スパークルおおいたレーシングチームが名古屋で勝利し、JCLバンクリーグシリーズ優勝

ジャパンサイクルリーグ（以下「JCL」という）が主催する自転車トラックレース「JCL BANK LEAGUE 2021（JCLバンクリーグ2021）」、その第2戦となる「バンクリーグRound2 名古屋ステージ」が8月14日（土）、愛知県名古屋市の名古屋競輪場で開催。6チーム対抗で行われたレースは、スパークルおおいたレーシングチームが前戦大分ステージに続き2連勝し、シリーズ優勝を決めた。

決勝戦は地元キナンサイクリングチームと
スパークルおおいたレーシングチームが対決

チーム対戦方式の「3ポイントゲーム」で争われるバンクリーグ。今季はJCL加盟9チームが各大会6チームずつ出場する。今回は前戦出場のおおいた、キナン、ヴィクトワール広島に加え、那須ブラーゼン、さいたまディレーブ、レバンテフジ静岡が出場した。出場6チームを2グループに分け、各グループ3チームによる総当たり戦と、両グループ勝者同士による決勝戦が行われる。

グループAはホームチームで気合いが入るキナンサイクリングチームが初戦で那須ブラーゼン、続いてレバンテフジ静岡を下して連勝し、早々に決勝進出を決めた。キナンはトラックレース専門の選手も抱え、昨年のバンクリーグ名古屋ステージでは見事優勝を飾っている。

一方グループBは、連勝を狙うスパークルおおいたレーシングチームが2戦目より登場。スプリンターとスピードマンが揃うチーム力を発揮し、さいたまディレーブ、ヴィクトワール広島を連覇して、こちらもストレートで決勝進出を決めた。

そしていよいよ決勝戦。地元チームとスピードマンチームのプライドのぶつかり合いは、序盤は新城雄大（キナン）と孫崎大樹（おおいた）が2人で抜け出して1対1に。この競り合いに勝った孫崎が2ポイントを連取して、スパークルおおいたが優勢となった。運命の3ポイント目は集団でのスプリントを、スパークルおおいたのエーススプリンター沢田桂太郎が取り、3ポイント連取でスパークルおおいたが優勝を決めた。

2連勝のスパークルおおいたは、各チームが2戦ずつ出場する今季のJCLバンクリーグにおける、シリーズ優勝も決定。キャプテンの黒枝咲哉は「地元の大分に引き続き連勝、流れを持って来れたのでうれしい。これからまたJCLのロードレースが続くので、そこでまたスパークルの名前を呼んでもらえるよう活躍したい」と喜びを語った。

今季のJCLバンクリーグは次週8月18日に今季最終戦となる第3ラウンド・宇都宮ステージが開催される。無観客開催となるがYouTubeでのライブ配信が実施される。

地元競輪選手とのエキシビションレースでは競輪選手が勝利

決勝戦の前にはエキシビションレースとして、地元競輪選手会によるチームと、予選敗退4チームの選手によるJCL選抜チームが、バンクリーグの3ポイントゲームで対決した。競輪チームはデビューしたばかりのフレッシュな若手3人に、50代の大ベテラン選手を加えた布陣。序盤は1-1の接戦となったが、ここから競輪チームが選手2人で抜け出しに成功。後半2ポイントを連取して競輪チームが勝利した。

YouTube配信動画はこちらから

JCL BANK LEAGUE 2021 Round2 名古屋ステージ
https://www.youtube.com/watch?v=ZJ5Fjikww7Q

JCLロードレースツアー2021公式ホームページ
https://www.jcleague.jp/