ナンガシュラフ(寝袋)6種類30モデル|定番オーロラから別注までご紹介
FUNQスタッフ
- 2023年06月27日
INDEX
アウトドアでも、睡眠は大切な時間ですよね。眠りの質を保つのに大事なのは「シュラフ(寝袋)」の選択。ナンガのシュラフは、その品質と信頼性から多くのアウトドア愛好家から支持されています。
しかし「有名だけれど、商品が多くて正直どれがおすすめなの?」と迷う方もいるでしょう。この記事では、そんなナンガ製シュラフを深掘りします。お伝えする内容は、以下のとおりです。
- ナンガ製シュラフがおすすめな5つの理由
- 6種類のナンガシュラフの特徴
- 選び方のポイント
- おすすめの30選(シーン別)
- 洗濯方法と保管方法
- よくある質問とその回答
シュラフ選びで迷っている方、ナンガ製品に興味がある方は必見です。最後まで読めば、あなたに最適なシュラフが、きっと見つかるでしょう。高品質なナンガのシュラフで、アウトドアライフをもっと快適に楽しみましょう!
ナンガ製シュラフがおすすめな5つの理由
ナンガシュラフにはたくさんの魅力があります。ここでは、ナンガ製シュラフがおすすめな5つの理由をご紹介していきます。
ダウンの品質が高い
ナンガ製シュラフは、ダウンの質を徹底して追求しています。なぜなら、シュラフの性能を決定づける重要な要素だからですね。購入すると「産地の証明書」が付属するほど、ダウンにこだわっています。
これまでヨーロッパ産の羽毛は、国内の軟水で洗浄され、徹底管理のもとで商品化されてきました。他社のダウンシュラフとは、次元が異なる徹底ぶりです。
ダウンは増量もできる
有料ですが、ナンガ製シュラフはダウンの増量もできます。使用環境に合わせて、保温性をカスタマイズしたい「根強いファン」がいるからですね。
あくまで目安ですが、50gごとにかかる増量費用は、税別で「3,500〜8,500円」ほど。新しくシュラフを買うよりも安いので、厳しい寒さに耐えられるシュラフを作りたい方には、魅力的な選択肢になるでしょう。
正確な費用は、ダウンの量やグレードによって変わります。また、すべてのモデルが増量できる訳ではありません。詳細は、メーカーに確認しましょう。
信頼できる生産体制がある
ナンガのシュラフの製造は、すべて国内の自社工場のみ。しかも「羽毛の吹き込み」から「縫製」まで、熟練した職人の手で丁寧に行われています。
素材の管理やメンテナンスも、他の追随を許さないレベル。ユーザーから信頼されるブランドである理由が、生産体制からも見て取れます。
使用感に対する満足度が高い
ナンガのシュラフは、他のシュラフと比べて、正直安くはありません。しかし、ユーザーの満足度はとても高くなっています。それはシンプルに、製品の使用感がよいからでしょう。
通常のシュラフは、開け閉めするときに気を抜くと、ファスナーが生地を噛み込んでしまいがち…。最悪の場合には開け閉めができなくなったり、ファスナーが外れたりします。
しかしナンガ製シュラフのファスナーは安心のYKK製で、噛み込みを軽減する構造になっています。暗闇で光る樹脂を採用し、視認性が高いのもユーザーにはうれしいポイントです。
永久保証のアフターサービスがある
ナンガのシュラフは、基本的に無料で修理できます。なぜなら購入したダウンシュラフは、すべて永久保証の対象だからです。無料で修理してもらえる作業は、以下のとおり。
- 破れ補修
- パーツ交換
- ファスナー交換
ナンガと他メーカーのコラボ商品も、同様に永久保証となります。メーカーに状況を伝えて製品を送ったら、実際の状況を見た担当の方が対応してくれる流れです。
ただし程度によっては、有料の修理になることもあります。また製品の送料は、ユーザーの負担になることも知っておきましょう。
ナンガのシュラフは6種類!
