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ランパーティが3度目のステージ優勝! 山岳賞は逆転でキンテロの手に!|ツアー・オブ・ジャパン

5月21日から28日の8日間にかけて開催されているツアー・オブ・ジャパン2023(以下、TOJ)。
大会7日目となる5月27日は第7ステージとして相模原ステージが。神奈川県にある宮ケ瀬湖畔の鳥居原ふれあいの館をフィニッシュ地点とする周回コースで開催された。

レースは序盤からアタック合戦となるものの、山岳賞ポイントを争う動きもあり、逃げ集団らしい逃げ集団が形成されないまま集団スプリントへ。最終コーナーを先頭で抜けたルーク・ランパーティがそのまま集団スプリントを制し、今大会3度目となるステージ優勝を挙げた。

また、この日が最後となる山岳賞ポイント争いでは、3回設定された山岳賞ポイントをすべて1位通過したレオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島)が逆転で山岳賞ジャージを確定させた。

オリンピックのレガシー、3度目の開催となった相模原ステージ

5月21日から28日の8日間にかけて開催されているツアー・オブ・ジャパン2023。

2021年のTOJから登場し、今大会で3度目の開催となった相模原ステージは、スタート地点は橋本駅近くの橋本公園。TOKYO2020のロードレースで使われたコースを一部使い、旧小倉橋を越えて周回コースへ至るルート。宮ケ瀬湖畔の鳥居原ふれあいの館をフィニッシュ地点とする周回コースで開催された。

昨年同様左回りでの開催となったコースは、大きな上り区間こそないもののゴール前700~800mほどが上り区間となっており、パンチャー向きなコースとなっている。今年のTOJは富士山ステージを終え、総合上位、特に3位から7位が非常に僅差となっており、総合順位の入れ替えに向けた動きが生まれるのか注目が集まった。

また、相模原ステージでは2級の山岳賞ポイントが3回設定されているが、東京ステージでは山岳賞ポイントが設定されていないため、山岳賞ジャージのみ相模原ステージで確定する形となっている(最終確定は東京ステージの完走をもって、となるが)。

富士山ステージを終えた段階で山岳賞トップの兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)に対して2位のレオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島)が3ポイント差となっており、こちらも逆転が起きるのか注目が集まった。

山岳賞ポイントが設定された最後のステージでレオネル・キンテロが逆転

富士山ステージを終え、相模原ステージのスタートラインには16チーム・84名の選手が並ぶ。
8時50分にレースがスタートすると、リアルスタート地点である旧小倉橋過ぎからアタック合戦がこの日も繰り広げられる。

しかし、何度もアタックが繰り返されては集団に吸収という展開が続き、1回目の山岳賞ポイントを迎えると、ベンジャミン・ダイボールにリードされる形でキンテロが集団前方に上がる。

キンテロの後ろには兒島がつけ、1回目の山岳賞ポイントから上位2名によるポイント争いとなると、キンテロが兒島を振り切って1位通過を決める。兒島は2位での通過となり、この時点でポイント差は1点に縮まる。

逃げ集団が形成されないまま2回目の山岳賞ポイントを迎えると、今度はチームブリヂストンサイクリングとヴィクトワール広島がそれぞれトレインを組み、ゴールスプリントさながらに2チームによる主導権争いが勃発する。

2回目のポイントでもキンテロが先着し、この時点で山岳賞ポイントの1位と2位が逆転、キンテロが山岳賞リーダーとなる。さらに3回目でもキンテロが1位通過を決め、山岳賞ジャージ争いを確定させた。

レース後、キンテロは「信州飯田ステージで3回山岳賞ポイントを獲得できた段階から山岳賞ジャージを意識し始めました。スタート時点で1位とは3ポイント差だったので山岳賞を狙って、逃げも狙っていましたが、レース展開的に逃げるのは難しかったです。でも力を出し切って山岳賞ジャージを獲得することができました」と語り、狙いどおり逆転で山岳賞ジャージを獲得。

