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【NEW OPEN】あの専門店が装いも新たに再始動!「帆帆魯肉飯」

台湾への愛がそこかしこに炸裂する東京最強の魯肉飯専門店

メガネが好きすぎて先週4本メガネを爆買いしたメガネマニアくんです。基本的に伊達なんですが、最近すごい事実を発見したんですよ。「レンズを外してフレームだけでメガネをかけると、マスクをしていても曇らない」ということに。なんで今まで気づかなかったんだ! と目から鱗なわけですが、決して芸能人を真似してイキっているわけではないので、僕と会った人は生温かい目で見守ってやってください。それはさておき、無駄な知識が大好きな雑誌buonoの元編集長・島貫朗生です。全国1億人の台湾ファンの皆様こんにちは。この連載では、世にオープンしておよそ3~4ヶ月以内の店の中から、この店はぜひ知ってほしい! という店を月イチでお伝えしていこうと思っておるというアレですが、今回は僕の愛が詰まっています。

魯肉飯好きが泣いて喜ぶあの味が三軒茶屋の地に誕生したわけで

いやはや、コロナは実に嫌らしく世に影を落としておりますね。おかげでろくに海外へも渡航できず、愛してやまない台湾にもまったく行ける気配が無く……。魯肉飯(ルーローファン/ルーローハン)マニアのワイはどうしたらいいのだ! ああもう今すぐに台中の観光客が人っ子ひとりいない『蘇記虱目魚粥』に飛んでいって、サバヒーの魚鬆が振りかけられた魯肉飯が食べたいんだよぅ、と悲しみに暮れているわけです。日本で本当に美味しいと思った魯肉飯って、まだ出合ったことなかったのよね。
そんなことをボヤッと考えていた時、三軒茶屋に魯肉飯の専門店が出来たというではないですか。これはもう行く以外の選択肢はない! というわけで今回紹介するのはコチラであります。
実はここ『帆帆魯肉飯』は墨田区京島のシェアカフェ『halahelu』で日曜のみ営業していた人気店。しかし、コロナの影響で中々フル稼働することができず、選択として店を畳むか、自身の店を新たに作るかを選択せねばならなくなっていたのだとか。店主の唐澤さんが取った行動は一念発起して店舗をもつこと。「やっぱり、日本における台湾の火を絶やしたくなくて」と話す姿は、ふんわりしたオーラをもつ唐澤さんのパーソナリティと対照的に、熱い想いに包まれていて。……超わかる! と台湾好きの同志として共鳴したことは言うまでも無い。

壁のメニュー札ひとつとっても、完全に台湾現地の雰囲気でしょ? 魯肉飯など料理だけでなく、もう全部に台湾への愛が詰まっているの。

魯肉飯に滷蛋、週替わりスープ、漬物が付いた「魯肉飯セット/並(900円)」。魯肉は豚皮と干し海老の出汁に、干し椎茸と豚バラ肉を入れてほろほろになるまで煮込んで仕上げる。取材時のスープは「するめいかのとろみスープ」

やばい、これは完全に現地の味だ

台湾で様々な魯肉飯を食べ歩いた唐澤さんが目指す味は、一番最初に食べて感動した台北の『金峰魯肉飯』だと言うが、ひと口食べてみると、現地の味を再現しつつも、脂のしつこさを抑え赤身の旨味を強く出した仕上がりにブラッシュアップされていて、しっかり“ここ”の魯肉飯になっている。ちなみに、僕は「甘じょっぱい」という表現が嫌いで基本的に「甘辛い」という言葉を使うのですが、現地の魯肉飯に限って言えば「甘じょっぱい」なんですよ。そして、帆帆魯肉飯はその微妙なニュアンスをきちんと再現している。コレ本当に日本では初めての経験。
看板や店内の造作も台湾への過剰な愛が無ければ、絶対に作り上げることが出来ないものになっていて、敬意を表して言いますが、アナタ相当な台湾マニアです。

台湾人に何度も食べてもらって、現地の味に調整していったという「泡菜(400円)」はキャベツなどの野菜を甘酢漬けにしたもの。甘みと酸味、ニンニクの香味、そして少ししなっとした食感のバランスが完璧。これ影の主役かも。

豆腐を押しながら水分を抜いて乾燥させた豆干絲を使ったサラダ「涼拌乾絲(400円)」。ほのかな塩気にゴマ油の豊かな香りが立ち上り、香菜の爽やかさが良いアクセントに。キュッと締まった豆干絲の食感も楽しい。

高地栽培するからこその上品な香りを楽しめる高山茶と、特有の風味とまろやかな甘みが持ち味のきび砂糖を使ってシロップを作った「台湾茶シロップの杏仁豆腐(400円)」。豆花のような味を目指したのだという。

今回紹介したお店はコチラ!

帆帆魯肉飯(ファンファンルーローハン)

世田谷区三軒茶屋1-5-17
営業/11:00~15:00、土・日曜11:00~15:00、17:00~20:00
休み/不定休 ※休み等はWEBサイトのスケジュールカレンダーを要確認
https://www.funfunluroufan.com/

PROFILE

FOOD EXPLORER 島貫朗生

シェフや調理ラヴァーの男性に向けた伝説の料理誌「buono」創刊編集長。ほか、いくつかの出版社で食を中心に雑誌・書籍を約500冊以上手掛け、2018年に独立。食関連のイベント出演やレシピ提供、地域における食ブランディング、メディアプロデュースなど広く活動。

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島貫 朗生

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