ナンガのシュラフは6種類あり、それぞれ特徴と用途が異なります。これらを理解することで、あなたのアウトドアスタイルに最も適したシュラフが見つかるでしょう。以下で、6つの種類の特徴を解説します。
オーロラ
オーロラは、ナンガシュラフの定番シリーズです。他のシリーズと比べてリーズナブルなので、買い求めやすいメリットがあります。
生地に防水加工を施したナイロン「オーロラテックス」を採用することで、シュラフの濡れや結露を防ぐための「シュラフカバー」が不要になっています。2層に分かれた生地は透湿性が高く、シュラフ内部がムレにくい点も、魅力の1つです。
オーロラライト
上記の「オーロラ」シリーズの特徴を有しながらも、さらに軽量・コンパクト化を目指したシリーズ。シュラフに「軽量・コンパクトさ」と「透湿保温性」の両方を求める方におすすめです。
オーロラライトのシリーズは最も人気の高いシリーズで、選択肢が多いのも魅力。ダウンの種類や量が異なる、さまざまなモデルがあるので、あなたのニーズに合うモデルが選びやすいでしょう。
レベルエイト
レベルエイトは、長年の経験の蓄積や技術を集結させた、ナンガ製シュラフの最高峰シリーズ。保温性を高めるための、構造や機能を惜しみなく採用しています。
体の前に配置したファスナーは、地面からの冷気の侵入を許しません。寝返りによるダウンの偏りも防ぎ、寒冷地での快眠をサポートしてくれます。
ウルトラドライダウンバッグ
ウルトラドライダウンバッグは、ダウンの弱点である「水濡れ」を克服したシリーズ。ダウンに対して超撥水加工が施してあるので、濡れてもダウンが水を吸わず、保温性がキープされます。
シュラフが膨らみやすく、内部が早く暖まりやすい点も素敵なポイント。ナイロン生地の表面にも撥水機能があって乾きやすく、お手入れも容易になっています。
ミニマリスム
ミニマリスムは、世界最軽量クラスの軽さとコンパクトさを誇るシリーズ。荷物をとにかく小さくしたい方におすすめで、基本的には3シーズン用です。
シュラフの生地には、薄くて強度のある素材が採用されています。またダウンは当初と異なり、超撥水加工を施したUDD(ウルトラ・ドライ・ダウン)に変更し、軽さと保温性の両立を実現しました。
ラバイマバッグ
ラバイマバッグは、ナンガには珍しい封筒型シュラフのシリーズ。マミー型の窮屈さが苦手な方におすすめで、1人用と2人用を展開しているのも特徴の1つ。
同シリーズは「ドラフトチューブ」付きで、ファスナーを閉めた際にダウンが重なり、冷気をシャットアウトできます。ファミリーキャンプや車中泊で使うのに向いている一方で、収納サイズが大きくなるため、ソロキャンプや登山で持ち運ぶのには適していません。
ナンガ製シュラフの選び方|5つのポイントに注目!
ここでは、ナンガ製シュラフを購入する際に、チェックするべき5つのポイントをご紹介!以下の5つのポイントについて、順番に詳しく解説します。
- サイズ
- ダウンのFP(フィルパワー)
- ダウンの種類と性能
- ダウンの量
- ダウンの使用温度と対応シーズン
1.サイズ
ナンガ製品に限らずですが、シュラフはサイズが重要。体格に合うモデルでないと、寝心地や保温性が悪くなるからですね。ナンガ製シュラフは、主に以下の3つのサイズから、合うものを選びましょう。
【サイズ:身長】
- ショート:165cm
- レギュラー:178cm
- ロング:185cm
2.ダウンのFP(フィルパワー)
ナンガ製のシュラフは、FP(フィルパワー)に注目して選びましょう。フィルパワーとは、ダウンのかさ高を表すものです。数値が大きいほど、保温性が高いと考えてください。
たとえば商品名に「DX」と表記されているモデルは、760FP。記載がない場合や「STD」の表記がある場合は、650FPです。これら2モデルを比べると「DX」の記載があるほうが、ダウンの質が高くて保温性が高いと判断できます。
3.ダウンの種類と性能
ナンガ製シュラフは、ダウンの種類によって性能が変わります。産地や採取する鳥によって、ダウンの品質も異なるからです。4種類のダウンは、以下のとおり。
- ハンガリー産シルバーグース:930FP
- SPDX:860FP
- DX:760FP
- UDD:770FP ※DXを超撥水加工
ハンガリー産のシルバーグースは、性能が最も高い最高級品です。SPDXはポーランド産、DXとUDDはスペイン産となっており、それぞれFP(フィルパワー)も違います。
4.ダウンの量
ナンガシュラフは、ダウンの量にも着目してください。ダウンの量が少ないほうが軽くて、持ち運びが容易です。
ダウンの量は、商品名につづく数字から判断が可能。たとえば「オーロラライト350DX」は、ダウン量が350gだとわかります。
ちなみにナンガの基準では、冬季モデルのダウン量は「600g以上」です。つまりダウン量600g以下のシュラフは、基本的には3シーズン用だと判断できます。
