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クリテ日本一決定戦静岡・富士で開催! 富士クリテリウムチャンピオンシップ

3月19日から20日にかけて、静岡県富士市の通称・青葉通りでJatco 富士山ロードレース並びに三菱地所 富士クリテリウムチャンピオンシップが開催。

三菱地所 富士クリテリウムチャンピオンシップは、国内トップカテゴリーのレースを主催・運営するジャパンサイクルリーグ(JCL)と全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)、さらに日本学生自転車競技連盟(JICF)の3団体に所属するチームが参加し、クリテリウム日本一を決める大会として開催。初日となる3月19日は各団体別の予選が行われた。
JBCFでは中盤でアタックした選手たちが逃げ切るレース展開となり、JCL、JICFでは集団でのゴールスプリントというレース展開となり、各団体それぞれ上位25名が明日、3月20日の決勝へ進出を決めた。

国内初の試みとなる3団体合同によるクリテリウム日本一決定戦

昨シーズンから国内トップカテゴリーのレースはジャパンサイクルリーグ(以下、JCL)と全日本実業団自転車競技連盟(以下、JBCF)が運営するJプロツアー(以下、JPT)、2つの団体で開催されている。

昨シーズン、両団体のチームが同一のレースに出た機会は、全日本選手権といった日本自転車競技連盟主催のレースやツアー・オブ・ジャパンといった国内UCIレースだった。全日本選手権は別として、国内UCIレースは新型コロナウイルスの影響で国内チームのみでの開催を余儀なくされたがためにクラブチーム含めて両リーグのチームが同一レースを走った形であり、意図して両リーグのチームが集まったわけではない。

一方、三菱地所 富士クリテリウムチャンピオンシップは意図して各団体すべてのチームが参加している。すでに2023年シーズンからのトップカテゴリー統一に向けて両団体で協議が行われていると発表されているが、その第一歩が三菱地所 富士クリテリウムチャンピオンシップとなった。

さらに、日本学生自転車競技連盟(以下、学連)に加盟するこれだけの各大学がJCLやJPTのチームと同一のレースは走るのは、筆者が記憶している範囲では初めてのことだ。これまでも全日本選手権やチャレンジロードといった個人資格でエントリーするレースでは、学連で走る一部の選手がトップカテゴリーのチームと同一のレースを走る機会はあった。また、学連選抜や選抜された大学がUCIレースを走ることはあったものの、多くて数チームであり、10校以上の大学が今回のような形でトップカテゴリーのチームと同一のレースを走る機会はこれまでなかったと思われる。

学連登録の若い選手たちが国内トップ選手たちと走る機会を設けられたという意味でも、大きな価値を持つ大会となった。そして、若手選手とトップ選手が同一レースを走るという貴重な機会が設けられただけなく、年齢を超えてスピード自慢が集まったという意味で、三菱地所 富士クリテリウムチャンピオンシップはクリテリウム日本一決定戦と言える。

富士クリテリウムチャンピオンシップのコース概要

コースは片道900mの往復1.8kmで、両端の180°コーナーで折り返すシンプルなレイアウトとなっている。
ジャパンカップクリテリウムのコースをイメージしていただければわかりやすいだろう。

3月19日の予選は1.8kmのコースを15周する合計27kmで、3月20日の同コースを30周する合計54kmで開催されるが、フィニッシュ地点前後で若干の勾配はついているものの、全体を通してシンプルなコースレイアウトであることを考えると、逃げを決めるというのは容易ではない。また、コーナーの数も少ないため、クリテリウム特有の集団後方の選手が千切れていくような場面も今回はあまり見られないのではない。

さらに、最終コーナーからフィニッシュラインまで600mほど長さがあり、スプリントになった場合は瞬発力でのスプリントというよりはトップスピードを競うようなスプリントになるのではないかと予想される。集団の人数も減らすことが難しく、かつチームメイトの数が多ければ多いほど有利になるコースレイアウトであることを考えると、いかに決勝進出できるメンバーを増やせるかが鍵となるのではないだろうか。

日本チャンピオン草場も参戦したJBCFの予選模様

JBCFの予選が最初に行われ、全日本チャンピオンを抱える愛三工業レーシングチームといったJPTチームを中心に、数名のエリートツアーの選手が含まれる合計57名の選手がスタートラインに並んだ。
静岡県三島市にチーム拠点を置くチームブリヂストンサイクリングを先頭にレースはスタートし、序盤からアタック合戦が開始される。

1/3ほどを消化したタイミングでの川勝敦嗣(MiNERVA-asahi)のアタックをきっかけに、木村純気(CIEL BLEU KANOYA)と津石康平(弱虫ペダルサイクリングチーム)の2名が逃げ集団を形成。さらに、徳田 優(チームブリヂストンサイクリング)、原田将人(イナーメ信濃山形)、備後しまなみeNShareの大町健斗と松原颯祐が先頭の2名に追い付き、変わって津石康平が逃げ集団から脱落する形で逃げ集団は5名に。一方でメイン集団はシマノレーシングや愛三工業レーシングチームらが前方を固める。

