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シクロクロス全日本選手権、波乱の男子U23では鈴木来人が勝利、女子ジュニアは渡部が圧勝

シクロクロスの日本国内の頂点を決める、第26回シクロクロス全日本選手権大会が11月28日-29日の日程で長野県飯山市長峰スポーツ公園で開催された。年々レベルが上がっている男子U23では昨年鈴木来人(BonneChance Asia Cycling Academy)が優勝した。ここではこのほか若手のカテゴリー男子U23のほか、男子ジュニア、女子ジュニア、 男子 U17、U15、女子 U17、U15をレポートする。

男子U23 鈴木来人が得意なコースでV、スタートの失敗を挽回した村上が2位へ

軽快な走りで、1周目のキャンバーで後続に差をつけはじめた鈴木。

男子U23はエリートレースでも上位に食い込む選手が出場することで注目を集めるレースだ。昨年の覇者はエリートで連勝している織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝するなど、C1のトップで活躍する選手たちが争うことで注目されている。

U23男子のスタートは10時30分、コースは昨日の雨から晴れの下行われ、重たい泥のコンディションとなり、雨の滑りやすさとはまた違った難しいコンディションで行われた。出だしから飛び出したのは鈴木来人、いっぽう注目選手の村上功太郎(松山大学)はスタートからの直線でペダルが2回外れ、さらにキャンバーでの失敗で、出遅れてしまった。

1周目のキャンバーで集団に埋もれる村上。

その後、トップを走る鈴木は安定した走りを見せ、後続を引き離しての独走を続ける。いっぽう、ペースを取り返した村上は諦めずに前を追い続ける。しかし、最終的には村上は追いつくことはできず、終始安定した走りを見せた鈴木が43秒差をつけて優勝した。村上は全日本選手権で昨年に続きスタートで失敗し、悔しい2位となった。

じわじわと追い上げる村上の目は常に前を狙っていた

優勝した鈴木は昨年全日本のジュニアで3位、しかし世界選手権に日本代表選手として派遣されトップと同一周回でゴールするなど実力を挙げている注目選手だ。

「レース中に気を付けたことはミスしないこと。2位の村上選手のほうがフィジカルでは上なので、自分の得意とするテクニカルセクションでできるだけ速く、ミスしないように走るようにしました。アンダー23で1年目なので、このあと4年間チャンピオンジャージを守れるようにしっかり練習していきたいです」とレース後に語っていたが、とにかくミスをしないことに尽きるレースとなった。

 

鈴木来人とその師匠である元日本チャンピオンの辻浦圭一コーチとレース後に記念撮影

ピットでは泥との別の戦いが待っていた

雨が上がり、気温が上がったことで路面は前日の滑る泥から、自転車にへばりつく重たい泥となった。このためピット作業もこの日のレースを決める重要な要素となった。コース上2か所にピットがあるダブルピットのため、選手たちはほぼ毎周回バイクを交換するほどになった。メカニックの強いチームでは半周ごとにバイク交換することもできたが、ピットに用意されたオフィシャル洗車機の前には長蛇の列ができ、洗車できないことがメカニックたちを悩ませることとなる。

このレースで3位でフィニッシュした中村龍吉(acu-power RACING TEAM+)はレース開催の直前にC2に昇格し、レース出場資格を得た。そのため最後尾からのスタートとなったが、得意なランを生かして上位に食い込んだ。
「走ると泥がついてしまうので、逆に担いだほうが自転車に泥が付かずに軽く走ったのがよかったです。最後尾からのスタートで、ここまでこれたのでよかった」とレース後に振り返える。無理に乗らずにランを積極的に取り入れるのもこのコースの攻略法のひとつなのだ。

昨年全日本はジュニアで2位だった松本一成(TEAM SCOTT JAPAN)はチェーントラブルで後退。4位でフィニッシュしている。MTBではジュニアチャンピオンとなる彼の父は松本駿(TEAM SCOTT JAPAN)、さらに姉は元日本チャンピオンの松本璃奈(TEAM SCOTT JAPAN)で、この大会は親子3人での出場となった。

スタート早々に深い轍に捕まった選手の落車に巻き込まれた集団

1周目に落車し泥をかぶった重田恵杜(Team CUORE/順天堂大学)

女子ジュニアは渡部春雅が連覇

女子ジュニアではMTBのXCOの日本チャンピオンで、ロードでも学連のインカレ代替大会で優勝するなど国内トップの実力をもつ渡部春雅(駒沢大学高等学校)がラン区間でアドバンテージをつけ、2位の中島瞳(Limited Team 846/KURE)を1分近く引き離し優勝した。昨年に引き続き2年連続のジュニアチャンピオンとなる。