5.ダウンの快適使用温度と対応シーズン
ナンガのシュラフは、どれも高性能ですが、季節やキャンプ地の気候にあったモデルを選ぶことが重要。アウトドアで、安全・快適に過ごすためですね。
使用温度の目安に「ヨーロピアン・ノーム」という基準がありますが、ひと目でわかる「快適使用温度」か、もしくは「下限温度」を参考にしましょう。
- 快適使用温度:最も使用に適した温度
- 下限温度:成人男性が丸まって8時間寝られる温度
下限温度よりも低い温度での利用は、低体温症などのリスクが伴うため推奨できません。くれぐれも使用温度には気をつけて、シュラフを選びましょう。
ナンガのシュラフおすすめ30選【シーン別に紹介】
ここからは、ナンガシュラフのおすすめモデルをご紹介。使用に適したシーンごとに、総勢30モデルのシュラフについて解説します。お気に入りのシュラフを、ぜひ見つけてくださいね。
3シーズン(春から秋)使えるナンガシュラフ5選
ここでは、3シーズン対応のナンガシュラフ5つを紹介します。低山キャンプでも使える、スタンダードなモデルをチェックしましょう。
オーロラライト450DX
ナンガが独自開発した、防水透湿素材である「オーロラライト」を採用した定番シュラフ。3シーズン使えるので、キャンプや登山で長きにわたって、あなたの睡眠をサポートする相棒になることでしょう。
- メーカー参考価格:47,300円
- 生地:表/15dn オーロラテックス・裏/15dn リップストップナイロン
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (760FP)
- 収納サイズ:φ14×30cm
- 重量:865g
- 快適使用温度/下限温度:0℃ / -5℃
オーロラライト450SPDX
フラッグシップモデルのオーロラライトをポーランド産のグースダウンで、さらにアップグレードしたモデル。春から秋までは当然ですが、冬の寒さにも対応可能。チタンの蓄熱と保温の効果で、これまでにない暖かさを実現しています。
- メーカー参考価格:88,000円
- 生地:表/15dn オーロラテックス・裏/15dn リップストップナイロン
- ダウン:ポーランド産グースダウン93-7% (860FP)
- 収納サイズ:φ14×30cm
- 重量:865g
- 快適使用温度/下限温度:下限温度は-13°C
UDD バッグ 380DX
DXのダウンに超撥水加工を施し、最大の弱点である水濡れを克服したモデルです。化学繊維のシュラフと比べて、軽量・コンパクトで暖かさもあります。反発力が強いダウンなので、シュラフがふくらむ時間が短くて温度が上がりやすいのも、うれしいポイント。
- メーカー参考価格:42,900円
- 生地:15dnナイロンシレ撥水加工
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (770FP) 超撥水加工
- 収納サイズ:φ13×25cm
- 重量:680g
- 快適使用温度/下限温度:3℃ / -2℃
UDD バッグ 450DX
夏の高山から冬の低山まで、使用できる3シーズン対応モデルのシュラフです。UDD(ウルトラ・ドライ・ダウン)は超撥水効果があり、水濡れを克服しているので、安心してどこにでも持っていけます。
- メーカー参考価格:49,500円
- 生地:15dnナイロンシレ撥水加工
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (770FP) 超撥水加工
- 収納サイズ:φ14×30cm
- 重量:825g
- 快適使用温度/下限温度:1℃ / -4℃
ミニマリスム 5ビロー
軽さと保温性の両方を実現する、登山用の3シーズン対応シュラフ。上面は保温力を高める構造で、フードは頭に沿います。また背面は、寝返りによるダウンの偏りを抑制する構造に。ファスナーが斜めに設置され、スムーズにシュラフに入れるのも素敵なポイント。
- メーカー参考価格:49,500円
- 生地:7×7dn ナイロンリップ
- ダウン:UDD DX(770FP)・250g
- 収納サイズ:φ13×25cm
- 重量:415g
- 快適使用温度/下限温度:下限温度は-5℃
冬や高山で使うのに適したナンガシュラフ5選
ここでは、冬季のキャンプや気温の低い高山での使用に適したモデルを5つ紹介します。低い気温のアウトドアでも、快適な眠りを求める方におすすめです。
オーロラライト 600DX
軽量・コンパクトな「オーロラライト」シリーズの冬季対応モデル。同シリーズの高機能な防水透湿性はそのままに、ボックスキルト構造とチタンスパッタリング材の使用で、蓄熱・保温効果が向上しています。
- メーカー参考価格:59,400円
- 生地:表/15dn オーロラテックス・裏/15dn リップストップナイロン
