パリ~ルーベで新城幸也がエースをサポート、顔面強打の落車でリタイヤ|ユキヤ通信
Bicycle Club編集部
- 2022年04月18日
4月17日(日)、フランス北部で開催された、パリ~ルーベに新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)が初参戦、レース後のコメントが入ってきたのでお伝えする。
クラシックの女王「パリ~ルーベ」、今年はパリ北部のコンピエーニュをスタートし伝統のルーベのヴェロドロームまで30カ所ものパヴェ(石畳)区間が待ち受ける257kmで行われた。
レースは初夏のような天候に恵まれたものの、この好天の影響かレースは最初のパヴェ区間に入るまで、異常なハイペースで進み、新城はエースのマテイ・モホリッチ(スロベニア)を守るため、序盤のハイペースなアタック合戦を前方で待機し、石畳区間に入る前にメイン集団が大きく2つに分断し有力選手が後方に取り残される中、モホリッチと一緒に先頭集団に残り、苦手と言っていた石畳区間を先頭集団でこなした。
しかし、多発する落車に巻き込まれ、1度目の落車は集団に復帰したものの、集団内で起きた大きな落車に巻き込まれ2度目の落車。一度は走り出しますが、左顔面を強打したことにより、こめかみ付近に裂傷を負い出血が止まらずリタイアとなった。新城のケガの状況は顔の裂傷と、ヒザとヒジの打撲で脳震盪などの症状はないが、しばらくは自宅療養となる。
レースはディラン・ファンバーレ(イネオス・グレナディアーズ、オランダ)が勝利し、新城所属のバーレーン・ヴィクトリアスのモホリッチは2位となったワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィズマ、ベルギー)と同じ集団でフィニッシュし、5位でレースを終えている。
新城幸也のコメント
『110kmで自分のパリ~ルーベが終わってしまった。今日は脚の調子は良かったけど、大きな失敗をした。序盤だったし、問題ない位置を走っていたが……。たった1カ所、濡れた区間で落車に巻き込まれてしまった。自分の後ろにいた、モホリッチと(ヤッシャ)ズッタリンが転ばなくて良かった。
代車に乗り換えてスタートしたが、痛みもあり、集中力もなくなり補給所でバイクを降りた。大きな逃げグループには入るように注意して序盤は走った。そこで集団が割れて、思いもよらずチームには良い方向に進んだが、自分は力を出し切る前にレースから脱落してしまった。
スタートしてから、後悔のないように走ろうと思った結果が今日の結果だけど、良い思い出となると思う。こんな経験はまたいつできるだろうか……。アルデンヌクラシックは経験があったが、北のクラシックはまた全く違うモノだった。今はなんと表現して良いかわからないが、それぞれの魅力があるし、今日は短いなりにパリルーベを楽しんだ! 今は体を休めなければならない。北クラシックでシーズン過ごした事がないから、どのぐらい体にダメージがあるのかもわからない。
そして、今日もモホリッチは強かった。もっと助けてあげたかったという気持ちでいっぱいだ。でも強いチームで走れて楽しかった!』
レース公式WEBサイト
https://www.paris-roubaix.fr/en/
ライブ配信
J SPORTS4 午後5時55~
https://www.jsports.co.jp/cycle/classic/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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