ミニマム装備でバイクパッキング! 初心者にはワカスもおすすめ|バイク&キャンプ達人スタイル
Bicycle Club編集部
- 2022年09月26日
機能美あふれるミニマムギアをバイクに載せて自由気ままなキャンプトリップに出かける、そんな「自転車×テント泊」がブームを呼んでいる。今回は外遊びの天才がそろうテンプラサイクルのお二人に、近所で気軽に楽しめる自転車×キャンプの楽しみ方を教えてもらった。
秋は自転車×キャンプのベストシーズン
実際に体験してみればあっけないほどイージーなのに、未経験の身にはちょっと敷居が高い。その代表格として「バイク×キャンプ」をあげる人も多いだろう。いやいや最新のスポーツバイクだって門外漢には難しいよ……という声が外野から聞こえてきそうだが、たしかに知識がないとどんなキャンプギアを選べばいいかわからないのも理解できる。
だがしかし、ブームを横目で眺めながら二の足を踏んでいるのはもったいない!
おりしも季節は「秋」。暑さがひと段落した日中はライドに勤しみ、日がくれて囲むたき火の温もり心地よき今こそ、日本におけるベストシーズンだ。
今回取材に協力してもらったのは、東京世田谷の「テンプラサイクル」のみなさんだ。個性的なバイクショップであり、アウトドアアクティビティが大の得意というスペシャルショップは、装備一式をバイクに積む「バイクパッキング」のプロ集団。グラベルロードによる気軽なキャンプスタイルを見せてもらおう。
バイク&キャンプの達人スタイル
「○○がなければ」というルールはない。厳選したお気に入りのキャンプ道具とバイクがあれば、キャンプライドは難しくない。
バイク×キャンプは自由を味わう小さな冒険
「自転車でキャンプに行ってみたいけれど……とためらっている友だちには、『ワカスに行ってみたら?』と勧めるんです」と澤邊さん。
ワカスとは、江東区の若洲海浜公園キャンプ場を指す。東京湾に浮かぶ埋立地の、都内からも好アクセスのサイトだ。なるほど、その気になれば帰れる距離だと思えば、かぎりなくハードルも下がる。
もちろん、途中棄権を推しているワケではない。若洲ならではの楽しみ方があるのだという。たとえば、「築地」に立ち寄ってみる。場外市場をまわるだけでひとつのイベントになるし、新鮮な魚介で作る海鮮BBQなら盛り上がり必至だ。
不足アイテムや忘れ物があっても大丈夫。そこは都内の強み、ホームセンターで購入すればいい。「思いつくままに寄り道ができる。これも自転車のおもしろさ」
セピア色の夏を惜しんで
夕暮れどき。ロケが押したので夕食と呼べるような料理ができず、急いでおこした炭火でいぶるのは、道中の個人商店で買い込んだ特売焼肉セットだ。もちろん、冷えた缶ビールに頬張った脂滴る牛バラが、ワイルドでぜいたくなディナーに変わったのはご想像のとおり。
要するにそういうことなのだろう。ふだんとは違う自由が満喫できる時間こそ「バイク×キャンプ」のだいご味。そんな自転車旅の奥深さを味わいに、小さな冒険に出かけてみてはいかがだろうか?
tempra cycle(テンプラサイクル)
各種スポーツバイクはもちろん、街乗り系カスタムもOKのスペシャルショップは、外遊びの天才ぞろい。
http://tempracycle.com
※この記事はBiCYCLE CLUB[2021年11月号 No.439]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT & PHOTO:山田芳朗
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