BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

ORBEA(オルベア)・オルカM30|ニューモデルインプレッション

注目の最新モデルを徹底インプレッション! 2003年から長期にわたりオルベアのロードレーシングモデルとして進化し続けているオルカシリーズ。ここでは2021年モデルとして新たに追加された「オルカOMR」フレームを採用し、アルミコラムフォークと105をアッセンブルして30万円を切る価格設定を実現している、ORBEA・ORCA M30(オルベア・オルカM30)を徹底調査。べテランライダーの管洋介が実際に乗ってみた!

ニューモデルインプレッション
一覧はこちらから

トップモデルの技術を最適化してフィードバック!
振動吸収性を高めたミドルレンジロード

スペインの総合バイクブランドであるオルベアにおいて、2003年から長期にわたりロードレーシングモデルとして進化し続けているのがオルカシリーズだ。
2020年モデルではトップレンジの「オルカOMX」フレームがケーブル完全内装化をはじめとした空気抵抗の軽減や軽量化、さらに剛性も向上させるフルモデルチェンジを果たした。そして2021年モデルではセカンドグレードの「オルカOMR」フレームがフルモデルチェンジした。
新型「オルカOMR」フレームは「オルカOMX」と同様にケーブルを完全内装化し空気抵抗を軽減させているが、チューブ形状を丸型とすることで振動吸収性を向上。前作よりも5%、「OMX」との比較でも10%向上しており、レーシング一辺倒ではなくロングライドにも対応できる設計となっている。またカーボン素材や成型方法のアップデートにより重量剛性比を向上し、軽量化も果たした。
この新型「オルカOMR」フレームを採用するM30はアルミコラムフォークと105をアッセンブルして30万円を切る価格設定を実現。クランプ部分から上方に20mmのライズを設けたOCライズハンドルバーを採用することで、リラックスしたポジションでのライドを可能とした。オルカシリーズの高性能をすべてのライダーに届けるモデルだといえる。

20mmのライズを設けた専用のOCライズハンドルバーによりアップライトでリラックスしたポジショニングを可能とした。

シートステーは細身のシートポストのフレックスを生かすために下部にオフセットして接続される。上下方向に薄い形状で振動吸収性と横剛性も両立した。

振動吸収性を高めるためにエアロ効果に優れたD型ではなく、丸形の27.2mm径のシートポストを採用。クランプはフレームと一体化して空気抵抗を軽減する。

幅広のシェイプのフロントフォークにより空気抵抗を軽減し、快適性も高い。

オルベア
オルカM30

27万2000円(完成車/税抜)
■フレーム:オルカOMRカーボンモノコック ■フォーク:カーボン、アルミコラム ■コンポーネント:シマノ・105 ■ハンドル:OC1ロード ■ステム:OC1 ■シートポスト:OC2カーボン ■サドル:セラロイヤル・セタRS ■ホイール:オルベアホイール ■タイヤ:ヴィットリア・ザフィーロV ■サイズ:47、49、51、53、55、57、60 ■カラー:ホワイトアイリス、ローカーボン/チタン、エレクトリックオレンジ/メタリック ■試乗車重量:9.4kg(編集部実測51サイズ/ペダルレス)

フラッグシップから引き継いだ軽快さに伸びやかな巡航性能をプラス

管洋介がインプレッション

同社のレーシングフラッグシップモデルの「オルカOMX」フレームのビビッドな駆動力をもつ高剛性な車体に対して、M30が使用するフレームは剛性バランスが明らかに穏やかだ。低重心で伸びのあるスピードに身を任せてクルーズする推進力を感じることができる。目指す目的地へ余裕をもって走ってくれるオトナのバイクだと言っていいだろう。
ジオメトリーは上位の「オルカOMX」の設計をベースにしていて、落ち着いてペダリングできる&フォームをとりやすい後傾したシートアングルを採用。しっとりとした踏み心地ながら、408mmのチェーンステーとショートホイールベースによって、抜けのいい軽快な後輪追従性と立ちまわりを演出してくれている。
そして振動吸収性にも優れた能力をもっていて、オーバル形状のフロントフォークは路面の情報を拾うトーンに角がなく、落ち着いてライドできる印象だ。
付属するOCライズハンドルバーは振動減衰性にも一役買っていて下ハンドルではエアロに、上ハンドルではアップライトに構えられる。こうしたポジショニングの広さもユーザーフレンドリーなデザインといえる。

インプレッションライダー
管洋介

競技歴24年のベテランライダーで自身のチーム、アヴェントゥーラサイクリングの代表も務める。長年の経験を生かした的確なインプレッションが持ち味。身長168cm。

ニューモデルインプレッション
一覧はこちらから

管洋介のその他の記事は
こちらから

問:サイクルクリエーション
www.orbea.com

出典

SHARE

PROFILE

管洋介

Bicycle Club / 輪界屈指のナイスガイ

管洋介

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

管洋介の記事一覧

アジア、アフリカ、スペインなど多くのレースを走ってきたベテランレーサー。アヴェントゥーラサイクリングの選手兼監督を務める傍ら、インプレやカメラマン、スクールコーチなどもこなす。

管洋介の記事一覧

No more pages to load