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (760FP)
- 収納サイズ:φ17×31cm
- 重量:1,100g
- 快適使用温度/下限温度:-4℃ / -11℃
オーロラライト750DX
フラッグシップの「オーロラライト」を、さらに進化させたシュラフ。4シーズン対応モデルは、チタンスパッタリング材のボックスキルト構造化で、高い保温性を実現。日本の冬なら、どこでも対応できる高機能なモデルになっています。
- メーカー参考価格:66,000円
- 生地:表/15dn オーロラテックス・裏/15dn リップストップナイロン
- ダウン:ポーランド産グースダウン93-7% (860FP)
- 収納サイズ:φ19×31cm
- 重量:1,280g
- 快適使用温度/下限温度:-8℃/-16℃
UDD バッグ 630DX
UDDならではの水濡れへの強さはもちろん、保温性の高さも抜群。残雪期の3000m級の山や冬の2000m級の山でも使用できるシュラフです。重量が1kgほどなので、持ち運びやすい点もうれしいポイント。
- メーカー参考価格:60,500円
- 生地:15dnナイロンシレ撥水加工
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (770FP) 超撥水加工
- 収納サイズ:φ17×31cm
- 重量:1,045g
- 快適使用温度/下限温度:-5℃ / -10℃
UDD バッグ 810DX
海外登山のベースキャンプや国内の厳冬期の登山で活躍する、冬山仕様のシュラフ。ダウンの弱点を克服したUDDバッグシリーズのなかでも、高くそびえ立つ山々や冬のキャンプに持っていくのに、より適しています。
- メーカー参考価格:70,400円
- 生地:15dnナイロンシレ撥水加工
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (770FP) 超撥水加工
- 収納サイズ:φ19×31cm
- 重量:1260g
- 快適使用温度/下限温度:-7℃ / -13℃
レベル8 -10 UDDバッグ
日本の冬の雪山のどこにでも対応する、プロ仕様のモデル。ナンガの技術を結集させた「レベル8」シリーズならではの、巧みな作りが随所に見られます。このモデルは軽さと保温性を両立しており、撥水性へのこだわりにも妥協がありません。
- メーカー参考価格:80,300円
- 生地:10dnリサイクルナイロンシレ撥水加工
- ダウン:スペイン産ダックダウン 90-10%(770FP)超撥水加工・550g
- 収納サイズ:φ17×31cm
- 重量:1,140g
- 快適使用温度/下限温度:-5℃ / -10℃
冬のキャンプは寝るときの寒さ対策が、とても重要。活動していないときの体温維持は、生命活動の維持にも影響があります。寒さ対策について知りたい方は、以下の記事もチェック。
厳しい寒さや雪山に対応するナンガシュラフ5選
ここでは、厳冬期や雪山の寒さに耐えられる、最上位モデルを中心にご紹介します。どんなタフな状況でも、アウトドアを楽しみたい方は必見です。
オーロラライト900DX
あらゆる寒さに対して対抗できる、厳冬期から海外の高所登山までをカバーする本格派モデル。「オーロラライト」シリーズの持つ、高い防水透湿性能はそのままに、圧倒的なダウンの量で保温効果を担保しています。
- メーカー参考価格:71,500円
- 生地:表/15dn オーロラテックス・裏/15dn リップストップナイロン
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (760FP)
- 収納サイズ:φ21×41cm
- 重量:1,400g
- 快適使用温度/下限温度:-10℃ / -19℃
オーロラライト750SPDX
フラッグシップの「オーロラライト」に、さらに品質の高い「ポーランド産グースダウン (860FP)」を採用することで、軽さと保温性のバランスをさらにハイレベルに。国内のあらゆる環境で使用できる、ハイスペックなシュラフです。
- メーカー参考価格:132,000円
- 生地:表/15dn オーロラテックス・裏/15dn リップストップナイロン
- ダウン:ポーランド産グースダウン93-7% (860FP)
- 収納サイズ:φ19×31cm
- 重量:1,280g
- 快適使用温度/下限温度:下限温度は-22℃
オーロラライト900SPDX
定番モデル「オーロラライト」の上位モデル。品質の高いダウンを、ふんだんに使用することで、厳冬期や海外の高所登山にもバッチリ対応します。その下限温度は、なんと「-27℃」と、極限の寒さにも負けません。
- メーカー参考価格:148,500円
- 生地:表/15dn オーロラテックス・裏/15dn リップストップナイロン
