力分布にも対応、4つの主要ゾーン(ノーズ、ミドル、坐骨周辺、リア)、それぞれの場所で格子の太さを変え、クッション性を適正化している。
無段階に配置された格子が細やかな座り心地を実現

未来のサドル。
フィジークからそういっても過言ではない3Dプリントパディングを採用したサドルが登場した。
その最大の特徴は3Dプリンターを使って作られたエラストマーパッドが、何層にもわたる格子状に成形されている点だ。
これは3Dプリンターメーカーの米国カーボン社の革新的なDLS(デジタルライト合成)技術を使い、紫外線硬化樹脂を使用し格子状に成形。

紫外線を照射することで樹脂を硬化させて成形する。100万回を超える衝撃耐久テスト、耐候性テストもマイナス20℃から70℃までクリア。
これにより、ライダーの骨格や体重分布に適したクッション性、耐衝撃性、そして振動減衰性を実現している。
従来であれば複数の素材の違うクッションを重ねることで理想に近づけてきたが、突き詰めるとまだまだ改善の余地があった。しかし、3Dプリンター技術がその階調を細かくすることを可能にしている。
さらにこの理想的な形状を求め、フィジークではテストライダーに実施したプレッシャーマッピングデータを9年間にわたり蓄積、解析してきた。これにより、多くのライダーが求める理想的な形になっているのだ。

【Impression】衝撃のテストライド「腰の安定がパワーを生み出す」

TESTER/ヤマグチ

かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で入賞。ロード、シクロクロスで全日本選手権出場経験をもつ。45歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、グランフォンドを楽しむ。

乗る前に3Dだから実現するその特性を感じよう

メッシュのゴツゴツしたイメージではなく、触るといたってソフトだ。

アダプティブはいままでに経験したことのないサドルだ。

表面は想像を超える柔らかさ、つぶれることを前提とした柔らかい表層、その下の層は下層へいくほど密度が高くしっかりとしたクッション性を発揮する。パッドの柔らかい部分は格子の密度が低く、簡単につぶれるが、座骨の乗る部分では格子の密度が高くなりダンパーが効く構造だ。このクッションのすごいところは、3Dプリンターにより「まるで建築物のような柱」がハニカム状に積み重ねられているため、構造計算どおりに作ることが可能。そのため横と縦とで変形が違うのだ。

まず、クッション性の高さに驚く

見た目の奇抜さに圧倒されるが、ナチュラルな座り心地に驚く。

実際に乗ってみるとメッシュの分布が各部、各層で無段階に変化していくため、そのクッション性がとてもナチュラルなのに驚く。

これはどういうことか?

従来のパッドであればクッションの強弱が極端になったり、ピンスポットに使い分けることが難しかった。

柔らかすぎても「坐骨の先端が沈んでしまい底付きして痛い」、といった問題が起きる。

もちろん硬すぎると「坐骨にベースが当たって痛い」、「尿道への圧迫で陰部が痛い」、「長距離乗るとじわじわと痛くなる」といった不満があった。

そこで、うまく素材が沈み込むことを計算したうえで、座骨部分のように圧のかかるところには硬めになるように構造を設計し、前の尿道が当たる部分には柔らかめの構造になっているため、どこに座っても快適なのだ。

腰が安定するため快適性とパワーを両立させている

ベースとなるカーボンは従来のラインナップ、アンタレスヴァーサスエボ00と同じものを使用。サドル幅は139mmと146mmの2種類となる。

「柔らかいのに、腰が安定する」のがこのサドルの最大の特徴だ。

ベースにはカーボンを使っており、滑らかな路面ではしっかりと腰をホールドする。いっぽう荒れた路面では細かい振動は3Dプリントパディングにより吸収され、段差のような大きな衝撃はこのカーボンベースが吸収してくれる。

さらに、3Dプリントパディングのすごいところは、座骨部分が縦には強く、横に少し潰れやすくしていることで、ライダーの腰をホールドしてくれるのだ。この効果が大きく、まるでTTバイクに乗っているかのような乗り心地を実現する。

TTバイクではエアロフォームに注目が集まるが、じつは腰を安定させられることでより高いパワーの持続を可能としている。なので、最近ではTTサドルに似たブーストサドルがロードレースでもトレンドだ。上体を前傾させても座骨との接点、さらに尿道部分が痛くならないため、前乗りでも快適なのだ。

幅広いポジションが可能でヒルクライムでも快適

さらにポジションがノーズ、ミドル、座骨、リアと幅広く使えるため、かなり幅広いポジションをとっても快適だ。

一般的にはミドルと座骨を使い分けるのがよさそうだ。

応用的な使い方としてはヒルクライムにも向いている。

今回ヒルクライムでもテストしたが、攻撃的な前乗りをするためにノーズに座っても、尿道が痛くならない。逆にヒルクライムでリラックスして走ることを想定し、アップライトポジションにし、リアにしっかりと腰かけたが、リアはパッドの密度が高く、重い体重を支えるダンパーの役割をするので痛くならない。

ということで、ポジションを変えて試すことで、このサドルのメリットを最大限に生かすことができるだろう。

【動画】インプレの様子はこちらから

fi’zi:k・アンタレス ヴァーサス エボ 00 アダプティブ

4万8000円(税抜)
●サドル長:274mm ●幅:139mm、146mm ●重量:147g(139mm)、154g(146mm) ●レール:10×7mm メビウスカーボンレール

fi’zi:k・アンタレス ヴァーサス エボ 00 アダプティブテストライドプログラム

試乗受付のご案内はこちらから

 

問:カワシマサイクルサプライ
www.riogrande.co.jp

出典

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PROFILE

山口

BiCYCLE CLUB / 副編集長

山口

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、44歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

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バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、44歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

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