BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

ラストは三つどもえスプリント。ダイネーゼがグランツール初勝利|ジロ・デ・イタリア

ジロ・デ・イタリアの第17ステージが現地5月23日に行われ、アルベルト・ダイネーゼ(チーム ディーエスエム、イタリア)がスプリント争いを制して優勝。うれしいグランツール初勝利を手にした。

マリア・ローザのゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)は、トップとタイム差なしの30位でフィニッシュ。ジャージをキープしたまま、翌日からはじまる総合争いステージに臨む。

久しぶりのスプリントステージ

第17ステージは、ペルジーネ・ヴァルスガーナ~カオルまでの197kmの平坦ステージ。スタートから下り基調で山岳ポイントはなし。スプリントポイントが2つ設定されているだけだ。

最後は残り4kmを切ったところのラウンドアバウト、約2km地点の連続直角コーナーをクリアし、再び右折。1kmを切ったところで今度は左に曲がりフィニッシュに突入する。

4人の逃げが先行

スタート後、逃げに乗ることに成功したのは、セネ・レイセン(アルペシン・ドゥクーニンク、ドイツ)、トマ・シャンピオン(コフィディス、フランス)、ディエゴ・セビーリャ(エオーロ・コメタ、スペイン)チャーリー・クオーターマン(チーム コラテック・セッレイタリア、イギリス)の4人。メイン集団はこの逃げを容認し、スプリントステージらしい構図でレースは進行していく。

約120km地点のスプリントポイントもこの構図は変わらず。セビーリャ、シャンピオン、クオーターマン、レイセンの順で通過。メイン集団では、ポイント賞ジャージを着用するジョナサン・ミラン(バーレーン・ヴィクトリアス、イタリア)がトップ通過してポイントを重ねた。

一方のメイン集団はタイム差2分ほどで走行。新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス、日本)が集団先頭でけん引する場面も長い時間みられた。

残り40kmを切っても4人の逃げとメイン集団で推移。ただ徐々にタイム差が縮まり、約35km地点でタイム差が1分を切る。メイン集団はフェルナンド・ガビリア(コロンビア)擁するモビスター チームがペースをあげ、約28kmで約30秒、25kmで20秒と徐々にタイム差が短縮していく。

レイセンがアタック

約22km、先頭で動きが出る。4人の中からレイセンがアタックし一人旅を始める。レイセンは快調にペダルを踏み、タイム差を約1分にまで拡大した。

一方のメイン集団は勝利を手にしたいモビスターやジョナサン・ミラン(イタリア)擁するバーレーン・ヴィクトリアス、マイケル・マシューズ(オーストラリア)で勝利を狙うチーム ジェイコ・アルウラーなどが前方へ。また危険を回避したいイネオス・グレナディアーズやUAEチームエミレーツ、ユンボ・ヴィスマも後方で固まり始めていた。

ダイネーゼがグランツール初勝利

レイセンとメイン集団のタイム差は徐々に短縮。約5kmでとうとうつかまり集団は一つになる。いよいよスプリント勝負だ。

4.6km、ベン・スウィフト(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)がマリア・ローザのトーマスをつれて先頭に躍り出る。ジャージを守るための動きに抜かりはない。

そのスウィフトを先頭に4kmのラウンドアバウトを順調に通過。同時にスプリンターチームも前に出始めていた。しかし複数の選手を揃えるチームはマシューズのチーム ジェイコ・アルウラー、ダイネーゼのチーム ディーエスエム、ミランのバーレーン・ヴィクトリアスぐらい。パスカル・アッカーマン(UAEチームエミレーツ、ドイツ)、シモーネ・コンソンニ(コフィディス、イタリア)、カヴェンディッシュは単独だ。

約1.6km、マリウス・マイヤーホーファー(チーム ディーエスエム、ドイツ)が仕事を終え後ろへ。ただディーエスエムはまだ枚数を残していた。

ラスト1km、先頭で走っていたのはやはりディーエスエム。ラストの左コーナーも一番に通過する。後続にはニッコロ・ボニファツィオ(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、イタリア)、マシューズ擁するジェイコと続いていた。