- ダウン:ポーランド産グースダウン93-7% (860FP)
- 収納サイズ:φ21×41cm
- 重量:1,400g
- 快適使用温度/下限温度:下限温度は-27℃
レベル8 -23 オーロラライト
定番モデル「オーロラライト」の最高峰モデル。ナンガのあらゆる技術力を惜しみなくつぎ込み、過酷な使用条件に耐えられる高次元なシュラフが誕生しました。シュラフ本体の構造にも研究の手を伸ばし、極寒にも耐えられる仕様になっています。
- メーカー参考価格:106,700円
- 生地:表/15dn オーロラライト・裏/10dn リサイクルナイロンシレ撥水加工
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (770FP) 超撥水加工・1,000g
- 収納サイズ:φ21×41cm
- 重量:約1,670g
- 快適使用温度/下限温度:-13℃ / -23℃
レベル8 -20 UDDバッグ
「UDDバッグ」シリーズの最高峰モデル。軽量化と保温性の両方を追求した高性能シュラフです。同モデルもナンガの技術力を集結した「レベル8」の作品。素材が与える寝心地への影響をデータ化し、さらなる自信作となりました。
- メーカー参考価格:104,500円
- 生地:10dn リサイクルナイロンシレ撥水加工
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (770FP) 超撥水加工・950g
- 収納サイズ:φ21×41cm
- 重量:1,540円
- 快適使用温度/下限温度:-11℃ / -20℃
夏やトレッキングに適した軽量ナンガシュラフ5選
ここでは、温かい季節や移動の多いキャンプに適した、ナンガの軽量・コンパクトなシュラフを5つ紹介します。夏のキャンプやトレッキングにも、ナンガのシュラフにこだわる方におすすめです。
ミニマリスム ハーフ
ナンガが最軽量のシュラフを目指した「ミニマリズム」シリーズ。薄く耐久性のある生地を採用して、極限まで無駄をなくすことで、かつてないコンパクトさと軽さを目指しています。このモデルは、ダウンジャケットと組みわせて使うことを想定したシュラフです。
- メーカー参考価格:35,200円
- 生地:7×7dn ナイロンリップ
- ダウン:UDD DX(770FP)・130g
- 収納サイズ:φ10×20cm
- 重量:265g
- 快適使用温度/下限温度:5℃※ダウンウェアと組み合わせて0℃
ミニマリスム ゼロ
ナンガが本気で軽量・コンパクトなシュラフを目指した「ミニマリズム」シリーズのゼロは、携行性と快適性を兼ね備えたシュラフになっています。あえて胸の上下で、ダウンの詰め方を変えることで、フィット感の向上を狙っています。
- メーカー参考価格:42,350円
- 生地:7×7dn ナイロンリップ
- ダウン:UDD DX(770FP)・180g
- 収納サイズ:φ13×20cm
- 重量:325g
- 快適使用温度/下限温度:下限温度は0℃
ECO バッグ350
「Ecoバッグ」は、自然環境に配慮したリサイクル素材を採用した、SDGsなモデル。回収して再洗浄を行ったダウンや、廃材をリユースしたリサイクルナイロン生地を採用しています。「自然環境にも配慮したい」という想いを叶える地球にやさしいシュラフです。
- メーカー参考価格:38,500円
- 生地:10dnリサイクルナイロン
- ダウン:リサイクルダウン(上面)・プリマロフトエコ(下面)・350g
- 収納サイズ:φ13×25cm
ドッテド パディング バッグ
ドット柄がかわいらしいマミー型のシュラフは、ナンガ製品の入門者には最適なモデル。2シーズンモデルとなっているので、温かい季節のハイキングや平地キャンプなどに向いているでしょう。
- 生地:20Dナイロンタフタ
- ダウン:ポリエステル・600g
- 使用サイズ:レギュラーのみ
- 収納サイズ:φ22×43cm
- 重量:1,140g
オーロラライト 350DX
定番の「オーロラライト」シリーズにおける、最軽量の3シーズンモデル。高機能な防水透湿性には、もちろん妥協がなく、もっともお手軽にナンガ製シュラフの真髄が感じられるシュラフです。
- メーカー参考価格:41,800円
- 生地:表/15dn オーロラテックス・裏/15dn リップストップナイロン
- ダウン:スペイン産ダックダウン90-10% (760FP)
- 収納サイズ:φ13×25cm
- 重量:730g
- 快適使用温度/下限温度:5℃ / 0℃
夏用の寝袋のことを知りたい方に向けて、以下の記事でさらに詳細を解説しています。ナンガ製品以外のシュラフからも選びたい方は、ぜひご覧ください。
封筒型や掛け布団型のナンガシュラフ5選
ナンガ製シュラフでは珍しい「封筒型モデル」や、2人で使える「掛け布団モデル」を、あわせて5つご紹介します。家でもナンガで寝たい方にも、おすすめですよ。
