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スコアアップに直結するコースマネジメント術|プロキャディが教える攻略のポイント

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18ホールのすべてを「パー3の連続」と考えよう

これは私の考え方ですが、アマチュアゴルファーの皆さんには18ホールのすべてを「パー3の連続」と意識してもらいたいと思います。

パー3のホールは当たり前として、パー4のティショットであれば、自分のドライバーの飛距離をベースにした長いパー3を想定し、セカンドショットもパー3を想定します。この時に重要なのは、リスクが少ないエリアを中心としたパー3を設定することです。

例えば、ティーイングエリアから240ヤード先の左のバンカーに入れてはいけない場面があるとすれば、センターまでが220ヤードのグリーンを想定し、240ヤード先のバンカーまで絶対に届かないクラブを持つのです。つまりピンまで220ヤードを想定したパー3というわけです。そして、セカンドショットの残りが150ヤードなら、そこからは150ヤードのパー3のつもりで打ちます。パー5の3打目も、同じように距離の短いパー3と考えてください。

ゴルフは「縦の距離感」が一番大事で、「距離感を競い合う」ゲームでもあります。ショットごとにグリーンを想定し、そのグリーンに運ぶ気持ちで打ちましょう。そうするとクラブの選択や方向の選定を含めたショットのジャッジメント能力が上がり、スコアのロスを最小限に食い止められるようになります。

パー3 以外のホールでも「パー3 の連続」と考えれば確率の高い攻略プランがつかめる。とくにパー5ではこの思考法が役立つ。

自分の距離感で目標に運ぶ意識がマネジメントにつながる

飛んだり飛ばなかったりではスコアがまとまりにくい。平均的な距離を打てるようになることが強いゴルファーになる絶対条件だ。

18ホールのすべてをパー3の連続と考えることは、「自分の距離感でターゲットに運ぶ」という意識の明確化です。もちろんドライバーショットも縦の距離感が大事なわけで、そう考えるとドライバーが「飛ぶ」とか「飛ばない」というワードは頭から離れてきます。

米PGAツアーでも決して飛ぶほうではないマット・クーチャーやウェブ・シンプソンらが賞金ランキングの上位にいるのも、自分がイメージした飛距離を打つ技術能力が高いからです。飛んだり飛ばなかったりというのが、実は一番困るわけです。

ブルックス・ケプカは飛んで曲がらないプレーヤーといわれますが、決してそうではありません。ケプカは本気で飛ばそうと思ったら、350ヤードくらいは飛ばせます。だから300ヤード先の点を狙って打つなんて、ケプカにとってみればたやすいこと。ケプカはすべてのショットで球を置きにいっているのです。そこがメジャーに強い理由でもあるでしょう。

アマチュアの皆さんも、ドライバーを無理に240〜250ヤード飛ばそうとせずに、力をちょっとセーブして210〜220ヤードをコンスタントに打とうと思えばそれほど難しくないはずです。210ヤードのパー3を想定し、フェアウェイ上にピンをイメージしてドライバーを打ってみてください。ピンを中心にして前後左右15ヤードくらいの幅を持たせて打てば方向も距離感も安定しますし、スコアをつくりやすくなります。

状況次第では基本の風向きを度外視する例外もある

風を正確に読むのはプロでも難しい。状況次第では基本の風向きを無視した戦術が奏功するケースもあることを知っておこう。

風向きの判断は、僕たちプロキャディにとっても難しいものです。パートナーを組んでいる選手とじっくり相談し、持つクラブや狙う目標を明確に決めてから打つように心掛けています。実際にはその日の基本の風向きをベースにして判断しますが、状況によっては例外もあります。

例えば、基本の風向きはフォローだけれど、ティーイングエリア上ではアゲンストに感じられる。しかも、グリーンの手前にある大きな池の波がアゲインスト方向に流れている。そんな時は、アゲインストの風を想定する必要があります。

この場合は、少しぐらいグリーンの奥にいっても良いという気持ちで大きめのクラブを持ちましょう。本当に風がアゲインストだったら手前にショートして池に入ってしまうからです。池ポチャするぐらいなら、奥のバンカーに入れても構わないから大きめのクラブで打つほうがベストと考えるべきです。

本当は基本の風向きを信じたい。しかし、風向きの判断を間違えるとOBや池などに打ち込んで大叩きしてしまうケースが想定される場合は、最悪の事態を回避する作戦を立てましょう。

風が強い日は百戦錬磨のタイガー・ウッズ(左)も慎重になる。クラブ選択や方向設定の調整も重要なキーポイントだ。

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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