小森亮平選手が語る機能性ウェアの重要性、秋冬ウェアは保温力がカギ|パールイズミ
ハシケン
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秋冬ウェアに隠された暖かさを保つ技術、冷えない工夫
ここからは、パールイズミが展開するアンダーウェア、ジャージ、ジャケット、さらにウインドブレーカーについて、佐藤さんに機能面を紹介してもらいながら特長をみていく。
アンダーウェアで急激な温度低下による冷えを防止
佐藤 ひとつが湿気を吸って温める「コンフォヒート」と呼ぶ吸湿発熱素材を採用するもので、厚手のタイプ(5℃帯)です。もうひとつが「ウォームフィットドライ」と呼ぶ吸汗速乾性にすぐれるタイプ(15℃帯)です。いずれのアンダーウェアも着心地のよさを追求しています。
一般的にアンダーウェアは体にピッタリフィットさせるため伸縮性が重要です。私たちは、フラットな生地から3本だけ糸を抜くことで、非常に柔らかく伸びる素材を実現しました。
いっぽうで、汗をしっかり吸う能力も大事なので、吸汗速乾性と肌離れのよさを追求しています。ポリエステルの糸の形状を通常の丸型ではなく、十字形にして表面積を広く確保することで空気層を作り汗をしっかり吸い込み、急激な気温上昇を防いでいます。これにより、じわじわと温度を上昇させて汗をかいても急激な温度低下による冷えを防ぐことができています。
小森 パールイズミのアンダーウェアはフィット感はもちろん、ストレスのない着心地が好きです。ホセ(チームメイトのホセ・ビセンテ・トリビオ)は、ライド以外に部屋着としても着ているほど気に入っています(笑)
余分な湿気を排出しつつ、冷気はシャットアウト
佐藤 肌着のアンダーウェアの上に着るのが、ジャージでありジャケットです。こちらは防風、透湿性にすぐれる独自素材を採用することで、寒さや蒸れを防いでいます。
小森 冬のジャージやジャケットは機能を盛り込みすぎてごわつくモデルが多い印象ですが、パールイズミは伸縮性も高く乗車中の体の動きを妨げません。
佐藤 この独自構造「ウィンドシェル」は、素材表面に撥水加工を、裏面には特殊アクリルコーティングを施すことで防風性と透湿性のバランスを両立しています。さらにウィンドブレークジャケットとしてモデル名にもなっている「ウィンドブレーク」機能も、冷風を通さず暖かく、冬のライドに最適な素材として、多くのジャージやジャケットに採用しています。
小森 真冬で気温が本当に下がる時期は、アンダーウェアを着た上にジャージやジャケットを選び、さらにウィンドシェルを着て気温変化に対応しています。レース中は袖のないウィンドシェルベストを愛用していますが、普段のライドであればウィンドシェルやウィンドブレーカーがおすすめです。いずれも重ね着で温度調整するにはベストなアイテムです。冬のトレーニングの朝夕はウィンドブレーカーを着て、日中は脱いで背中のポケットに入れて走っています。ソフトで薄手なのでコンパクトになってかさばりません。
佐藤 身頃部分は生地がストレッチするウィンドシェル素材を採用しています。通常糸を編むだけでは生地が伸びたときに水も入ってしまうのですが、裏生地に特殊コーティングを施すことで伸縮しつつ雨風を防ぐ構造を特徴としています。
小森 伸縮性が高いので、サイズダウンして体にフィットさせて着られるメリットもあります。ウインドブレーカーはバタつきやすくて、高速で走っているとその音だけでストレスを感じることがありますが気になることなく走れます。また、どのモデルもバックポケットが付いていますので、使い勝手も良いと思います。
残されたシーズンも全力で挑み続ける
防風、透湿機能を備えたジャージやウインドブレーカーを上手にコーディネートしながら、これからの秋冬シーズンを過ごしていく小森選手。最後に、シーズン後半に向けた意気込みを聞いた。
小森 前半シーズンもチームとして全日本選手権など大きなレースで勝ち切れず悔しい思いがあります。結果が出ているときはチームの雰囲気も良くてうまく物事が進むのが当たり前ですが、苦しい状況に追い込まれるときが必ず来ると思っています。そのときにどううまく対処できるかが、真のチーム力が問われるときだと感じています。一つひとつ油断せず、結果を残していけるように頑張っていきたいと思います。
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- TEXT:ハシケン PHOTO:管 洋介
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