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『鬱陶しいFacebook広告を見えなくする』たったひとつの冴えた方法

「鬱陶しい広告が、出るから次々と『非表示にする』を押しているのに、どんどん鬱陶しい広告が出るんだよ! 本当にFacebookにはアタマに来る!」と言っている人たちをたまに見かける。

気持ちは分かるが、『非表示にする』ボタンを押し続けるのは賢い方法ではない。

まずはFacebookの仕組みを考えてみよう

ご存じのように、我々はFacebookに対する利用料を払ってはいない。無料でFacebookを使えるのは、Facebookが『広告モデル』でビジネスを行っているからだ。

つまり、『Facebookは特定の人たちに対して、広告を表示するので。広告代を下さい』と言ってクライアントからお金をもらっているのである。つまりは、Facebookは僕らに広告を表示しないわけにはいかないのだ。

広告を出すクライアントが、出稿を考えた時、Facebookは広告出向先に関するデータを提示する。年齢層は? どこに住んでいる人? 性別は? 何に興味のある人?

かくして、『世田谷区にいる、デジタルデバイスに興味のある45〜55歳の男性』に広告が表示されるわけだ。筆者に表示されるのは、だいたいこんな感じの広告である。

では、この広告に対して『非表示ボタン』を押すとどうなるだろう? この広告は表示されなくなる。しかし、私の条件に合う別の広告が表示される。延々と『非表示ボタン』を押すとどうなるだろうか?

最後には、『どんな人でもいいから表示して!』という設定の広告が表示されるるようになる。

つまり、それが、エロっぽいものや、スマホゲーム、消費者金融系の広告なのである。広告枠自体がなくなることはないから、非表示を押せば押すほど、下品で見苦しい広告が表示されることになる。『広告を見たくない!』と思って、広告退治のつもりで『非表示ボタン』を押しまくっている人にこそ、見苦しい広告が表示されてしまうという不幸せな結果が訪れるというわけだ。

逆説的に、好ましい広告に『いいね!』を!

では、『見苦しい広告』を見ないためにはどうすればいいのか?

逆説的だが、許容できる広告、どちらかといえば好きな広告に『いいね!』を押しまくるのだ。

Facebookは投稿にせよ、広告にせよ、『いいね!』『シェア』などの関係性の濃い対象ほどよく表示する仕組みになっている。つまり、「いいね!」を押したり『シェア』したりすると、『この人はこういうコンテンツ(または広告)を好ましいと思っているのだ』と判断して、表示頻度を増やす……というアルゴリズムこそ、Facebookらしい仕組みなのだ。

この仕組みを活用して、許容できる広告に『いいね!』を押し続ければ、広告枠を比較的好ましい広告が埋め尽くしてくれるようになるので、少なくとも見苦しい広告は表示されなくなる。

北風と太陽ではないが、『非表示にする』ボタンを押しまくるのではなく、許せる広告に『いいね!』を押す。それこそが、見たくない広告が表示されないようにするための唯一の方法なのだ。

というわけで、とりえあえず、エイ出版社や[FUNQ/flick!]の広告に『いいね!』を押していただけないだろうか?(笑)

(出典:『flick! digital (フリック!デジタル) 2019年7月号 Vol.93』

(村上タクタ)

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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