BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • HATSUDO
  • Kyoto in Tokyo

STORE

  • FUNQTEN ファンクテン

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ
  • Bicycle Club BOX

ブエルタ・ア・エスパーニャ|マーティンが9年ぶりのステージ優勝。ログリッチは安泰|第3ステージ

スペインで開催中のブエルタ・ア・エスパーニャ2020は22日、第3ステージがロドサからラ・ラグナ・ネグラ=ビヌエサまでの166.1kmのコースで行われ、ダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション)がブエルタで9年ぶりのステージ優勝を果たした。2日連続のステージ2位に入ったプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)は、個人総合トップの座を守っている。

ピノとモホリッチがブエルタを去る

第3ステージはスタートから79km地点の最初の3級山岳に向けて上り基調で、最後に1級山岳ラ・ラグナ・ネグラ=ビヌエサ(距離8.6km、平均勾配5.8%)の山頂フィニッシュとなる。大会が短縮された影響ではあるが、初日から3日連続で1級山岳が登場したことになる。

レース前にティボー・ピノ(グルパマFDJ)とマテイ・モホリッチ(バーレーン・マクラーレン)がこの日スタートせず、リタイアすることが発表された。ピノはツール・ド・フランスでの落車時に負傷した背中の痛みの再発、モホリッチは前日のレースでの落車後、肩甲骨の骨折が判明したことが理由だ。この日は170人がスタートラインに立った。

少人数の逃げグループができるも、メイン集団が吸収

レースはスタートしてまもなくマーク・ドノヴァン(サンウェブ)やトッシュ・ファンデルサンド(ロット・スーダル)、ウィリアム・スミット(ブルゴスBH)ら5人が逃げグループを形成。最初の3級山岳に上り始めるころには、メイン集団に対して4分以上のリードを築き上げた。

3級山岳のKOMはファンデルサンドが先頭で通過。3級山岳を下って平坦に入ると、横風が懸念されるためメイン集団内で各チームの位置取り争いが始まった。この動きでメイン集団のペースが上がり、残り56km地点で逃げグループを吸収した。

逃げが吸収されると、新たにヴァランタン・フェロン(トタル・ディレクトエネルジー)らUCIプロチームの4人が逃げグループを形成。一時はメイン集団に対して1分30秒ほどのリードを築いたが、1級山岳ラ・ラグナ・ネグラ=ビヌエサまでに吸収された。

最後の1級山岳でフルームがアシストに

最後の1級山岳は、山頂フィニッシュとなるため、個人総合上位の選手を擁するチームにとってはここが勝負どころとなる。

この上りでメイン集団を牽引するのは、リチャル・カラパスの個人総合優勝を狙うイネオス・グレナディアス勢。3大ツール通算7回の個人総合優勝経験のあるクリストファー・フルームもアシストに回ってハイペースで集団を引き続け、メイン集団の人数を絞ることに成功した。

このタイミングでメカトラブルに見舞われた個人総合4位のエステバン・チャベス(ミッチェルトン・スコット)はレースに復帰したものの先頭集団に戻ることができず、総合順位を落としてしまった。

マーティンがスプリントでログリッチとカラパスを下す

ピークが近づくと、集団の中でも動きが出てきた。残り3km付近でケニー・エリッソンド(トレック・セガフレード)が単独で集団を飛び出すことに成功。この動きはイバン・ソーサ(イネオス・グレナディアス)がメイン集団を引き連れて吸収した。

残り1km手前でクレモン・シャンプッサン(AG2Rラモンディアール)が仕掛けたアタックもほどなく吸収され、さらにセップ・クス(ユンボ・ヴィズマ)がカウンターアタックを仕掛けた。

残り200mで個人総合2位のマーティンが満を持してアタック。カラパスやログリッチが追走したが、フィニッシュラインまで力強く加速したマーティンがフィニッシュラインをトップで通過した。マーティンのブエルタでのステージ優勝は実に9年ぶりだ。

タイム差なしの2着にはログリッチ、3着にはカラパスが入った。

この結果、ログリッチが個人総合トップを守り、マーティンがログリッチとのタイム差を4秒縮めて5秒差とした。また、個人総合4位につけていたエステバン・チャベスがタイムを1分以上失い、8位に順位を下げた。

動画 ステージダイジェスト

ブエルタ・ア・エスパーニャ2020 第3ステージ 結果

ステージ結果

1 ダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション)
2 プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)
3 リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアス)
4 ワウト・プールス(バーレーン・マクラーレン) +4秒
5 アレクサンドル・ウラソフ(アスタナ) +7秒
6 エンリク・マス(モビスター) +9秒

マイヨロホ(個人総合成績)

1 プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)
2 ダニエル・マーティン(イスラエル・スタートアップネイション) +5秒
3 リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアス) +13秒
4 エンリク・マス(モビスター) +32秒
5 ヒュー・カーシー(EFプロサイクリング) +38秒
6 セップ・クス(ユンボ・ヴィズマ) +44秒

マイヨモンターニャ(山岳賞)

リチャル・カラパス(イネオス・グレナディアス)

マイヨプントス(ポイント賞)

プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィズマ)

マイヨブランコ(ヤングライダー賞)

エンリク・マス(モビスター)

ステージ敢闘賞

ウィリアム・スミット(ブルゴスBH)

チーム総合成績

ユンボ・ヴィズマ

第3ステージのルート

ブエルタ・ア・エスパーニャ出場選手リストはコチラから。

 

「ブエルタ出場選手リスト」

 

ブエルタ・ア・エスパーニャ公式WEBサイト
www.lavuelta.com

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load