
ナンガのシュラフは最強!アウトドアで大活躍のおすすめ12選

FUNQスタッフ
- 2022年05月24日
INDEX
ナンガは、ダウンに強いこだわりを持った羽毛製品のメーカーで、シュラフやウェアなどを取り扱っています。その製品の製造工程は全て国内にある自社工場で行われており、職人が自分たちの手で触って羽毛のチェックをし、シュラフについてはひとつひとつ手作業で作るといった徹底ぶりです。
これだけのこだわりがあるシュラフだけに、価格は高くなってしまいますが、それを上回る魅力がたくさんあります。ここでは、おすすめのナンガシュラフ、その選び方や魅力についてくわしく解説していきます。
この記事を読むことで、きっと「高価でも欲しい!」と思うはずですよ。
ナンガのシュラフの魅力
ナンガシュラフにはたくさんの魅力があります。
高品質のダウン
ナンガシュラフのダウンは、羽毛の知識が高く、ヨーロッパ産かつ熟成した水鳥の羽毛のみを使用しており、産地の証明書を付属するほどのこだわりをもっています。
厳しい品質管理のもと、熟練の職人の手によって作られ、保温効果を保つために独自の防水対策もされています。
また、日本の羽毛加工メーカーで洗浄・精製したり、特に冷えやすい足元に羽毛を多めに入れるなど、ユーザー第一とした製法も魅力といえます。
こだわりのファスナー
ナンガシュラフはファスナーにもこだわりがあります。
暗闇の中でも開閉しやすい蓄光機能が採用されているだけでなく、ファスナーシェア世界ナンバー1の日本企業であるYKKの特殊パーツを使用しています。
ファスナースライダーに特殊パーツを使うことで、生地の嚙み込みによる生地へのダメージリスクを抑えます。
永久保証
ナンガのシュラフの購入者は、全員永久保証の対象となっています。これは業界初の試みで、自然に生じた不具合に対しては無料で修理をしてもらうことができます。
修理可能かどうかの判断は、修理を希望するシュラフをナンガに送り、製品状態を確認してからになります。送料の負担はご自身になりますが、店舗が近い場合は持ち込むことで送料の削減ができます。さらに、修理完了後の受け取りもご自身ですることが可能です。
ご自身でこまめにメンテナンスをしていても、思わぬ破損などが起こった際、メーカーの永久保証がついていれば安心ですね。
ナンガのシュラフ選びのポイント
豊富な種類の中から、どのようなシュラフを選ぶと間違いないのでしょうか?
使用温度
ナンガのシュラフは、商品ごとに使用温度が設定されているため、購入の際は必ず確認することをおすすめします。
今まで各メーカーが独自の算出方法で出していた使用温度が、現在では「ヨーロピアン・ノーム、EN13537」という統一された算出方法で出された温度が表示されており、「ヨーロピアン・スタンダード」とも呼ばれています。
表記の種類は「COMFORT:快適使用温度」、「LIMIT:下限温度」、「EXTREME:極限温度」の3つに分かれています。
COMFORTは、「温かく快適に眠ることができる」温度を表示しているので、これを参考に購入することをおすすめします。
ただし、これらの表示温度はあくまでも目安と考えて、素材や中綿の量も比較して購入しましょう。
羽毛種類とフィルパワー
ナンガシュラフで使用されている羽毛は、「ハンガリー産シルバーグース」、「SPDX(ポーリッシュグースダウン)」、「DX(スパニッシュダックダウン)」、「UDD」の4種類あり、いずれも産地や製法にこだわり抜いた高級品になっています。
また、羽毛には硬さと復元力を表した「FP」という数値があり、FPが高いほど膨らみやすく高品質であたたかく、値段も高額になります。
一般的な目安として、550~700FPのダウンは良質とされており、さらに700FP以上は高品質なダウンとされています。
ナンガシュラフのシリーズ
オーロラ
ナンガの代表的モデルで、生地の表面には完全防水素材が使われているため、水濡れに強いシュラフになっています。さらに蒸れにくく、種類も豊富なため、幅広いニーズに合わせたおすすめのシリーズです。
オーロラライト
オーロラシリーズの魅力を兼ねそろえ、かつコンパクトになったシュラフです。生地が薄くなっている分とても軽くなっており、収納袋に入れた際のサイズもコンパクトなので、持ち運びも楽です。
UDDバッグ
羽毛に超撥水加工が施されたシュラフです。水濡れに強く、表生地は乾きやすいため、メンテナンスがお手軽です。また、さらさらの肌ざわりと豊富なラインナップも人気の理由となっています。
ミニマリスム
極薄生地と最高級ダウンで保温性を保ちつつも、世界最軽量クラスのスペックを誇るシリーズになっています。超軽量・超コンパクトで持ち運びしやすい点が魅力ですが、防水加工はされておらず、水濡れには弱くなっています。
ラバイマッグ
ナンガの中でも少数のタイプとなっている封筒型シュラフです。マミー型と比べて足元にゆとりがあるため、ゆったりしたシュラフを求めている人におすすめです。
シングルサイズとダブルサイズがあるため、ファミリーキャンプでも活躍します。ただし、収納サイズは大きくなってしまうため、車移動以外のシーンでは不向きです。
ナンガおすすめシュラフ12選
種類豊富のナンガシュラフをどうやって選べば良いか、迷ってしまいますよね。ここでは、シーズン別におすすめのシュラフを紹介していきます!