いよいよスプリント争い。最初に仕掛けたのはジェイコだった。マシューズのスプリントをきっかけに各選手もスプリントをスタート。ダイネーゼ、ミラン、ボニファツィオが上げてくる。

最後はダイネーゼ、マシューズ、ミランが横並び。ハンドルを投げ出すほどの争いだったがトップを取ったのは、ダイネーゼだった。

ダイネーゼは25歳のイタリア人。グランツール初勝利を地元イタリアで飾った。

一方の総合勢。トーマス、ジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ、ポルトガル)、

プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ、スロベニア)はトップとタイム差なしでフィニッシュ。マリア・ローザはトーマスがキープしている。

明日18ステージは総合争いが再スタート

【保存版】ジロ・デ・イタリア2023スタートリスト&コースプレビュー

【保存版】ジロ・デ・イタリア2023スタートリスト&コースプレビュー

2023年05月05日

第18ステージはオデルツォ~ヴァル・ディ・ゾルドまでの161kmの丘陵ステージ。難易度は星4つで、最後は2級山岳の山頂へフィニッシュする。熱いマリア・ローザ争いがみられそうだ。

ステージ優勝 アルベルト・ダイネーゼ コメント

前に出るのが早すぎて、他の選手がスプリントをスタートをするのを待っていた。最後の数メートルでマシューズに追いついて、追い越すことができた。正直なところ、勝てないと思っていたので信じられないぐらいうれしい。

個人総合時間賞 ゲラント・トーマス コメント

最後はすごいスプリント勝負だったね。今日は雨が降らなくてよかったよ。そろって明日からの3ステージに挑むことができる。誕生日にマリア・ローザを着られるのはとてもいいものだね。できればローマまで着ていたいよ。

※5月25日はゲラント・トーマスの誕生日

ジロ・デ・イタリア2023 第17ステージ結果

ステージ結果

1 アルベルト・ダイネーゼ(チーム ディーエスエム、イタリア)4:26’08”
2 ジョナサン・ミラン(バーレーン・ヴィクトリアス、イタリア)ST
3 マイケル・マシューズ(チーム ジェイコ・アルウラー、オーストラリア)
4 ニッコロ・ボニファツィオ(アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ、イタリア)
5 シモーネ・コンソンニ(コフィディス、イタリア)
6 フェルナンド・ガビリア(モビスター チーム、コロンビア)
7 アンドレア・パスクアロン(バーレーン・ヴィクトリアス、イタリア)
8 アレックス・キルシュ(トレック・セガフレード、ルクセンブルク)
9 ステファノ・オルダーニ(アルペシン・ドゥクーニンク、イタリア)
10 スカル・アッカーマン(UAEチームエミレーツ、ドイツ)

個人総合時間賞(マリア・ローザ)

1 ゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ、イギリス)71:58’43”
2  ジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ、ポルトガル)+18”
3 プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ、スロベニア)+29”
4 ダミアーノ・カルーゾ(バーレーン・ヴィクトリアス、イタリア)+2’50”
5 エディ・ダンバー(チーム ジェイコ・アルウラー、アイルランド)+3’03”
6 レナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ、ドイツ)+3’20”
7 ブルーノ・アルミライル(グルパマ・エフデジ、フランス)+3’22”
8 アンドレアス・レックネスン(チーム ディーエスエム、ノルウェー)+3’30”
9 テイメン・アレンスマン(イネオス・グレナディアーズ、オランダ)+4’09”
10 ローレンス・デプルス(イネオス・グレナディアーズ、ベルギー)+4’32”
125 新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス、日本)+3:50’44”

ポイント賞(マリア・チクラミーノ)

ジョナサン・ミラン(バーレーン・ヴィクトリアス、イタリア)

山岳賞(マリア・アッズーラ)

ベン・ヒーリー(EFエデュケーション・イージーポスト、アイルランド)

ヤングライダー賞(マリア・ビアンカ)

ジョアン・アルメイダ(UAEチームエミレーツ、ポルトガル)

チーム総合時間賞

バーレーン・ヴィトリアス 215:27’26”

▼ジロ・デ・イタリア2023スタートリスト&コースプレビューはこちら

ジロ・デ・イタリア2023

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load