岩魚〈イワナ〉｜料理を愛する人のための魚図鑑

山奥にひっそりと生息。淡白な味の白身

日本の淡水魚の中でもっとも山奥で生活し、岩の多い場所に隠れて過ごすイワナ。古くは山の民の重要なタンパク源として食用された魚である。

本州に生息するイワナは、関東と日本海側各地の渓流に分布しているニッコウイワナと、東海地方の山岳部、紀伊半島の山岳部に分布するヤマトイワナ、広島県と山陰地方に分布するゴギの系列とされている。

おすすめの料理

塩焼き、から揚げ、酢締め、骨酒など

さばき方

内臓は取り除く。塩焼きはおどり串を打つと見た目にも美しく焼き上がる。

DATA

分類

サケ目 サケ科

学名

Salvelinus Leucomaenis

英名

Whitespotted Char

産地

日本各地に分布。養殖も各地で行われ出荷されている。

旬

5〜6月にかけて味がいい。初秋から春までの間は禁漁期間で、養殖もの以外出回らない。

目利きのポイント

• 身にハリがあり、ツヤがあり、太っているもの。