ラバイマ バッグ S 600
長方形のラバイマバッグに、待望のシングルサイズが登場しました。ゆとりのあるサイズのフード付き封筒型モデル。シリーズすべてにドラフトチューブがあり、ファスナーからの冷気の侵入を許しません。
- メーカー参考価格:60,500円
- 生地:15dn ナイロンリップ
- ダウン:ホワイトダックダウン80-20% (650FP)
- 使用サイズ:80×215cm
- 収納サイズ:φ26×40cm
- 重量:1,600g
ラバイマ バッグ W 400
ゆったりとした封筒型のシュラフで、春夏にぴったりな使用感。家族や恋人ともナンガのシュラフで寝たいという願いを叶えてくれる、素敵なモデルです。小さなお子さまがいるファミリーキャンプには、ぴったりなアイテムになるでしょう。
- 生地:15dn ナイロンリップ
- ダウン:ホワイトダックダウン80-20% (650FP)
- 使用サイズ:140×233cm
- 収納サイズ:φ25×40cm
- 重量:1,350g
オーロラスクエアフット 400 STD
ナンガの定番「オーロラ」シリーズの性能を保ちつつ、足元の狭さを解消した封筒型のシュラフ。足先まで開けるL字のファスナーが採用されているので、全部開けて布団のように使える設計になっています。
- メーカー参考価格:42,900円
- 生地:表/40dnオーロラテックス・裏/40dnナイロンタフタ
- ダウン:Re:Act DOWN:スペイン産ダックダウン 80-20%(650FP)
- 使用サイズ:最大長210cm×肩幅85cm
- 収納サイズ:φ14×30cm
- 重量:966g
- 快適使用温度/下限温度:8℃ / 6℃
カケフトン
名前のとおり、ナンガが作った掛け布団です。平地のキャンプや車中泊など、幅広く1年中使えるアイテムになっています。ボタンを留めれば、シュラフとしても使用可能。もちろん、家でも使えますよ。
- メーカー参考価格:89,650円
- 生地:15dnリップストップナイロン
- ダウン:ホワイトダックダウン90-10% (760FP)・600g
レクタンギュラー パディング バッグ
速乾性のある化学繊維を採用した、封筒型のエントリーモデル。シュラフとしてはもちろん、L字ファスナーを開けば掛け布団にもなります。付属の収納袋に詰め込めば、クッションとしても使えますよ。連結すれば、ファミリーでの使用も可能。
- メーカー参考価格:18,700円
- 生地:20dnナイロンタフタ
- ダウン:ポリエステル・800g
- 使用サイズ:210×98㎝
- 収納サイズ:46×40×17cm
- 重量:1,380g
ナンガ製シュラフの別注(コラボ)モデル5選
アウトドアショップとコラボしたナンガの別注品は、実はコスパが高くて優秀なモデルが多い!そんな素敵なナンガ性シュラフを5つ紹介します。
さかいやスポーツ×ナンガ オーロラライト ハーフジップ1000DX
さかいやスポーツとナンガのコラボによって生まれた、オーロラライトの厳冬期用オリジナルモデル。オリジナルの持つ防水透湿性を備えつつ、57cmに延長された別注モデルならではのファスナー。さかいやスポーツが、自信を持っておすすめするシュラフです。
- メーカー参考価格:69,800円
- 生地:表/20dnオーロラテックス・裏地/20dnナイロンタフタ
- ダウン:スペイン産ダックダウン(770FP)
- 収納サイズ:φ20×36cm
- 重量:1,400g
- 快適使用温度/下限温度:下限温度は-25℃
Orange×ナンガ オリジナルシュラフ460
アウトドアショップOrangeによる、ナンガ別注シュラフ。ナンガの冬季モデル仕様で、ショルダーウォーマーやドラフトチューブを備えており、シュラフ内に入る冷気をシャットアウトします。顔周りのドローコードも、寒さを寄せ付けない工夫の1つです。
- メーカー参考価格:27,800円
- 生地:表/20dnナイロンリップ・シレ撥水加工
- ダウン:スタンダード(650FP)
- 収納サイズ:φ17x31cm
- 重量:950g
- 快適使用温度/下限温度:-4℃/-8℃
アルペン×ナンガ オーロラ550 BLACK X コヨーテ
早春から秋までの使用に適した、3シーズン対応のユーティリティーモデル。ナンガのオリジナル製品にある防水透湿性のおかげで、季節を問わずシュラフカバーはいりません。保温性が高く、足元も広めだから快適な寝心地です。
- メーカー参考価格:38,500 円
- 生地:表/オーロラテックス・裏/20dnナイロンタフタシレ 撥水加工
- ダウン:ホワイトダックダウン80%・20%
- 使用サイズ:215×80cm
- 収納サイズ:φ24㎝×35㎝
- 重量:1300g
- 快適使用温度/下限温度:下限温度は0℃
3ten×ナンガ オーロラテックス800DX
