スコアアップに直結するコースマネジメント術|プロキャディが教える攻略のポイント
EVEN 編集部
- 2019年12月19日
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クラブ選択で迷った時はその日の調子で判断する
ピンやグリーンを狙う時に、クラブ選択で迷ったらどうすれば良いか?そんな質問を受けることもあります。
例えばピンまでちょうど150ヤードだった場合に、8番アイアンで打てば145ヤード、7番アイアンで打てば155ヤードの人が、「8番でしっかり打とうかな」、「いや、7番アイアンで軽めに打とうかな」と迷ってしまうというわけです。
結論からいえば、あまり難しく考える必要はないと思います。強めに打つのが得意な人もいれば、軽めに打つのが好きな人もいます。それも日によって違ってくる場合があるわけです。強めに打っていて流れがつくれている時は短めのクラブで強めに打つのが良いでしょうし、軽めに打って調子が良い時は大きめのクラブで軽めに打つのが無難といえます。要はその日の調子で判断するのがベストというわけです。
また、アマチュアゴルファーの多くは、グリーンの大きさをほとんど考えません。ワングリーンの場合、グリーンの大きさは直径約40ヤードほどです。40ヤードということは、縦の幅はクラブでいえば3番手ぐらいありますから、1番手程度の違いはさほど気にする必要はないのです。
クラブ選択に迷った時は、自分の心の中にいるインナーキャディと相談して「今日は大きめのクラブのほうがよく当たっているよね」、「そうだね、ここの大きめのクラブで打とう」というように気持ちを整理してから打ちましょう。
ピンを狙うよりグリーンの広いスペースに打とう
アマチュアゴルファーはピンまでの距離を知りたがりますが、プロはまず手前のグリーンエッジまでの距離を把握します。ピンまでが150ヤードだとしても、手前のグリーンエッジまでの距離が130ヤードか、140ヤードかによって距離感のコントロールの仕方が変わるからです。
簡単に説明すれば、ピンの位置が手前の時は「プラス5ヤード」、ピンの位置が奥なら「マイナス5ヤード」と考えるのがベストです。ピンまでが150ヤードでも、ピンが手前なら155ヤード、ピンが奥の場合は145ヤードとジャッジして打つのです。そうすればピンが手前の時はピンの奥に、ピンが奥なら手前側にオンしやすくなります。グリーンの広い場所にのせられる確率が高まりますし、ミスしてもグリーンのどこかで止まってくれる公算が大きいわけです。
このように5ヤードを足したり引いたりして、仮想のピンを立てて打ちましょう。大事なのは、自分のイメージした距離を打つ意識をしっかりもつことです。155ヤードで良いと頭で分かっていても150ヤードを意識するとインパクトが緩みやすいですし、145ヤードで良いと思っていても150ヤードを意識するとリキんで左に引っかけやすくなりますので注意しましょう。
ピンまでが同じ150ヤードでも、ピンの位置で使うクラブが変わる。ピンが手前なら大きめ、ピンが奥の時は小さめに打とう。
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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