ランニング区間でフィジカルアドバンテージを見せた渡部。

バイクはBRAVA ADVANCED PRO 0を市販車状態で使用している。泥が詰まりやすい状況ながらトラブルなく走れた。試走では強豪社会人ライダーの斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)が走り方をレクチャーした。

写真は渡部のバイク、朝早めのレースでは水分を多く含んだ泥がチェーンリングに絡みついていた。

男子ジュニアは村上裕二郎が連覇

ジュニア男子は村上裕二郎(松山工業高校)が2位以下を大きく引き離し、昨年の地元で愛媛での優勝に続き連覇を飾った。続く2位争いではじわじわと追い上げた柚木伸元(朝明高校)が、副島達海(Limited Team 846)をかわわして2位でフィニッシュしている。

今シーズン初レースが全日本選手権だったという柚木。

混走となった男子U17、U15、女子 U17、U15

2日目、朝いちばんのレースとなった男子U17とU15、女子 U17とU15が男女別に混走でのレースとなった。

男子U17

男子U17の高橋翔(cycleclub 3UP)がトップでフィニッシュ、終始安定した走りで2位の澤井千洋(TEAM GRM+)に39秒差をつけた。

男子U15

U15では2位につけていた松井颯良(三味線Racing)が泥詰まりでバイクに乗車できなくなった秋元碧(ブラウ・ブリッツェン)をかわして逆転優勝した。このあと出し切った秋元はゴール地点にうずくまってしまう。

女子U17

U17では水谷彩奈が1周目でトップに立ち、2位の日吉愛華(LimitedTeam846まるいち)に1分差をつけて優勝した。

女子U15、17のスタート。ホールショットはU15の西原夕華(トーヨーCT)が決めた。

女子U15

女子U15では石川七海(iBeyond)がU17選手を上回るペースで走り、優勝した。その父の石川正道さんはマスターズで上位入賞する選手として知られる。

公式トレーニングで父正道と試走する七海。

第 26 回 シクロクロス全日本選手権大会2日目午前リザルト

男子U23

1 鈴木来人 BonneChance Asia Cycling Academy 0:47:26
2 村上功太郎 松山大学 +0:43
3 中村龍吉 acu-power RACING TEAM +1:44
4 松本一成 TEAM SCOTT JAPAN +1:59
5 小林慶次 SNEL CYCLOCROSS TEAM +2:47
6 中島渉 弱虫ペダルサイクリングチーム +4:00

男子ジュニア

1 村上裕二郎 松山工業高校 0:38:59
2 柚木伸元 朝明高校 +1:36
3 副島達海 Limited Team 846 +1:48

女子ジュニア

1 渡部春雅 駒澤大学高等学校 0:36:37
2 中島瞳 Limited Team 846/KURE +0:57
3 大蔵こころ 松山城南高等学校 +2:41

男子U17

1 高橋翔 cycleclub 3UP. 0:21:06
2 澤井千洋 TEAM GRM +0:39
3 佐々木啄人 ボンシャンスACA +1:25

女子U17

1 水谷彩奈 新潟 0:26:35
2 日吉愛華 LimitedTeam846まるいち +1:02
3 松崎光優 Touch meシクロクロスチーム/新井中学校 +3:27

男子U15

1 松井颯良 三味線Racing 0:22:08
2 秋元碧 ブラウ・ブリッツェン +0:03
3 野嵜然新 TORQUE NOZAC +0:10

女子U15

1 石川七海 iBeyond 0:25:55
2 西原夕華 トーヨーCT +2:08

第 26 回 シクロクロス全日本選手権大会

日時: 2020年11月28〜29日
開催地: 長野県飯山市長峰スポーツ公園

JCF公式WEBサイト
https://jcf.or.jp

AJOCC WEBサイト
https://www.cyclocross.jp/b

出典

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PROFILE

山口

BiCYCLE CLUB / 副編集長

山口

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、46歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

山口の記事一覧

バイシクルクラブ副編集長。かつてはマウンテンサイクリングin乗鞍で 入賞。ロード、シクロクロスで日本選手権出場経験をもつ。ただ、46歳を迎えた現在では体力の衰えをカバーしつつも、ロードレースやグランフォンドを楽しむため機材や身体のケアを研究している。

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