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3つのパッキングパターンで快適なロングライドを叶えよう

1日で100㎞を超えるようなロングライドに必要なのは、体力だけではありません。正しい装備をあつらえることで快適に走れるようになり、トラブルにも対処できる。つまり、万全の装備はロングライドの成功につながります。
でも、トラブルを考えていろいろ持ちすぎて、余計な荷物を背負ってしまうのはやってはいけないことです。そこで、ロングライドの達人はどのような装備でロングライドに挑むのか? そのノウハウを教わりましょう。

まずは断捨離から、軽くて最低限必要な用意をしよう

ザックさんは元実業団登録選手で、ヒルクライムレースを中心に活躍。メジャーレースでの優勝経験もある。NHKワールドのサイクリング番組にも出演し、これまでに三重や北海道などを旅した。

今回はNHKサイクリング番組にも登場しているザック・レイノルズさんに話を聞いてみましょう。出先でトラブルに対処するための工具などを一式携行するのは欠かせないポイントです。

いっぽう、あらゆるトラブルを想定してあれこれ持って行くのがいいかというとそうではありません。携行品が増えるほど荷物は多く、重くなるからです。装備が重くなれば、上りがつらくなったり、ちょっとした段差でもリム打ちパンクしやすくなったり、パフォーマンスに悪影響を及ぼします。

つまり、「ロングライドの装備選びは、必要と想定されるものだけを厳選し、不要なものをそぎ落とす断捨離である」とも言えるのです。

3つのパターンを想定しておけば、1日から2泊3日まで自由自在

バッグはアソスのスパイダーバッグを愛用。サイクルジャージのバックポケットだけではキャパシティ不足で、+αの収納力がほしい場合にこの容量が最適。「バッグ自体が軽くて柔らかく、背負っていて負担に感じないのがいい」という

ザックさんのロングライドの装備は、輪行や宿泊の有無によってベーシックな基本装備に必要最低限のものをプラスするスタイルです。ザックさんが最も頻繁に行う自宅発着の宿泊なし、輪行なしのロングライドでは、ジャージのバックポケットと小振りなアソスのスパイダーバッグにレインジャケットとケーブルロック、手作りのエナジーバー、手ぬぐいを入れる。携帯工具類は小型のサドルバッグに収納します。これが基本装備Aとなります。

基本装備A

3つのパターンの組み合わせ例

  1. ワンデイライド 基本装備A
  2. ワンデイライド⁺輪行 基本装備A+B
  3. 宿泊ツーデイズライド 基本装備A+B+C

輪行を伴う日帰りロングライドの装備Ⓑは、Aに公共交通機関での移動時に着る着替えを加え、少し容量の大きなバックパックに収納。輪行袋はハンドルバーに装着する。宿泊を伴うロングライドでは、AとBに宿泊先で着る服や雪駄、アメニティ類、スマホなどの充電用品などを加え、大型サドルバッグに収納します。走りが重くなるのを嫌い、バイクにバッグをなるべく付けないのがいいでしょう。

基本装備B

輪行時に必要な荷物が増えるので、スパイダーバッグより容量のあるバックパックを使います。このバックパックは基本の容量が14ℓですが、サイドにあるジッパーを下ろすと3ℓ容量が増やせて便利です。とはいえ収容量に限りがあるので荷物は厳選しましょう。

基本装備C

宿泊を伴うロングライドの場合は、基本的に大きめのサドルバッグに荷物を収納します。荷物の量によってはバックパックも併用するといでしょう。日帰り輪行スタイルの装備(A+B)に加え、宿泊先での着替えや履き物、アメニティ類や充電器類が増えています。

フロントに輪行バッグ、シートポストにサドルバッグ

宿泊先のみで使い、ライド中には使わないものはすべてサドルバッグに収納します。こうするとライド中にサドルバッグを開けることはほとんどないので便利です。あと、ザックさんは雪駄を愛用していますが、サドルバッグ上のストラップでバッグにはさんでおくと取り出しが簡単になります。あと、サドルバッグは防水タイプで長さもあるので、泥よけ代わりに使っています。こうして装備に工夫をすることで、荷物を合理的に少なくしていきます。

と、あくまでここまでは基本の装備。より快適なロングライドのためにザック・レイノルズさんが常備している必須セットや、雨天時のための装備、グラベルも走れる装備へのこだわりは参考にしたいヒントがいっぱいです。ぜひ本誌でご確認ください。

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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