フレームを傷つけない! WALKRIDE・シンクシールド スターターキット【TEST ME】
ハマダ
- 2020年07月02日
編集部が気になるパーツやアクセサリーをインプレッション! 今回はフィルム自体が自己修復する機能をもっており細かな傷の発生を防ぐことができる、WALKRIDE・シンクシールド スターターキットを編集部の浜田がテスト!
フレームを守り、美しく保つプロテクションフィルム
「シンクシールド」とは世界31カ国で展開する洗車のプロフェッショナル『洗車の王国』とのコラボレーションで開発された自転車用PPF(ペイントプロテクションフィルム)。もともとは自動車用のものだったが、これを自転車用に最適化。
注目すべきはその多彩な機能だ。光沢性、はっ水性、キズ・汚れ防止機能、UVカット機能、發油・耐溶剤性能、常温自己修復機能と多岐にわたる。とくに最後の「常温自己修復機能」はその名のとおり、フィルム自体が自己修復する機能をもっているため、細かな傷の発生を防ぐというもの。
フィルム自体は自己修復層、無黄変タイプポリウレタンフィルム、粘着層からなり、それでいて厚みは約0・15㎜と非常に薄い。フレームに施工する際は専用の施工液を用いた水張り方式を採用。位置決めや気泡抜きが簡単にできるため、だれでも作業しやすい。
この「スターターキット(ヘッド、フォーク、チェーンステー向き)」以外にも「フレーム用」、「クランクセット用」、「サイクルコンピューター用」を展開。
特殊フィルムがキズや劣化を防いでくれる
実際に貼り付けてみるとこんな感じ。撮影のためにわざとフィルムの縁が見えるように撮っているが、基本まったく目立たない。
フィルムにもフレームにもたっぷり施工液を吹きかけてから張り付ける。位置がずれても、滑らせて貼り直すことが可能。
スクイージーを使って、間の空気を中央辺りから外側へ押し出す。これだけで完了。
フィルムにマイナスドライバーを突き立ててみた。けっこう薄手ではあるが、簡単には突き破られないほどの強度と伸縮性がある。
「シンクシールドフレーム(Aセット)」は190×580㎜で5400円(税抜)。トップチューブやダウンチューブ用で、自由に切って使う。
ウォークライド
シンクシールド スターターキット
3500円(税抜)
●フィルムサイズ:60×270mm 1枚、30×270mm 1枚、30×25mm 2枚 ●付属品:シンクシールド専用施工液、ゴムスクイージー
常温自己修復機能ってすごくない? 長期使用も安心!
施工液なんてものが付いてくると「なんか難しそう」と思うかもしれないが、接着後すぐならやり直しもできるため、まったく問題なし。シートは薄く、わずかに伸び、なによりクリアで目立たない。とくに透明度が高く、保護シール系にありがちな白っぽさがないのがいい。貼った後、キズや汚れを寄せ付けないのは当然だが、自己修復機能の強靭さがありがたい。マイナスドライバーでフレームを軽く突いてみたが、とりあえず大丈夫そう(笑)。ヘッド部分のアウターワイヤー擦れにはフィルムを小さくカットして対応。フィルム自体が黄ばみや劣化を防ぐため、長期的な使用にも安心感がある。
TESTER/ハマダ
マイバイクの扱いはていねいにしているつもりだが、なぜか汚れやキズだらけになりがち。それを防ぐために数年前に貼ったチェーンステーシールはかなり黄ばみ、黒ずんでいた……
問:ウォークライド https://walkride.jp
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