【速報】キーセンフォーファーが137km全行程を先行し金!|東京五輪女子ロードレース
福光俊介
- 2021年07月25日
7月25日に行われた東京2020五輪自転車競技・女子ロードレースは、アンナ・キーセンフォーファー(オーストリア)が金メダルを獲得。スタートアタックで飛び出し、137kmのレース全行程を逃げ続けての勝利。2位にはアンネミーク・ファンフルーテン(オランダ)、3位にはエリサ・ロンゴボルギーニ(イタリア)と続き、日本代表の與那嶺恵理は21位、金子広美は43位で走り終えた。
2位は世界チャンピオンのファンフルーテン
前日の男子に続き行われた女子ロードレース。東京都府中市・武蔵の森公園を出発し、10.1kmのパレード走行ののちリアルスタートが切られると、同時に飛び出した5人がそのまま逃げの態勢に。この中にキーセンフォーファーが加わり、メイン集団に対し10分近いタイム差をつける。
その後逃げグループは少しずつ人数を減らし、3人になって迎えた残り41km、上りを利用してキーセンフォーファーがアタック。そのまま独走に持ち込んだ。
メイン集団も後半にかけてペースが上がったが、残り4kmで逃げから遅れた2人を捕まえるのにとどまり、キーセンフォーファーまでは届かず。
最後の最後まで逃げ続けたキーセンフォーファーは、独走のまま富士スピードウェイのフィニッシュラインに到達。30歳の五輪女王が誕生した。
メイン集団は最終盤にアタックがかかり、ファンフルーテンが2位、ロンゴボルギーニが3位でフィニッシュ。
日本勢、與那嶺が21位、金子が43位で完走
残り5kmまでメイン集団でレースを展開した與那嶺は21位。上りで一度は遅れながら集団復帰するなど粘った金子は43位でレースを完了した。
東京五輪の詳細はこちらから↓
SHARE
PROFILE
サイクルジャーナリスト。サイクルロードレースの取材・執筆においては、ツール・ド・フランスをはじめ、本場ヨーロッパ、アジア、そして日本のレースまで網羅する稀有な存在。得意なのはレースレポートや戦評・分析。過去に育児情報誌の編集長を務めた経験から、「読み手に親切でいられるか」をテーマにライター活動を行う。国内プロチーム「キナンサイクリングチーム」メディアオフィサー。国際自転車ジャーナリスト協会会員。