3シーズン対応
オーロラ 500
お手頃価格のベーシックモデルです。防水コーティングされたオーロラテックスが採用されており、水濡れに強い商品になっています。
快適使用温度:1℃
下限温度:-4℃
素材:オーロラテックス、ナイロンタフタ
ダウン量:500g
サイズ:ショート、レギュラー、ロング
収納サイズ:21×28cm
重量:約1,185g
オーロラライト 450DX
低コストかつオールシーズンで活躍できるシュラフです。カラーラインナップが豊富な点も魅力です。
快適使用温度:0℃
下限温度:-5℃
素材:オーロラテックス、リップストップナイロン
ダウン量:450g
サイズ:ショート、レギュラー、ロング
収納サイズ:14×30cm
重量:約865g
UDD BAG 380DX
シンプルかつ重量を抑えた超軽量シュラフです。シュラフの最大の弱点である水濡れにも強く、幅広いシーンで活躍します。
快適使用温度:-2℃
下限温度:-18℃
素材:ナイロンシレ撥水加工
ダウン量:380g
サイズ:ショート、レギュラー、ロング
収納サイズ:13×25cm
重量:約680g
UDD BAG 450DX
夏の高所から冬の低所登山まで可能な3シーズンモデルのシュラフです。
快適使用温度:-4℃
下限温度:-21℃
素材:ナイロンシレ撥水加工、台形ボックスキルト
ダウン量:450g
サイズ:ショート、レギュラー、ロング
収納サイズ:14×30cm
重量:約825g
4シーズン対応(冬用)
オーロラライト 750 DX
オーロラシリーズで最も暖かいシュラフです。
快適使用温度:-6℃
下限温度:-14℃
素材:オーロラテックス、ナイロンタフタ
ダウン量:750g
サイズ:ショート、ミディアム、ロング
収納サイズ:22×32cm
重量:約1,490g
オーロラライト 600DX
オーロラライトシリーズのミドルレンジモデルで、ダウンの膨らみを最大限活かす台形ボックスキルト構造のシュラフです。
快適使用温度:-4℃
下限温度:-11℃
素材:オーロラテックス、リップストップナイロン
ダウン量:600g
サイズ:ショート、レギュラー、ロング
収納サイズ:17×31cm
重量:約1,050g
レベル 8-23 オーロラライト
極寒を想定して作られたオーロラライト仕様の最高峰モデルです。軽量かつ防水透湿性のある素材を使用しているため、冬でも過ごしやすいシュラフです。
快適使用温度:-13℃
下限温度:-23℃
素材:オーロラライト、リサイクルナイロンシレ撥水加工
収納サイズ:21×41cm
重量:約1,670g
UDD BAG 810 DX
軽く小さく暖かい高機能ダウンです。シュラフに入ってすぐ寒さから身を守ることが可能です。
快適使用温度:-7℃
下限温度:-13℃
素材:ナイロンシレ撥水加工
ダウン量:810g
収納サイズ:19×31cm
重量:約1,260g
夏キャンプ
UDD BAG 180DX
UDDバッグシリーズのエントリーモデルで、ポケットに入るほどのコンパクトシュラフです。
快適使用温度:11℃
下限温度:7℃
素材:ナイロンシレ撥水加工
ダウン量:180g
収納サイズ:12×20cm
重量:約450g
ミニマリスム 250
シンプルかつ圧倒的軽さを実現したシュラフです。
快適使用温度:0℃
下限温度:-5℃
素材:ナイロンシップ、シングルキルト、ボックスキルト
ダウン量:250g
サイズ:レギュラー
収納サイズ:13×25cm
重量:約415g
オーロラ 350
暖かく軽い、携帯にも便利なシュラフです。
快適使用温度:7℃
下限温度:2℃
素材:オーロラテックス、ナイロンタフタ、シングルキルト
ダウン量:350g
サイズ:レギュラー
収納サイズ:15×25cm
重量:約980g
オーロラライト 350 DX
オーロラライトシリーズ最軽量モデルのシュラフです。
快適使用温度5℃
下限温度:0℃
素材:オーロラテックス、リップストップナイロン
ダウン量:350gg
収納サイズ:13×25cm
重量:約750g
ナンガのシュラフを長く愛用するために
シュラフカバーの活用
シュラフカバーの使用目的はいろいろあります。
結露などからシュラフを守るため、「防水」を目的とした使用方法や、シュラフの保温効果を高めるための使用、さらに汚れや破損を防ぐために使用するケースもあります。
ナンガのシュラフは「シュラフカバー不要!」と謳われているものも多くありますが、防水や汚れ・破損から守る目的として使用することで、定期的なメンテナンスも楽に行えるメリットがあります。
正しいメンテナンスの方法
ナンガのホームページでは、「正しいダウンの洗い方」が紹介されています。
一般的にダウン素材のシュラフは手洗いが推奨されていますが、正しく洗うことで洗濯機での使用も可能だそうです。ただし、脱水は洗濯機の脱水モードの使用をせず、手で絞って陰干しが必要です。
また、ナンガの工場にシュラフを送ることで、有料ではありますが、クリーニングを依頼することも可能です。料金は1本あたり6,600円(税込)+配送料となっており、期間は1ヶ月~2ヶ月ほどかかります。
さらに、ナンガでは有償で羽毛の増量にも対応しています。50g単位で料金が加算されていき、モデルによっては最大200gまで増量可能です。
羽毛の増量によってシュラフのサイズが大きくなった場合でも、増量後のサイズに合った収納袋に交換してくれる点も魅力のひとつです。
お気に入りのナンガのシュラフで快適なアウトドアを!
ここまで、ナンガのシュラフの魅力やおすすめ商品についてお伝えしました。
高級な素材を使っているだけあって、価格は他メーカーのシュラフと比べて高額に感じた人もいると思います。しかし、製品に対する強いこだわり、ユーザー第一に考えたサービスを見ると、「決して高い買い物ではない」と感じた人もいるのではないでしょうか?
自分の中の「コレ!」を見つけて、是非、快適なアウトドアを楽しんでくださいね!
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