LAPIERRE・AIRCODE Series【ハシケンのロードバイクエクスプローラー】
ハシケン
- 2021年06月19日
剛性過多の時代に希少な存在の万能モデル
2010年に名をゼリウスと冠し、ラピエールのオールラウンダーとしての歩みを始めた軽量高剛性モデルだ。当時から800g台の軽量フレームを実現し、FDJの活躍は記憶に刻まれている。
初代登場から10年以上がたち、3度のフルモデルチェンジを果たし、2020年にはディスクブレーキモデルが登場し今に至る。
フレームの印象を左右する剛性感は、フラッグシップとしてはマイルドなレベル。硬い芯を感じることがなく、脚あたりがよく、心地よくペダリングできる。もちろん入力に対してパワーロスを感じることはなく、山岳向きのサクサクとしたキレのよさ。
今回のテストライドで、エアコードDRSとホイールを統一してみたところ、エアコードDRSとゼリウスでは剛性レベルがずいぶんと違うことを実感した。剛性の高さが印象的なエアコードDRSに対して、ゼリウスは長距離レースや高強度で踏み続けることが要求されるヒルクライムで、味方になってくれる味つけだ。
熟成を重ねたクセのないライドクオリティ。いっぽうで、独自性を主張するフレームは、所有欲をくすぐる魅力がある。
SPECIFICATION
XELIUS SL DISC ULTIMATE PINOT
価格:38万5000円(フレームセット)
■フレーム:ゼリウスSL ディスク UDスーパーライトアルティメイトカーボン
■フォーク:ゼリウスSL ディスク UDスーパーライトアルティメイトカーボン
■サイズ:46、49、52、55
■試乗車重量:7.8kg(本誌実測/ペダルレス)
試乗車は、ゼリウスSLアルティメットディスクFDJ(2020カラー)
問:東商会 http://www.eastwood.co.jp
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