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日本人3選手が所属する「ジャバ・キウィ・アトランティコ」は7か国の多国籍自転車チーム

2022年、石原悠希、小山智也、鳴海 颯の3選手が加入した、スペインで活動するベネズエラ国籍のプロチーム「ジャバ・キウィ・アトランティコ (JAVA Kiwi Atlántico)」。2021年、このチームはジオス・キウィ・アトランティコ のチーム名で活動しており、おもにスペイン人選手によって構成されたチームだった。しかし、今年は11人の選手に対し国籍が7つというインターナショナルなチームにとなった。

今季のエースはシャビエル・カニェーリャス(スペイン)で、スペインのスクラッチの現役チャンピオン。またもうひとりのエースはキプロスチャンピオンのアンドレアス・ミリティアディスで昨年の世界選手権のTTで28位の結果を残している。

このチームのメインスポンサーの一つが、中国の自転車メーカーのジャバ・バイクス(JAVA Bikes)だ。

バイクは中国ブランドのジャバ・バイクス

このチームのメインスポンサーの一つが、中国の自転車メーカーのジャバ・バイクス(JAVA Bikes)。ヨーロッパの自転車ロードレース界において、すでにアジアのメーカーの重要性は改めて語るまでもないだろう。しかし率直に言って、現在のところヨーロッパにおいてジャバ・バイクスは、一般的に知られているメーカーとは言えない立ち位置にある。

まず、かつてジャバ・バイクスはアメリカ合衆国で「The Pacific Premier Bank Cycling Team(ザ・パシフィック・プレミエ・サイクリング・チーム)」のスポンサーだったが、ヨーロッパのロードレースに進出するのは実質的に今年が初めての経験となる。そのため、当地でのロードレースの関係者の中にもジャバ・バイクを知っている人は多くはない。なかには、ジャバ・バイクスは日本のメーカーだと思っている人もいるのが現実だ。

今回、ジャバの自転車で2022年のシーズンインを迎えた石原・小山両選手と、ジャバ・キウィ・アトランティコのエンリケ・サルゲイロ監督に、ジャバの自転車でレースを走っている様子やその感触などを聞いてみた。

スプリントにはいいかも(石原悠希)

まず、石原は「スペインに到着して、一番最初にチームの自転車に乗った時は『少し重めの自転車かな』と思いましたが、平坦ではスピードが出やすいような気はしますね。僕のようなスプリンタータイプには、よい自転車かもしれません。」と語った。

ハンドル一体型に慣れる必要がある 小山智也

また、小山は「まだ僕はジャバの自転車でもがいてスプリントしたことがないので、現在のところまでの感想ですが」と前置きした上で、「今使っている自転車は、ハンドルステム一体なのでこの形になれていない人には、ハンドルの動きに制限がかかっているように感じるでしょうね。でも、スペインの山も問題なく上ることができますし、普通にレースで走れる自転車ですよ」と話した。

両選手にこのインタビューをしたのは1月下旬時点。本格的にレースが始まってまだ2週間ほどしかたっていないこともあり、両選手ともいろいろと自転車を試しながら、調整している段階にあった。

監督から見たジャバ・バイクスの自転車の特徴とは

シャビエル・カニェーリャス(写真左)の自転車を調整するエンリケ・サルゲイロ監督(同右)写真撮影:對馬由佳理

ジャバ・キウィ・アトランティコのエンリケ・サルゲイロ監督は、ジャバの自転車について次のように語った。

「今季私たちがこのチームで使用するジャバの自転車は3種類あります。まず、スプリンターがおもに使うエアロロードのFUOCOと、クライマーの選手が乗ることになるオールラウンダーなJF2。そして、タイムトライアルバイクです。今年の1月、自転車が空輸されてチームの拠点で自転車を手にしてみたときには『この自転車ならレースでよい勝負ができるだろう』と思いましたね。他の有名なメーカーと比べても、特に違いを感じることはありませんでした。幸い選手たちも『すごく速い自転車だよ』と、満足してくれているようです。ジャバの自転車はヨーロッパでのレースにも十分対応できるものだと考えていますし、実際に自転車に乗っている選手たちの意見も、私の考えとほぼ同じだろうと思います。今はシーズンが始まったばかりで、いろいろ微調整が必要ですが、レースを重ねればそれぞれの選手にあった自転車になるでしょう。その点も心配はいらないと考えています」

選手、バイクともにヨーロッパ外からのチャレンジする壁

ヨーロッパの自転車界で、アジア人選手が活動するのはけして簡単なことではない。日本をはじめとするアジアの選手たちは、レースでの勝負以前にそのレースの場に立つまでの過程でさまざまな問題に直面することになる。そして、そのことは選手だけではなく、アジアの自転車メーカーにもいえること。

今回、スペインで活動する小さなコンチネンタルチームで、アジアの自転車メーカーと3人のアジア人選手が活動することになった。今年彼らが経験するであろうことは、どのような形のものであっても、非常に貴重なものになるはずである。

ヨーロッパでの活動が実り多いものになるよう、3選手とジャバ・バイクスの活動を追っていきたいと思う。

 

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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