3tenとナンガのコラボモデルは、ナンガの販売ラインにはない、ダウン量が800gのモデル。 ショルダーウォーマーを装備し、寒さをシャットアウトしてくれます。蓄光ファスナーや噛み込みを低減するパーツなどは、ナンガオリジナルと同じです。
- 生地:表/オーロラテックス・裏/40dnナイロン
- ダウン:スペイン産ダックダウン(760FP)
- 収納サイズ:φ22×34cm
- 重量:1,470g
- 快適使用温度/下限温度:-9℃/-17℃
山溪×ナンガ オーロラ600DX オールブラック レギュラー
ナンガとアウトドアショップ山渓のコラボモデルです。最も生産されるブラックカラーの大量オーダーにより、製造コストを大幅カットするため、ナンガのシュラフを非常にお手ごろな価格で手に入れられます。もちろん性能は、オリジナルのまま。
- 生地:表/40dnオーロラテックス・裏/40dnナイロン
- ダウン:スペイン産ダウン90-10%(760FP)
- 収納サイズ:φ18×30cm
- 重量:1,250g
- 快適使用温度/下限温度:-6℃/-11℃
ナンガ製シュラフの洗濯方法を4ステップで解説
ナンガのシュラフは高品質ですが、使っているとクタクタになって保温性が低下することも…。汗やニオイがつくことも、避けられないでしょう。
しかし、ダウンシュラフは正しい洗濯やお手入れによって、新品に近い使用感に戻ります!ナンガ公式のダウンシュラフの洗濯方法を、以下の4ステップで説明します。
- 準備
- 洗濯
- 乾燥
- 仕上げ
「ご自宅での洗濯が、どうしても不安だ…」という方は、ナンガにクリーニングを依頼することも可能。洗濯の方法を確認したうえで、検討してみてください。
1.準備
ナンガのシュラフは、ご家庭の洗濯機で丸洗いできます。まずは、以下に示した必要なアイテムを揃えましょう。
- 洗濯ネット:付属メッシュバックでもOK
- 液状中性洗剤:エマール・NIKWAX・GRANGERSなど
- コロコロ:ご家庭にあるものでOK
- 防水スプレー:衣類用のもの
洗濯をはじめる前に、シュラフのファスナーをすべて下げて裏返しにしましょう。中にたまっているゴミや糸くずがあれば、取り除いてください。寝袋をたたんだら、洗濯ネットに入れましょう。
2.洗濯
シュラフを洗濯機に入れたら、適量の中性洗剤を注入しましょう。準備が整ったら、ご自宅の洗濯機の以下のコースを設定しましょう。
- 手洗いコース
- 毛布洗いコース
- クリーニングコース
可能であれば、事前に水に濡らしておくと、洗濯時に浮きにくくなります。大きなタオルと一緒に洗濯すると、生地へのダメージが軽減できますよ。
3.乾燥
洗濯機で脱水したあとは、直射日光の当たらない、風通しのよい場所で乾かしましょう。できれば、2本の物干し竿で「コの字」に干すことを推奨します。
脱水後に、シュラフが余計な水分を多く含みすぎている際には、タオルなどで水を拭き取りましょう。乾燥のステップは、とても大事なので、以下に示した注意点は要チェックです。
- 直射日光を避ける:生地の表面が紫外線で傷む
- 湿度が高い日に干さない:カビやニオイの原因になる
どうしても陰干しができない方は、シーズをかけたり、日陰を作ったりしましょう。また表面が乾いていても、内部のダウンが濡れている場合があります。カビやニオイの原因になるので、内部まで完全に乾燥させましょう。
4.仕上げ
乾燥させたら、保管する前に最後の仕上げを行います。たたむ前にダウンの偏りがあれば、ポンポンと叩きつつ、ほぐして広げましょう。
縫い目からダウンが出ていたら、コロコロで取ってください。最後に、シュラフ表面に防水スプレーをかけましょう。ダウン抜け防止のために、縫い目には意識的にスプレーをかけることを推奨します。
寝袋の洗濯方法を、もう少し具体的に詳しく知りたい方には以下の記事もおすすめ。洗濯に関する疑問が解決できますよ!
ナンガ製シュラフのたたみ方・保管方法
シュラフをたたむときは、購入時に収納されていた形にするのがベスト。使用回数が少ないときは、折り目が残っているので、それに従いましょう。
折り目がわからなければ、幅は足元に合わせるのが基本。また擦れて生地を傷めないように、ファスナーが内側になるよう意識してください。たたむ手順は、以下のとおり。
- 足元から頭部へと空気を抜いて巻く
- 適切なサイズに丸めたらヒザで抑える
- 袋の口でシュラフを半分ほど覆う
- 回しながら残りの部分を押し込む
- 口ひもを絞って完了
保管は、高温多湿な環境を避ければ、そのままでもOK。自信がない方は、通気性のよいメッシュバックなどに入れましょう。もちろん、乾燥剤を入れたり広げた状態で保管したりするのもアリです。
ナンガのシュラフにまつわるQ&A
ここでは、ナンガのシュラフが気になる方が持つ「よくある疑問点」を解決します。以下の点が気になる方は、ぜひご一読ください。
- ナンガのシュラフはアウトレット品が買える?
