浅蜊〈アサリ〉｜料理を愛する人のための魚図鑑

しっかりとした出汁が出る、古くから食されてきた二枚貝

日本各地の貝塚から貝殻が出土され、古くから日本人が口にしてきたとされる二枚貝。火を通すと、味わい深い出汁が出て、プリッとした食感が楽しめるため、潮汁、味噌汁、酒蒸しやパスタなど、様々な料理に活用される。日本の食卓に頻繁に登場する貝である。

アサリは内湾の干潟や河川水の影響で塩分がやや低めのところに生息している貝。アサリがエサを食べ、水質を浄化する役割も。

おすすめの料理

汁物、酒蒸し、パスタ、佃煮

調理の準備

塩分3%（水1Lに塩30g）の塩水に入れ、暗い所に置いて塩抜きし、調理前に貝をざっと洗ってから調理。

DATA

分類

マルスダレガイ目 マルスダレガイ科

学名

Ruditapes philippinarum

英名

Japanese Littleneck

産地

日本中。北海道、宮城県、千葉県、静岡県、愛知県、大阪湾、有明海、大分。

旬

天然物は春と秋が旬となっているが、地域によって異なる。

目利きのポイント

• 殻がしっかりと閉じているもの。貝殻の横幅が広く大きいもの。