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旅人のソロキャンプ料理!<小雀陣二のだれでもキャンプ料理の王様>|フィールドライフ(No.87 春号)

普段はオートキャンプ料理を提案する「キャンプ料理の王様」だが、島旅をテーマにした特集にちなんで今回はソロキャンプ料理にシフト!
おひとりさま向けレシピをお届けします!

編集◉フィールドライフ編集部
写真◉亀田正人
文◉福瀧智子

もし味がイマイチになってもご愛嬌。それが旅です!

快適な調理道具やおいしい食材をたんまり使い、普段はオートキャンプ料理を提案する小雀さん。だが当の本人は島から世界の僻地までの旅が大好き。「道具や食材を自由に持ち込めるオートキャンプとは違い、バックパッキングスタイルはいろいろと制約が多いですね。でも、それを逆に楽しむのが重要。自分が作りたい料理をだいたいカバーできるコンパクトな道具を見つけ、あとは味が簡単に決まる調味料が数種あれば、現地調達する行き当たりばったりの食材でもなんとかなります(笑)。提案したレシピの材料を近いものに置き換えて、ぜひ自由に作ってみてください。もし味がイマイチになってもご愛嬌。それが旅です!」

小雀さん愛用の旅向け調理道具はこちら。

テンマク「タクティカルライスクッカーセット」(左)は炊飯ミスの心配がないライスクッカーを含むフッ素加工済みのクッカーセット。バーナーは分離型一択だそう。安定した火力と鍋が安心して載せられるSOTOの「レギュレーターストーブFUSION」がおすすめ!

 

レシピ① ■牛ハラミのステーキフリット■ 旅初日の夜は始まりを祝って豪華に! (調理時間20分)

小雀さんが長年通うアラスカの原野でも、旅の始まりの夜は分厚いステーキを焼くそう。「志気とテンションを高めるのはやはり肉です!」漬け込むしょうゆ麹が肉の柔らかさを引き出す。

材料(1人前)

・牛ハラミ肉:お好きな量(写真は250g)
・ジャガイモ:1個
・白ごま油(サラダ油でも可):小さじ1
・しょうゆ麹:大さじ1
・砂糖:小さじ1
・ブラックペッパー:適量
・ライ麦パン:適量
[ ソース ]
・赤ワイン:大さじ1
・甘口しょうゆ:小さじ1

作り方

①[ 下準備 ] 牛ハラミ肉全面に砂糖を振りかけ、しょうゆ麹を全面に塗り、ジッパー付きの袋に入れておく。可能ならひと晩漬け込み、冷凍庫で凍らせて持ち運ぶとベスト。

② フライパンに白ごま油を回し入れ、スティック状にしたジャガイモをほどよく焦げ目が付くまで焼き、お皿に盛る。

③ 弱火にして牛ハラミ肉を両面ほどよく焼き、お皿に盛ってブラックペッパーを振る。パンをスライスして添える。ソースが必要なら、そのままフライパンを中火で熱し、赤ワインとしょうゆを加え、沸騰したら火を止めてできあがり。

▲麹菌の酵素で肉がおどろくほど柔らかくなる!事前に漬け込むと◎

ポイント

 

①ステーキは均一に熱が伝わる厚みのあるアルミフライパンが吉!

②細めのスティックなら下茹でも不要。焦げ目を付け香ばしく焼き上げて。

③表面のしょうゆ麹が焦げないよう弱火でじっくり焼き上げるとよい。

レシピ② ■牡蠣のアヒージョ■ 日持ち食材の缶詰が化ける! (調理時間10分)

好きなキノコや野菜に缶詰をプラスして小鍋で作る絶品おひとりさまアヒージョ。オイルはリメイクするので使い切らぬよう!

材料(1人前)

・牡蠣の缶詰:1缶
・ニンニク:2個
・ピーマン:1個
・マッシュルーム:8個
・オリーブオイル:120㎖(コップ半量ほど)
・ブラックペッパー:適量
・塩:適宜
・ライ麦パン:適宜

作り方

①フライパンにオリーブオイルと半分に切ったニンニクを入れ、弱火で熱してマッシュルーム、缶詰の牡蠣を入れる。

②マッシュルームに火がとおったら、カットしたピーマンを加え、ブラックペッパーを振って塩で味を調える。切ったパンを添えたら完成。

ポイント

①ニンニクは弱火でじっくり火を入れ、香りや味をオイルに移していく。

②牡蠣は加熱済みなので、マッシュルームに火がとおり柔らかくなればOK。

③ピーマンはなくても可。彩り野菜でブロッコリーやアスパラもマッチする。

レシピ③ ■牡蠣のアヒージョ■ 日持ち食材の缶詰が化ける! (調理時間10分)

牡蠣とキノコの旨味をたっぷり抽出させたアヒージョオイルを活用する簡単パスタ。島で捕れたシーフードを加えれば至福の青空レストランに!

