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今行きたいのは足立市場でしょ。編集部厳選グルメ3軒

東京の市場移転問題が炎上する昨今だが、一般ピープルが楽しめる市場はそこだけではない。東京都内の11ヵ所の中央卸売市場のうち、唯一水産物を専門に扱うのが、この足立市場。早朝5時30分からは鮪のセリで活気づく、下町の人情味溢れる鮮魚市場で、買い物がてら市場グルメを満喫してみては?

足立市場の新星が送る極上の「市場めし」。
『とくだ屋食堂』

2013年にリニューアルオープンした、足立市場の新星『とくだ屋食堂』。卸も行うご主人は、魚のプロフェッショナル。かなりの目利きで、この店に通う、魚には一家言ある食通から絶大な信頼を集めている。その魚を調理するのは、ご主人と固いタッグを組む板長。新鮮な魚をあっという間に捌く様子は、見とれてしまうほど。「いい魚をおいしく食べさせたい」というスタッフの情熱をひしひしと感じる。

新鮮な魚と一緒に少しお酒も飲みたいという時は、ぜひ女将に声をかけてみよう。今日の魚にぴたりと合うお酒をアドバイスしてくれるはずだ。

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鯵や海老、穴子や牡蠣などから2種類を選べる「お好みフライ」。一番人気は鯵フライで、サクサクとした食感が◎。
「お刺身盛り合わせ」。この日は、鰯、鰹、赤貝、生蛸の炙り、天然真鯛の炙り。破格の値段に感動すること間違いなし。
日本酒はご主人が魚に合うと判断した「男酒」「長者盛」など、常に数種類が揃う。

 

DATA
『とくだ屋食堂』
住所/東京都足立区千住橋戸町50(足立市場内)
TEL/03-3879-2805
営業/8:00~15:00(L.O.14:50)、土曜 8:00~16:00(L.O.15:40)
休み/日・祝日、休市日の水曜

マルチな店で小鉢三昧。
『カフェ食堂みどり』

市場外にある『カフェ食堂みどり』では、レトロな緑の看板がお出迎え。

朝8~9時には、数十あるテーブル席はほぼ満席。新聞片手にドリンクだけで過ごす人もいれば、知り合いと食事しながら話に華を咲かせている人も……。朝のせわしない時間の中でも、様々な人間模様が垣間見える。

「まぐろブツ」や「タコブツ」、「エビフライ」などいずれも嬉しい価格。定食とともにお酒を楽しむ際は1杯目がリーズナブルなのも下町の市場ならでは。定番のビールのほか、チューハイなども充実している。

店の名物として知られている のは、魚介ではなく、意外にも「ゆで豚」。茹でることで脂身が甘く感じしっとりとろける。

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「ゆで豚とまぐろブツの定食」。とろとろの豚を、さっぱり醤油ベースのタレと一緒にいただこう。

 

DATA
『カフェ食堂みどり』
住所/東京都足立区千住橋戸町61 2F(足立市場外)
TEL/03-3882-7996
営業/5:00~14:00(L.O.13:30)、土曜~14:30(L.O.14:00)、休市日の水曜11:00〜14:00(L.O.13:30) 休み/日・祝日

鮮やかなピンクが新鮮な証! 鮪の部位を食べ比べ。
『しいはし食堂』

足立市場で取り扱う水産物の約8パーセントを占めるという鮪。昭和11年創業の老舗『しいはし食堂』でも、その新鮮な鮪を堪能できる。市場内の食堂らしく、赤身や中トロなどいくつかの部位別に提供されるのも嬉しい(部位の内容は仕入れ状況により変わる)。名物の鮪の赤身と中トロの盛り合わせ「お刺身」や「肉豆腐」をはじめ、冬の時期(10~4月)は赤崎産のカキフライが看板メニューとして登場するなど、早朝から美味しい魚がいただける食堂。

ただし、店は昼過ぎまでの営業なので、早朝から足を運びたい。

「肉豆腐」と、鮪の赤身と中トロの盛り合わせ「お刺身」を肴に乾杯。
お酒を頼むと出てくるお通しは、王道の昆布とお新香だ。軽い塩気が汗をかいて働いた身体に嬉しい。
市場で仕入れた鮪を使った「まぐろさしみ定食」。この分厚さは圧巻。カレー+牛煮込みの「あいがけ」も人気。

 

DATA
『しいはし食堂』
住所/東京都足立区千住橋戸町50(足立市場内)
TEL/03-3879-2806
営業/6:00~13:30
休み/日・祝日、休市日の水曜

 

東京都内の11ヵ所の中央卸売市場のうち、唯一水産物を専門に扱うのが、この足立市場。早朝5時30分からは鮪のセリで活気づく。

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buono 編集部

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使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。

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