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ジロを占うティレーノ~アドリアティコの見どころ5つ! サイモン・イェーツ総合優勝

新型コロナウイルス感染症拡大のため、レーススケジュールが大幅変更になった2020年のUCIワールドツアー。本来なら3月に行われるジロ・デ・イタリアの前哨戦、ティレーノ~アドリアティコもツール・ド・フランスと同時期に開催され、ジロに出場する有力選手が参戦した。最終的に、サイモン・イェーツが苦手とされる最終日のTTを好タイムでゴールし、総合優勝した。そこで、今年のティレーノ~アドリアティコを見逃した人もこのポイントを抑えればバッチリ!という5つのポイントを紹介する。

ポイント1
第1・第2ステージは1位アッカーマン、2位ガビリアと
同じ顔ぶれになる珍事発生

第1ステージに勝ったパスカル・アッカーマン(ボーラ・ハンスグローエ)は最終的にスプリント賞を獲得した。

第1ステージはレース終盤にメイン集団で落車が発生した後、集団ゴールスプリントに。先行したフェルナンド・ガビリア(UAEチームエミレーツ)とフェンスの間の狭いスペースから強襲したパスカル・アッカーマン(ボーラ・ハンスグローエ)が差しきって優勝。総合トップの証であるマリアアッズーラに袖を通した。翌日の第2ステージも集団ゴールスプリントに。5人横並びでスプリントし、ハンドルの投げ合いの末、1位アッカーマン、2位ガビリアと、トップ2は前日と全く同じ顔ぶれとなる珍事が起こった。

マリアアズールを着たアッカーマンが1位、そしてオレンジ色のスプリント賞ジャージを着る2位のガビリア。着るジャージは違うが1、2位の顔触れは同じだ。

●ポイント2
山岳王パンターニの練習コース、
ムロ・デル・ピラータ(海賊の壁)がコースに登場

第3ステージでは壁のような坂が選手たちを襲い掛かる。

第3ステージでは、往年の名選手で山岳王の異名を持つマルコ・パンターニが練習で走ったポッジオ・ムレッラへの上り(登坂距離1.6km、平均勾配10.7%)がレース中盤と終盤に2回登場。この坂は、パンターニのニックネームをとってムロ・デル・ピラータ(海賊の壁)と呼ばれる。この坂沿いには、今もパンターニの両親が住んでいる。ちなみにこの坂で独走する選手を馬2頭が追いかける珍場面もあった。

ムロ・デル・ピラータにはパンターニのモニュメントが立り、レースを当日にパンターニのお母さんを招いたイベントが開催された。

●ポイント3
初のオランダチャンピオンジャージ姿で
シクロクロスチャンピオンマチューが勝利!

中盤以降、“壁”と呼ばれる短い激坂が連続する大会屈指の過酷なコースレイアウトとなった第7ステージ。シクロクロス世界チャンピオンのマチュー・ファンデルプール(アルペシン・フェニックス)は、序盤に形成された逃げグループに乗り、中盤も積極的にアタックを繰り返し、最後の激坂区間で先行する選手を一気に抜き去ってステージ優勝を果たした。マチューは今年のオランダ選手権ロードレースも制しており、ロードレースでも成績を残している。マチューが使うバイクは、ツール・ド・フランスでアレハンドロ・バルベルデ、ウォーレン・バルギルの使うのと同じ新しいエアロロードのようだ。リアホイールとシートチューブのクリアランスが詰まったデザインになっている。

ちなみに、マチューのチームメートでシクロクロスのトップ選手で、ベルギーチャンピオンでもあるティム・メルリエ(アルペシン・フェニックス)も前日の第6ステージで優勝。ナショナル&シクロクロスのトップ選手の活躍が目立った。

●ポイント4
総合優勝したサイモン・イェーツ、双子の弟アダムはツールに出場中

第5ステージでステージ優勝して個人総合トップに躍り出て、以後も堅実なレースで個人総合優勝を果たしたサイモン・イェーツ(ミッチェルトン・スコット)。最終ステージのタイムトライアルでも個人総合有力候補でタイムトライアルを得意とするゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアス)を抑えてマリアアッズーラを守り切った。

ところで、ツール・ド・フランスを追いかけている方の中には「おや?」と思われた方もいらっしゃるはず。ツール・ド・フランス第5ステージでマイヨジョーヌを手に入れ、その後第9ステージで逆転されるまで個人総合リーダーの座を守ったのもミッチェルトン・スコットのイェーツだからだ。

実は2人は双子の兄弟で、ティレーノ・アドリアティコに出ているのは弟のサイモン・イェーツで、ツールに出場しているのは兄のアダム・イェーツ。同じジャージやヘルメット、アイウェアをかけていると見分けが付かないぐらい似ている。

●ポイント5
ジロを目指すトーマス、ブエルタを目指すフルームも出場

ジロ・デ・イタリアへ意欲を見せるゲラント・トーマス

ティレーノ・アドリアティコはジロ・デ・イタリアの前哨戦という位置づけだが、今年ツール・ド・フランスを回避しジロ・デ・イタリアを目指すゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアス)をはじめとする総合系の有力選手も出場した。トーマスは個人総合トップのサイモン・イェーツに39秒遅れで最終ステージの個人TTを迎え、逆転も可能かと思われたが、イェーツの好走でわずかに及ばず、個人総合2位で大会を終えた。

この大会には、今年はツールを回避してブエルタを目指すクリストファー・フルーム(イネオス・グレナディアス)も出場。ツール個人総合優勝経験者2人はターゲットとなるそれぞれのレースで活躍できるか、期待がかかる。

最終ステージはイタリアTTチャンピオンのフィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)が勝利。

 

リザルト

総合成績

1 サイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン-スコット)32時間07分34秒
2 ゲラント・トーマス(イギリス、イネオス・グレナディアス) 17秒
3 ラファウ・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)29秒
4 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、チームサンウェブ)+ 56秒
5 アレクサンドル・ウラソフ(ロシア、アスタナプロチーム)⁺58秒
6 ファウスト・マスナダ(イタリア、ドゥクーニンク・クイックステップ)1分18 秒

マリアアラニコ スプリント賞

パスカル・アッカーマン(イギリス、ボーラ・ハンスグローエ)

マリアヴェルデ  山岳賞

エクトル・カレテロ (スペイン、モビスターチーム)

マリアビアンカ  ヤング賞

アレクサンドルヴラソフ(アスタナプロチーム)

各ステージ優勝

第1ステージ パスカル・アッカーマン(イギリス、ボーラ・ハンスグローエ)
第2ステージ パスカル・アッカーマン(イギリス、ボーラ・ハンスグローエ)
第3ステージ マイケル・ウッズ(EFプロサイクリグ)
第4ステージ ルーカス・ハミルトン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)
第5ステージ サイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
第6ステージ ティム・メルリエ(ベルギー、アルペシン・フェニックス)
第7ステージ マチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)
第8ステージ フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアス)

大会WEBサイト
https://www.tirrenoadriatico.it/

 

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