材料(1人前)

・牡蠣アヒージョのオイル(レシピ②のメニュー)
・ロングパスタ:120g
・マッシュルーム:2個
・豆乳:100㎖
・乾燥ネギ:大さじ1
・ブラックペッパー:適量
・塩:適宜

作り方

①鍋に水200㎖入れて強火で熱し、沸騰したら塩小さじ1、パスタを加えて3分茹でる。

②豆乳、スライスしたマッシュルームを入れて強火で熱し、アヒージョオイルを加えて残りの指定時間どおりに茹でる。

③乾燥ネギを加え、仕上げにブラックペッパーを振りかける。

ポイント

①パスタはフジッリやペンネなど鍋のサイズに合わせて使いやすいタイプで。

②豆乳を加えることで味わいがまろやかに。牛乳でも代用が可能。

③オイルを加えて熱することで乳化が進み、クリーミーさが際立つように。

レシピ④ ■トムヤムガイラーメン■ 食の変化が楽しいフュージョン料理。 (調理時間10分)

「簡単で温まる麺レシピ」は旅に欠かせない。トムヤムペーストとパクチーがあれば単調だった麺料理が異国の味に大変身。辛味&酸味のスープは具を選ばず、旅向きだ。

材料(1人前)

・焼き鳥缶詰:1缶
・シメジ:50g
・ペコロス:2個(またはタマネギ1/4個)
・ショウガスライス:1枚
・トムヤムペースト:大さじ1
・ナンプラー:大さじ1
・パクチーの根:2本
・パクチー茎と葉:1本分
・インスタント麺(写真は米粉の麺):1個

作り方

①鍋に湯を500㎖沸かし、パクチーの根とシメジを加え、出汁を引き出す。ショウガ、パクチー茎、焼き鳥缶、ペコロス、麺を加えて煮込む。

②ナンプラー、トムヤムペーストを溶き加えて味を調え、パクチーの葉を散らす。

ポイント

①パクチーの根と茎は出汁が出る。輸入食材店で買える乾燥パクチーでも可。

②ソロキャンプに便利な焼き鳥缶詰。タレ味でも塩味でもお好みで。

③常温保存できるトムヤムペーストが便利。チャーハンや炒め物にも使える。

レシピ⑤ ■炊き立てご飯と漁師汁■ 最高にぜいたくな日本人の朝ごはん。 (調理時間30分)

島旅で新鮮な魚が手に入ったら、ぜひ作りたいのがこちら。日持ちする根菜などをサブの具材に、魚が主役の漁師汁はインスタント味噌と気づかない味わい。鍋炊きのアツアツご飯をほおばれば、ああこのうえないシアワセ。

材料(1人前)

・お米:1.5合
・インスタントアサリ味噌汁の味噌:1袋
・インスタントアサリ味噌汁のあさり:1袋
・釣れた(または買った)魚:適量
・長ネギ白:10cm
・長ネギ緑:10cm
・ダイコン:80g

作り方

①鍋にお米を入れ、水でサッとすすぎ洗いをし、2合分の水でお米を10分以上浸水しておく。ダイコンを乱切りにし、長ネギ白を3㎝ほど、長ネギ緑を輪切りにする。魚は骨(アラ)と身を切り分けておく。

②浸水させたお米をバーナーにかけ、強火で加熱し、沸騰したら弱火で7分炊く(途中で鍋を回して火の当たる位置を変える)。火を止めて3分ほど蒸らす。

③ほかの鍋に水200㎖を沸かし、ダイコンをゆで、長ネギ白、魚のアラを加えて出汁を引き出す。アラから大きな骨を取り除いて身をこそぎ、魚の身、あさりの具を鍋に加えて味噌を溶き、長ネギ緑を散らす。

ポイント

①鍋炊飯はお米を浸水させたほうがおいしい。30分~1時間が目安。

②風の影響で炊きムラが出ないよう、ときどき鍋を回転させるとよい。

③火を止めるタイミングはこれくらい表面から水分がなくなったとき。

④魚のアラは捨てず、野菜といっしょに加熱し、出汁を引き出す。

⑤仕上げにインスタント味噌汁のあさりを加え、味噌を溶けばできあがり。

小雀陣二(こすずめ・じゅんじ)

どこでも手に入る食材を中心に、簡単なキャンプ料理を提案するフィールドライフの料理番長であり、アウトドアコーディネーター。『キャンプ料理の王様【新装版】』(小社刊)、『“ 無人地帯”の遊び方』(グラフィック社)などが好評発売中!

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PROFILE

フィールドライフ 編集部

フィールドライフ 編集部

2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。

フィールドライフ 編集部の記事一覧

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