- オーロラライト450DXと600DXはどっちがいい?
- ナンガのシュラフにも独特のニオイはある?
- ナンガのシュラフで快眠できる?
ナンガのシュラフはアウトレット品が買える?
ナンガのシュラフは、過去にアウトレットセールも開催されています。ただし不定期開催なので、情報をこまめにチェックする必要がありそうです。またアウトレットセールなので、全商品が対象になるとは限りません。
アウトレットセール以外で、少しでも安く買おうとするなら、以下の2つの選択肢があります。気になる方は、動向をチェックしましょう。
- ナンガ公式オンラインストアのセールで買う
- ナンガ取扱店(実店舗)のセールで買う
公式サイトのニュースレターに登録すれば、イベント情報やセールのお知らせが届きますよ。また中古品はリスクもあるので、できるだけ新品での購入をおすすめします。永久保証があって長く使えることを考えれば、長期的にはコスパのいい買い物になるはずです。
オーロラライト450DXと600DXはどっちがいい?
ナンガ定番シュラフのオーロラライト「450DX」と「600DX」の、どちらを購入すべきか迷う方もいるでしょう。隣り合うグレードなのに、価格は1万円ほど違いますからね。どちらがいいのか、結論をザックリと伝えると、以下のようになります。
- 1年中(厳冬期でも)キャンプする人:600DX
- 雪の降る寒さではキャンプしない人:450DX
「600DX」の快適使用温度は「-4℃」なので、これ1枚で大抵の寒さに耐えられます。温かい季節でもファスナーを開けて使えますし、下限温度に近い「-10℃」ほどでも、別のシュラフを重ねて、温かい服を着れば乗り切れます。
「450DX」の快適使用温度は「0℃」で、基本的には3シーズン用なので、春から秋までの使用がベスト。しかし、冬に使えない訳ではありません。下限温度は「-5℃」ですし、シュラフを重ねたり服を着込んだりすれば、寝ることは可能です。
「450DX」と「600DX」で迷う人は、いずれかのシュラフと現在の装備で、想定するシーンに対応できるかを考えてください。荷物を減らしたい人は、シュラフ自体のスペックを上げましょう。
ナンガのシュラフにも独特のニオイはある?
ナンガのシュラフにも、シュラフの独特のニオイはあります。動物性のダウンを使用しているので、仕方がないでしょう。
ただし、強烈なニオイはしません。ナンガの生産技術によって、無名ブランドのダウンシュラフとは比べ物にならないほど、極限までニオイは抑えられています。
なおニオイの感じ方には、個人差もあります。敏感な人は、余計なニオイが発生しないように、使用後の管理を徹底しましょう。
ナンガのシュラフで快眠できる?
ナンガのシュラフは、間違いなく国内最高レベルです。シーンに合わせたスペックのものを選べば、快眠できるでしょう。
ただしマミー型が主流なので、慣れていない人は窮屈に感じるかもしれません。どうしても広さがほしい方は、足元が広くなっている封筒型モデルを選んでください。
また睡眠はシュラフだけでなく、眠りの質を上げるマットや枕の存在も大きく影響します。家の布団で寝るのとは違うので、あなたに合うグッズを見つけることも快眠のコツです。ぜひ以下の記事も、ご参考にどうぞ!
ナンガのシュラフでアウトドアを快適に楽しもう!
ナンガのシュラフは、品質と信頼の高さが魅力です。ただし商品ラインナップが豊富なので、ポイントを適切に見極めて、あなたに適したモデルを選ぶことが重要。
この記事では「ナンガのシュラフ30モデル」をおすすめシーン別に紹介しました。安全で快適な眠りをサポートするシュラフを、ぜひ見つけてくださいね。ナンガのシュラフで、あなたのアウトドアをより充実させましょう!
他にもおすすめのシュラフ(寝袋)を知りたい方は、以下の記事がおすすめ。登山や車中泊で活躍するモデルやコスパ重視のモデルなど、さまざまなシュラフに出会えますよ。
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「好き、を生きよう」を地で行く、FUNQスタッフ。 初心者から上級者まで、知りたい情報をわかりやすくお届けしています。