
バスケットウィービングに挑戦!|イオンモールむさし村山【自然体験イベント】

フィールドライフ 編集部
- 2025年06月22日
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東京・昭島にある「モリパークアウトドアヴィレッジで開催されている、「WILD MIND GO! GO! 自然体験イベント」がイオンモールむさし村山店でもスタートしたのをご存知ですか? 第一回目は行っておかなければと、さっそく参加してきました!
文・写真◉フィールドライフ編集部
バスケットウィービング……とはなんぞや?

バスケットウィーブとは織物の一種で、カゴの編み目のような模様になる織り方のこと。縦糸と横糸が交互になっている編み地ですね。今回は自然の蔓(つた)を使ってカゴを編む体験をしてきました。

アウトドアヴィレッジでのワークショップは屋外でしたが、イオンモールむさし村山の会場は屋内。屋内だけど開放感があり、天候の心配がないのがいいですね。大きなテントが会場の目印です。
材料は里山の蔦だけ!

大きな樽の中には今回の材料、長い長い蔦がたくさん入っていました。里山で採ってきた蔦を5日間ほど水に浸して柔らかくしておくそうです。しっかり濡らしておかないと思いどおりに編むことができないのでこの下準備は重要。
そういえば、むかし母親が籐カゴ編みにハマっていたとき、お風呂の浴槽の中に編む前の籐(ラタン)を浸していたことを思い出しました。1本が長いので、一般家庭だと浴槽くらいのサイズがないと浸せなかったんだなと今になって理解。

話が逸れましたが……、講師はレザークラフトやウッドワークなど自然素材であらゆるものを作り出すマルチクラフトマンの真島辰也さん。身につけているワークエプロンが素敵!
さっそく編んでいこう!

十字になっている好みのベース(写真の緑の部分)を選んだら、さっそく編み始め。ベースの蔦の上、下、上、下……とくぐらせていきます。蔦がなかなかいうことを聞いてくれない〜。

蔦の間にすきまができないようにキツく詰めるように編んでいきます。単純作業ですが、そのうち次が上なのか下なのかわからなくなってきます……。ちなみに編み目を飛ばしたらやり直しです。3回ほどやってしまいました(泣)。

おおお! カゴっぽくなってきた! ここまで編めば上下の間違いが少なくなります。蔦が太いので蔦と蔦の間を詰めるのにひと苦労。蔦を編み込んでしまったら、新しく蔦を継ぎ足して続きを編んでいきます。

私の、ではなくお隣さんの作品。編み目がとてもキレイ! お話ししながら編んでいたのに、編むスピードが早いのはなぜ……。

編み地が大きくなってきたら、机に押し付けながら編み進めてカーブをつけていきます。

端の処理は、まっすぐな蔦を90度に曲げて編み目の中にくぐらせていきます。長すぎるかも?と感じるところで始めるのがベストです。残りの蔦が短すぎると端にうまく巻きつけられません。
仕上げに持ち手をつけていきます

少し太め&長めの蔦を選び、適当なところに挿します。ここはもう真島さんにおまかせ状態(すみません)。

できあがり! 少しのすきまはご愛嬌。カゴ本体はオダマキ作、持ち手は真島さん作の共同作品です(笑)。

終始フレンドリーに接してくれたお隣さんと真島さん、スタッフの方と記念撮影。お世話になりました! このような手作りに自信がない方でもスタッフのみなさんがサポートしてくれるので心配無用。実際、小学生のお子さんの参加も多かったです。
次回のワークショップをチェックしよう!

次回のワークショップは7月19日(土)、「身近な草木から繊維を取り出して紙をつくろう」。日本の伝統技術、和紙づくりを体験できます。草木から紙ができるなんてワクワクしませんか?
事前申し込み制ではなく当日の10時半から受付しているので気になった方はぜひ! 詳細はこちら。
2025年もさまざまなワークショップを(ほぼ)毎月開催!

「WILD MIND GO! GO!」は生き物としての力を取り戻すための自然体験を集めた体験メディア。ワークショップのスケジュールや「HOW TO」ページではさまざまな自然体験のアイデアを見ることができます。かなり充実した内容でここを見るだけでも楽しめます。こちらのページでも紙漉きのハウツーが紹介されていますよ。
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PROFILE

フィールドライフ 編集部
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。
2003年創刊のアウトドアフリーマガジン。アウトドアアクティビティを始めたいと思っている初心者層から、その魅力を知り尽くしたコア層まで、 あらゆるフィールドでの遊び方を紹介。