パンのサブスク、パンスクってどういうこと?
buono 編集部
- 2021年03月05日
巣ごもりが続く日々で、家の近所のパン屋さんで満足できなくなったことはないだろうか? リモートワークと外出自粛で、いつも仕事帰りに立ち寄っていたお気に入りのパン屋さんから足が遠のいてしまったり、ご主人の高齢化や設備の老朽化を理由にお気に入りのパン屋さんが閉店してしまったり……、もはやご近所のパン屋さんだけじゃ満たされない! そんな悩みをを抱えているのは筆者だけではないはず。そんな迷えるパンジプシーへの福音となるかもしれないサービスがあるのを知っているだろうか?
全国のパン屋さんから焼き立てを冷凍したパンが届くサブスク
2020年2月26日にパンフォーユーが開始した「パンスク」は、知らないパン屋さんから、焼き立ての状態を冷凍したパンが届く個人向けサブスクリプションサービス。「おいしいパンを旅しよう」というコンセプトの通り、現在北海道から沖縄まで30店舗のパン屋さんが提携している。
パンスク
https://pansuku.com/
昨今、コロナ禍などの影響から、その日の売れ残りパンをまとめて冷凍して通信販売する店も少なからずあり、それはそれでフードロス削減の観点からも素晴らしい取り組みといえる。ただ、「パンスク」はあくまで焼き立ての状態を届けることにこだわっており、パンフォーユー独自開発の「パンを入れる袋」と「冷凍するタイミング」によって、パンを焼き立ての状態で届けることを可能にしているのだ。価格は送料込みで月々3,990円(税込)。1箱(60サイズ)に冷凍パン6~10個と、パン屋さんからのメッセージカードが届く。届く頻度は2週間に1回/1ヶ月に1回/2ヶ月に1回の3種類からライフスタイルに合わせて選択が可能なので、冷凍庫の容量を心配することもなさそうだ。
また、パンスクは消費者だけでなく提携するパン屋さんにとっても多くのメリットがある。冷凍庫以外の設備投資をすることなく全国に自慢のパンを届けファンを増やす可能性を広げることができるからだ。
今年2月に会員を対象に実施されたアンケート結果からもわかるように、このサービスは「知らないパン屋さんに出合うことができる」ことが最大の魅力。
もともと美味しいパン屋さん巡りが趣味という人も、近所のパン屋さんの味にちょっと飽きちゃった……という人も、まだあまり遠くに出掛けづらい今、パンのサブスクで知らないパン屋に巡り合ってみては?
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PROFILE
buono 編集部
使う道具や食材にこだわり、一歩進んだ料理で誰かをよろこばせたい。そんな料理ギークな男性に向けた、斬新な視点で食の楽しさを提案するフードエンターテイメントマガジン。
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