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新城幸也が石畳ありの248㎞「ヘント〜ウェヴェルヘム」を78位で完走|ユキヤ通信

3月26日、新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)がベルギーで開催された石畳のコースを走るワールドツアーレース「ヘント〜ウェヴェルヘム」に出場し、78位で無事フィニッシュした。

ヘント〜ウェヴェルヘムはベルギーフランドルクラシックと呼ばれる春先の風物詩ともいえる伝統のレースの1つで、、石畳4連戦の中でも最も長く過酷な248kmのレースだ。今回、チームメイトの体調不良により急遽出場が決まった新城、2011年以来(当時の成績は28位)11年ぶりにヘント〜ウェヴェルヘムへの出場となった。

レースは長丁場ながら中盤から有力チームが積極的に動き、厳しい展開に持ち込みたいチームと緩い展開でスプリントに持ち込みたいチームの激しい攻防が続いた。

コース幅が狭くなったり、高速カーブで石畳の上りに突入したりとコースもかなりテクニカルで、頻繁に落車が発生。残り100km付近で発生した落車で集団の半分以上の選手が足止めを余儀なくされ、新城もこの落車に巻き込まれ、先頭集団から遅れだすが、必死の粘りをみせ、エースのマテイ・モホリッチ(スロベニア)のいる先頭集団に復帰する。

その後、終盤にかけてさらにレース展開は激しく動き、新城は残り30km、最後の勝負所で役目を終えた。チームはモホリッチが9位に入り、新城は7分06秒遅れの78位で無事にフィニッシュしている。

新城幸也のコメント

一度遅れても必死の形相でメイン集団に追いつく新城 photo Cor Vos

『久しぶりの感覚を思い出すことができた。チームリーダーのモホリッチは今日も絶好調で9位に入ったので、次のモニュメント、ロンド・ファン・フランデーレンも楽しみだね! チームとしては大集団のスプリントではなく、厳しい展開を望んでいた。140km地点位の細い道で自分の目の前で落車があり、自分は完全ストップしてしまって、後ろからも突っ込まれて、ハンドル曲がるし……直して走り出した頃には集団は3つぐらい分断したが、幸いにもこの落車で止まったのは僕だけでチームは先頭集団で難を逃れた。150km~220kmのサーキットはとにかく凄まじくキツイ展開で、何をどう説明したらよいか……(苦笑)でも、そのおかげで全力で追い込んだが、最後の石畳の上りで先頭集団から遅れてしまった。急遽、招集されたレースだったが楽しめた。しかし、石畳での自転車の進ませ方はまだまだ勉強しなきゃいけない。そして次はドワーズ・ドール・フラーンデレンにも出場予定です。しっかり追い込んだので、2日間、回復して次に準備したいと思います』

 

新城は引き続き30日にベルギーフランドルクラシック、石畳4連戦の最後と言える、『Dwars door Vlaanderen』ドワーズ・ドール・フラーンデレンに出場する。

レース公式サイト↓
Elite Men | Gent-Wevelgem – In Flanders Fields | Flanders Classics

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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