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総合リーダーのルーク・ランパーティが美濃ステージを制す|ツアー・オブ・ジャパン

5月21日から28日の8日間にかけて開催されているツアー・オブ・ジャパン2023(以下、TOJ)。
大会4日目となる5月24日は第4ステージとして美濃ステージのレースが美濃和紙の里会館をフィニッシュ地点とする周回コースで開催された。
レース序盤は山岳賞を争う兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)と中井唯晶(シマノレーシング)ら5名の逃げ集団が形成され、最大で4分以上のタイム差が開く展開に。後半にかけてスプリントに持ち込みたいチームがメイン集団のペースを上げ、最終周回に逃げをつかまえると、最後は大集団でのスプリントフィニッシュに。フィニッシュライン上で4名の選手がハンドルを投げ合う大接戦に。写真判定の結果、リーダージャージを着用するルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)が堺ステージに続いて美濃ステージでもステージ優勝を挙げることとなった。

江戸時代の面影を残す風景の中でスタートする選手たち

5月21日から28日の8日間にかけて開催されているツアー・オブ・ジャパン2023(以下、TOJ)。
大会4日目となる5月24日は第4ステージとして美濃ステージのレースが美濃和紙の里会館をフィニッシュ地点とする周回コースで開催された。

スタート地点は美濃市の観光名所である「うだつの上がる街並み」内にある旧今井住宅前。
TOJ全8ステージの中でも屈指の風景の良さを誇り、江戸時代の面影を残す街並みの中に選手たちが溶け込む姿は日本で国際レースが行われていると改めて印象付けてくれる。

兒島と中井が山岳賞ポイント獲得に向けて逃げ集団を形成

前日のいなべステージの結果を受け、16チーム・89名の選手たちがスタートラインに並ぶ。
9時15分にスタートが切られると、周回コースに入ってリアルスタートが切られた瞬間に山岳賞ジャージを着用する兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)がアタックを仕掛け、積極的に山岳賞ポイントを取りにいく動きを見せる。

しかし、平坦区間でのアタックということもありこのアタックは決まらず、逆にKOMへの上り区間で中井唯晶(シマノレーシング)ら3名の選手が抜け出す。

さらに下り区間から平坦区間にかけて兒島らが追いつき、最終的に以下の5名が逃げ集団を形成する。
・メトケル・イヨブ(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)
・阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)
・ロレンツォ・ディカミッロ(ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ)
・中井唯晶(シマノレーシング)
・兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)

メイン集団はトリニティ・レーシングがコントロールし、タイム差がどんどんと開いていく。
2分30秒までタイム差が開く中、2周目のKOMに設定された山岳賞ポイントでは山岳賞を争う兒島と中井がもがき合い、兒島が先着。兒島がしっかりと山岳賞ポイントを積み上げていく。

一方でメイン集団のペースはかなり落ち着き、集団内では選手たちが談笑する姿が見られるなどリラックスした展開が続く。

集団スプリントに持ち込みたいチームによるペースアップ

タイム差が4分30秒程度まで広がると、集団スプリントに持ち込みたいチームがメイン集団のペースを上げ始める。
トリニティ・レーシングのコントロールにマトリックスパワータグやEFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームらが加わり、逃げ集団とのタイム差を徐々につめていく。

4周目のKOMに設定された山岳賞ポイントでは再び兒島と中井がもがき合い、ここでも兒島が先着。ここまでの3ステージと合わせて22ポイントまで兒島はポイントを積み上げる。

一方でメイン集団もどんどんとペースを上げていき、2周目まで30分を超えるラップタイムだったペースを3周目には28分台、4周目には28分を切るほどまで上げていき、1周1分以上のペースで逃げ集団とのタイム差を縮めていく。

4名の選手がハンドルを投げ合う大接戦をルーク・ランパーティが制す

最終周回に入る前にタイム差が1分を切ると、イヨブとディカミッロ以外の3名がドロップし、先頭は2名に。
しかし、この2名も上り区間へ入る前の平坦区間でつかまり、集団は一つに。

集団が一つとなったことでスプリントに向けた位置取り争いが開始される。
KOMに向けた上り区間ではアタックがかかる場面もあったが、集団は一つのまま残り1kmを迎える。

残り1kmで集団先頭はチームブリヂストンサイクリングが固め、そのすぐ後ろには愛三工業レーシングチームがつける。
フィニッシュ地点に集団が姿を見せると、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)を先頭に、イエルン・メイヤス(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)やゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ)、リーダージャージを着るルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)が横に広がってもがき合う。

4名がフィニッシュライン上でハンドルを投げ合う大激戦となったゴールスプリントは、写真判定の結果、ランパーティの勝利となり、リーダージャージ着用者がステージ優勝を挙げる形となった。

ランパーティは「チームとしてスプリントを狙っていた」とゴール後に語り、前半から終盤までレースをコントロールし続けたトリニティ・レーシングとしてまさに狙いどおりのレースとなった。

リザルト 第4ステージ 美濃ステージリザルト

ステージリザルト

 

1位:ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) 3時間8分1秒
2位:窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
3位:イエルン・メイヤス(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) +0秒
4位:ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ) +0秒
5位:岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) +0秒
6位:孫崎大樹(キナンレーシングチーム) +0秒

個人総合成績

1位:ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) 9時間9分46秒
2位:ジャンバルジャムツ・セインベヤール(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) +12秒
3位:ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ) +14秒
4位:ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO) +14秒
5位:イエルン・メイヤス(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) +14秒
6位:リアム・ジョンストン(トリニティ・レーシング) +20秒
7位:ネイサン・アール(JCL TEAM UKYO) +22秒
8位:岡 篤志(JCL TEAM UKYO) +23秒
9位:フェリックス・スティリ(EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム) +25秒
10位:小石祐馬(JCL TEAM UKYO) +26秒

ポイント賞総合成績

1位:ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) 67ポイント
2位:イエルン・メイヤス(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) 46ポイント
3位:ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ) 41ポイント

山岳賞総合成績

1位:兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング) 22ポイント
2位:カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島) 10ポイント
3位:中井唯晶(シマノレーシング) 8ポイント

新人賞総合成績

1位:ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) 9時間9分46秒

大会公式サイトhttps://www.toj.co.jp

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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