一方、京都ステージから富士山ステージまで山岳賞ジャージをキープし続けた兒島は「チームとしては今村選手・河野選手が逃げて山岳賞ポイントを潰す動きを狙っていましたが、逃げることができませんでした。1回目のポイントではキンテロ選手のすぐ後ろに位置取りしていたのですが負けてしまい、2回目のポイントではチームにアシストしてもらったんですが再び負けてしまって、3回目も取り返すことができませんでした。キンテロ選手が本当に強くて、最後の最後でジャージを失ってしまい、とても悔しい結果となってしまいました」と、最後の最後で逆転されてしまったことへの悔しさを口にする。

集団スプリントをルーク・ランパーティが制し、ステージ3勝目

山岳賞ポイントを終えて残り2周となったレースは、入部正太朗(シマノレーシング)や岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)らがアタックするものの、マトリックスパワータグのコントロールもあって集団は一つのまま最後の上りへと突入する。

トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチームの2名を先頭に集団が上り区間へ入ると、ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング)を先頭に岡 篤志(JCL TEAM UKYO)やベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO)、ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ)、イエルン・メイヤス(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)が続いて最終コーナーを抜ける。

ラインが交差する中、ランパーティが先頭を譲らずにそのまま先頭でフィニッシュし、今大会3度目となるステージ優勝を挙げた。

2位にはプラデスが、3位には岡が入り、プラデス、岡がボーナスタイムを獲得し、総合2位のダイボールとの差を少し縮める。特に岡は中間スプリントポイントでもボーナスタイムを獲得しており、ダイボールとのタイム差を10秒にまで縮めた。

東京ステージでは3回の中間スプリントが設定されており、最大で19秒のボーナスタイムを獲得することができる。

ネイサン・アール(JCL TEAM UKYO)の総合1位が変わることはおそらくないと思われるが、2位ダイボールと3位岡の順位が入れ替わる可能性は十分にある。

明日の東京ステージではフィニッシュだけでなく、中間スプリントの着順にも注目いただきたい。

後半ステージ様子はこちら
TOJ2023コースプレビュー! 後半4ステージ( 南信州、富士山、相模原、東京)編

TOJ2023コースプレビュー! 後半4ステージ( 南信州、富士山、相模原、東京)編

2023年05月25日

リザルト 第7ステージ 相模原ステージリザルト

ステージリザルト

1位:ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) 2時間23分26秒
2位:ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO) +0秒
3位:岡 篤志(JCL TEAM UKYO) +0秒
4位:イエルン・メイヤス(トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) +0秒
5位:ゲオルギオス・バグラス(マトリックスパワータグ) +0秒
6位:ジョセフ・ピドコック(トリニティ・レーシング) +0秒

個人総合成績

1位:ネイサン・アール(JCL TEAM UKYO) 15時間22分31秒
2位:ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島) +45秒
3位:岡 篤志(JCL TEAM UKYO) +55秒
4位:ベンジャミ・プラデス(JCL TEAM UKYO) +1分9秒
5位:ドリュー・モレ(キナンレーシングチーム) +1分34秒
6位:レオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島) +1分46秒
7位:カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島) +1分51秒
8位:トマ・ルバ(キナンレーシングチーム) +2分50秒
9位:リアム・ジョンストン(トリニティ・レーシング) +3分3秒
10位:ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ) +3分6秒

ポイント賞総合成績

1位:ルーク・ランパーティ(トリニティ・レーシング) 100ポイント
2位:岡 篤志(JCL TEAM UKYO) 89ポイント
3位:イエルン・メイヤス(トリニティ・レーシング) 62ポイント

山岳賞総合成績

1位:レオネル・キンテロ・アルテアガ(ヴィクトワール広島) 41ポイント
2位:兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング) 38ポイント
3位:カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島) 18ポイント

新人賞総合成績

1位:リアム・ジョンストン(トリニティ・レーシング) 15時間25分34秒

大会公式サイトhttps://www.toj.co.jp

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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