その後、木村と原田は逃げ集団から脱落してしまうが、残った3名はメイン集団に対して20秒程度のタイム差をつける。
ただ、メイン集団も横へ広がりを見せ、どちらかという逃げ集団を泳がせるようなそんな雰囲気でレースは進行。
そんな中、入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)らが単独で飛び出し、追走を開始する。

さらに残り2周のタイミングでレオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)らが集団からアタックし、入部らの追走集団に合流。一方メイン集団ではイナーメ信濃山形やCIEL BLEU KANOYAが先頭に出てペースをコントロールする。最終周回に入っても徳田ら3人の先頭集団、入部らの3名の追走集団にはメイン集団は追い付かず、それぞれの集団が決勝へ進出を決める。

残る19枠を争ってメイン集団は集団スプリントとなり、落車が発生する中、以下のメンバーが決勝へ進出を決めた。

  • チームブリヂストンサイクリング5名(徳田 優/窪木一茂/橋本英也/今村駿介/兒島直樹)
  • 弱虫ペダルサイクリングチーム5名(入部正太朗/中島 渉/五十嵐洸太/細川健太/岩田聖矢)
  • 備後しまなみeNShare3名(大町健斗/松原颯祐/平林楓輝)
  • シマノレーシング3名(横山航太/中井唯晶/佐藤宇志)
  • 愛三工業レーシングチーム3名(岡本 隼/草場啓吾/中川 拳)
  • マトリックスパワータグ2名(レオネル・キンテロ/小森亮平)
  • CIEL BLEU KANOYA2名(原田裕成/西原裕太郎)
  • イナーメ信濃山形1名(北野普識)
  • LEOMO BELLMARE1名(小畑 郁)

地元静岡出身の元日本チャンピオン佐野淳哉も出走したJCLの予選

JBCFの予選に続いてJCLの予選が開催され、52名の選手がスタートラインに並んだ。
地元チームであるレバンテフジ静岡の選手たちを先頭にスタートが切られ、チーム右京の選手たちが積極的にアタックを仕掛けていく。中盤には佐野淳哉(レバンテフジ静岡)や小石祐馬(チーム右京相模原)らが抜け出すも、2~3周程度でメイン集団に吸収され、集団は一つのままレースは進む。

終盤までアタック合戦が繰り広げられるものの、その都度メイン集団もペースを上げて逃げを容認せず、集団は一つのままゴールスプリントへ。最終的に以下の25名が決勝へ進出を決めた。

  • VC福岡5名(佐藤信哉/渡邊諒馬/持留叶汰郎/向川尚樹/横塚浩平)
  • Sparkle Oita Racing Team5名(孫崎大樹/沢田桂太郎/黒枝咲哉/住吉宏太/黒枝士揮)
  • 宇都宮ブリッツェン4名(小野寺 玲/中村魁斗/増田成幸/宮崎泰史)
  • ヴィクトワール広島3名(中村圭佑/柴田雅之/湯浅博貴)
  • チーム右京 相模原2名(本多晴飛/吉岡直哉)
  • KINAN Racing Team2名(中島康晴/新城雄大)
  • レバンテフジ静岡2名(高梨万里王/佐野淳哉)
  • さいたまディレーブ2名(藤田涼平/半田子竜)

日大、日体大、明治が5名予選通過した学連(JICF)の予選

最後の予選レースとして学連の予選が開催され、今大会出場最多となる日本大学の9名を筆頭に48名の選手がスタートラインに並んだ。

こちらも度々アタックはかかるものの、JCL同様大きな逃げにはならず、集団でのゴールスプリントに。
以下の25名が決勝へ進出を決めた。

  • 日本大学5名(中野楚樂/岡本勝哉/佐藤 健/仮屋和駿/北宅柊麻)
  • 日本体育大学5名(北村翔太/川田真也/福田晃司/石井麻希斗/比嘉祐貴)
  • 明治大学5名(宇佐美颯基/片岡遼真/村上裕二郎/吉房暖人/齋藤知樹)
  • 順天堂大学2名(園田大智/渡邉和貴)
  • 法政大学2名(黒川祐次郎/風間竜太)
  • 慶應義塾大学1名(西村行生)
  • 鹿屋体育大学1名(伊澤将也)
  • 愛媛大学1名(武智 光)
  • 明星大学1名(松井夢源)
  • 東京大学1名(篠﨑蒼平)
  • 東京工業大学1名(加藤 遼)

3月20日のスケジュール

Jatco 富士山ロードレース

男子ジュニア+U17(10周/18km):9:50~
女子(ジュニア以上)(10周/18km):10:30~
男子マスターズ(10周/18km):11:10~
男子エリート+U23(15周/27km):11:50~
表彰式:12:40~

三菱地所 富士クリテリウムチャンピオンシップ

交流戦(15周/27km):13:10~
富士クリテリウムチャンピオンシップ 決勝(30周/54km):14:10~

 

明日の三菱地所 富士クリテリウムチャンピオンシップはYoutubeにてLive配信を予定している。
現地観戦がかなわなかった方はYoutubeでぜひ観戦しよう。

大会公式サイトはこちら
第1回Jatco富士山サイクルロードレース(三菱地所 富士クリテリウムチャンピオンシップ)https://fcrr.fujicity.jp/

大会の模様はYouTubeでライブ配信

 

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